▼セミファイナル(第10試合)ミドル級(-70kg)3分3R延長1R
×モトヤスック(JKA/同級3位、WMOインターナショナルスーパーウェルター級王者)
判定0-3 ※28-29×3
〇髙木覚清(RIKIX/初代Bigbangミドル級王者)

モトヤスックは2020年1月大会で同門の政斗と初代王座決定戦を争いジャパンキック認定ウェルター級王座に就いた。強烈な右ストレートと左フックを武器に、2022年9月にはWMOインターナショナル・スーパーウェルター級王座も獲得。

2023年3月には初参戦のRISEで憂也を延長戦で破り、10月にはRISEでT-98にも勝利と連勝街道を驀進していたが、2024年4月の『RWS』でサジャド・ヴェナムムエタイにTKO負けで連勝はストップ。さらに7月のジェット・ペッマニー戦、10月のサモ・ペティ戦と3連敗中。
髙木は2019年9月のRISEで宮城寛克と引き分け、2020年11月の『スーパービッグバン2020』では第3代RISEミドル級王者・森田崇文から判定勝ちの金星を奪っている。2021年2月のNO KICK NO LIFEでは緑川創に挑むも判定負け。その後、岡山ジムからRIKIXに移籍して2024年3月にBigbangウェルター級王者の大輝に挑戦、判定勝ちを収めて新王者となり、12月にはK-1グループの山崎陽一をTKOに破り初防衛に成功した。

1R、モトヤスックが右ローを蹴っていき、髙木は左インローと右ロー。左フック、左アッパーのモトヤスックも髙木は左ボディ。モトヤスックが右ボディストレートを打てば、髙木も同じ技を返す。モトヤスックのジャブには髙木が左ミドル。

2Rもモトヤスックは強い右ローを中心に蹴っていく。髙木は前へ出て左ボディ。モトヤスックはロープを背負いながらも左フック、左ミドルを当てていく。ラスト10秒でモトヤスックがパンチをまとめ、左三日月もヒットさせて優勢を印象付けた。

3R、リング中央で左右フックとボディを打ち合う両者。そこから髙木が前へ出ていく。ムエタイの前足を払う崩しを見せる髙木はワンツーと崩しを混ぜて前へ出ていく。崩しでモトヤスックにマットに手を着かせる。髙木はその崩しから左ハイキック、これが見事に決まり、ダウンを奪う。

ラスト30秒。髙木は右アッパー、左ボディ。またも崩しを使う。パンチと崩しを混ぜる髙木。判定3-0で髙木が勝利し、笑顔で両手を広げる。

髙木は「次、サモ・ペティ選手しかいないですよね。今年中にお願いします。魅せる試合をするので」と、サモ・ペティ戦をアピールした。


