▼第9試合 初代J-GIRLSスーパーフライ級王座決定戦 2分5R・延長1R ※ヒジ打ちなし
〇YAYA(ウィラサクレック・フェアテックス幕張)
判定3-0 ※49-47×3
×魔由美(DRAGON GYM)
※YAYAが初代王座に就く。
YAYAは現在9勝1敗1分の戦績で、日本(3戦2勝1分)とタイ(7勝1敗)のリングで試合経験を積んできた。そんなYAYAと昨年10月21日に対戦し、判定1-1のドローとなっているのが魔由美。J-GIRLSで新設されるスーパーフライ級の初代王座をかけての再戦となった。
1R開始からYAYAは右ロー、右ミドル、右ストレートと一気に攻めていく。この手数の多さに押された真弓だが、終盤には左右ストレートと右ローで反撃開始。
2Rは真由美もパンチ&ローを出して前へ出るが、YAYAの右ロー、右ストレートのパワーが上回り、真由美の顔が腫れあがる。力強い右ローを蹴るYAYA。
3R、真由美はパンチをもらっても前へ出るが、YAYAは徹底した右ローを回り込みながら蹴る。さらには顔面前蹴りをクリーンヒット。それでも真由美は前へ出てパンチを出す。
4R、ガムシャラにパンチを打って前へ出る真由美に徹底して右ローを蹴るYAYA。両者の意地のぶつかり合いに場内は沸く。
5R、YAYAがパンチと右ローで攻め込むと、真由美もパンチの連打で押し返す。徹底して右ローを連打するYAYAに真由美も意地の連打を返して熱闘は終了。判定3-0でYAYAが新王座に就いた。
YAYAは蹴りすぎて腫れた右足を引きずりながら、「格闘技界に入ってまだ3年くらいで実力はまだまだですが、毎度足を運んでくれるお客様が力になります。30過ぎていますがまだまだ活躍したいと思います」と王者としての第一声をマイクで語った。
▼第12試合 J-NETWORKライトヘビー級(79.37kg)王座決定戦 3分5R・延長1R
森孝太郎(NETX STEP GYM)
ムハナド・アスラン(谷川道場)
メインイベントで行われることが決まっていたJ-NETWORKライトヘビー級王座決定戦は、ムハナド・アスラン(谷川道場)が負傷欠場。森孝太郎が暫定王座として認定された。
ベルトを巻いた森は「長崎は佐世保から来ました。今日は残念ながら試合をお見せすることができませんでしたが、今後もこのベルトにふさわしいトレーニングを積んでくるので皆さん応援よろしくお願いします」と挨拶した。
▼第8試合 68kg契約 3分3R
×番長兇侍(Hard worker/JAPAN KICKBOXING INNOVATION/INNOVATIONウェルター級王者)
TKO 2R 52秒 ※レフェリーストップ
〇馬木愛里(岡山ジム/JAPAN KICKBOXING INNOVATION/MuayThaiOpenウェルター級王者)
馬木は極真空手を経て16歳でプロデビューし、タイで勝利を収めて無敗のままルンピニースタジアム認定スーパーライト級7位にランクイン。スーパールーキーとして注目を集めたが、2017年9月に交通事故に遭い、大腿骨骨折の大怪我を負って2年半のブランクを余儀なくされた。
今年7月に『MuayThaiOpen』で復帰戦を行い、セーンケン・ポンムエタイジムを2RでKOしてMuayThaiOpenウエルター級王者となったばかりだ。
迎え撃つ番長は“全弾フルスイング”の異名を持つ強打者で、倒すか倒されるかを信条とする。今年5月、INNOVATIONウェルター級王座決定戦を制して、念願の王者となった。
1R、サウスポーの馬木は左ミドルと三日月蹴りを蹴り分け、右前蹴りでも徹底してボディを狙う。組むとヒザ蹴り。番長は組み際と離れ際にパンチを狙うが馬木はもらわない。
2Rも馬木は徹底してボディを蹴り、テンカオと組みヒザでもボディを攻め、組みヒザの連打から左ヒジ一閃。ダウンとカットを奪い、番長が立ち上がったところでドクターチェック。ストップがかかり馬木が変わらぬ強さを見せつけた。
試合後、番長は自身のSNSにて「実はもう1試合決まってるんですが、キックはお終いにしてやりたかったコスプレイヤーを本気でやってみたいです」と引退を表明した。