(C)Black Combat/Takahiro Komakine
2025年5月6日、韓国・インチョンのインスパイア・アリーナにて『Black Combat 14』(YouTube配信)が開催され、日本から駒杵嵩大(FIGHT BASE都立大)、竹中大地(パラエストラ和泉)が出場。ともに一本勝ちした。
▼Black Combatフライ級選手権試合 5分3R
〇駒杵嵩大(FIGHT BASE都立大)
[1R 4分16秒 肩固め]
×キム・ソンジェ(韓国)
佐藤将光がセコンドにつくFIGHT BASEの駒杵は、初代FightingNexusフライ級王者。2023年9月のDEEPでBLACK COMBATフライ級王者のキム・ソンウンに腕十字で一本勝ちすると、2024年1月に韓国でソンウンが持つBLACK COMBAT王座に挑戦。体重超過により王座剥奪のソンウンの蹴り上げ=ペダラーダによりTKO負けのNCで戴冠ならず。2024年12月、BLACK COMBATフライ級王座決定戦でユン・ホユンと対戦し、3Rに腕十字で一本勝ち同王座を獲得した。34歳。
今回の挑戦者・キム・ソンジェは、MMA9勝8敗1分の35歳。2017年からの戦績は4勝1敗で、黒星は山本聖悟と対戦したパク・ソンジュンにTKO負け。しかし次戦の2024年9月にキム・ソンウンに判定勝ちで王座挑戦権を得た。
1R、ともにオーソドックス構え。キム・ソンジェが右ローから。サウスポーにスイッチして左ミドルもガード上に蹴る。圧力をかけてケージを背負わせた駒杵がダブルレッグより少し高めに組んでケージに押し込み、左で差してボディロックから後方にテイクダウン。
すぐさまバックに回り、左足を差し入れ、片ヒザ立ちのソンジェの首に手をかける。両足はかけられていないソンジェはスイッチからシングルレッグ、アンクルピックへ。右手首のコントロールを外して左腕のギロチンチョークに切り替えた駒杵は、キム・ソンジェを絞めながら後方にスイープ。
ともに立ち上がり。その際でハーフネルソンで首を抱え、崩しながらダースチョークを狙う駒杵。ボディヒザをコツコツ突く。前転で逃れようとするソンジェに駒杵はアナコンダチョークを狙う駒杵。
ハーフで潜り、首を抜いて立ち上がったキム・ソンジェ。すぐに追う駒杵はケージに押し込み、ソンジェの向き直りに右ヒザ。ソンジェも左ヒジ、右ヒジを返す。さらに左右ヒザで突き放すが、中間距離のままで、そこにすぐに駒杵がダブルレッグテイクダウン。
サイドから左脇に頭を突っ込み、マウントから右サイドに出て、肩固めへ。ソンジェは自身の左ヒザを抱えたが、絞められるとヒザから手が離れ、タップした。
試合後、駒杵は「いろいろ打撃も混ぜながらやってきたいと思っていましたけど、組める距離に相手が来たので組んで、サブミッションを極めました」とマイク。
また、次の挑戦者候補のガブリエル・ロドリゲスについて問われると、「今日も試合をしていましたが、もうちょっと経験を積んだほうがいいのと、順番もあるんで。あと1試合、1位か2位くらいの選手に勝てば、やってあげてもいいかなと思います」とコメントすると、ケージインしたロドリゲスにも「もうちょっと頑張って。強い相手を倒してください」と伝えた。
「今後ももっと防衛していって、こんなに大きな会場でやらせてもらっているので、もっと強い相手とやらせてもらえたら、もっとお客さんも楽しめると思うので。楽しみにしていてください」と語った。











