2025年8月2日(土)東京・大田区総合体育館『RISE WORLD SERIES 2025』の記者会見が、5月28日(水)都内にて行われた。

これまでK-1で活躍してきた玖村将史(999)の参戦が決定。RISE世界バンタム級タイトルマッチ3分5R無制限延長Rで王者・志朗(BeWELLキックボクシングジム)に挑戦する。
志朗はジュニアキックを経て2009年8月にタイでプロデビュー、翌年1月に国内でプロデビューを果たした。2016年1月にはISKAムエタイ世界バンタム級王座を獲得して2度の防衛に成功。2018年11月からはRISEに参戦し、那須川天心とは2度対戦。2023年3月にディーゼルレックをハイキックでKOし、RISE世界バンタム級王座に就いた。
「RISE WORLD SERIES 2023 -54kg Tournament」ではクマンドーイに敗れ準優勝。2024年3月は田丸辰の挑戦を受けて世界王座の初防衛戦に臨んだが、偶発的なバッティングで無効試合となった。9月に田丸との再戦を判定勝ちで制し、拳の手術を経て2025年3月に復帰戦でユン・ドクジェに判定勝ち。戦績は33勝(13KO)6敗4分1無効試合(タイの試合は除く)。
玖村は2020年3月に当時プロ無敗だった金子晃大に初黒星をつけた。2022年2月、第3代K-1スーパー・バンタム級王座決定トーナメント決勝で金子と激しい打ち合いを繰り広げるも判定負け。6月の『THE MATCH 2022』ではRISEの志朗からダウンを奪う判定勝利。2023年3月にRISEの鈴木真彦からも勝利し、RISEの2強を撃破。
9月、満を持して金子の持つK-1スーパー・バンタム級王座に挑戦した試合は大きな注目を集めたが延長で判定負け。2024年の「K-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント」では、9月の準決勝で大久保琉唯に惜敗した。2025年5月、K-1との契約満了を発表。戦績は24勝(12KO)7敗。
契約の満了を知らせた玖村のポストに、志朗は「負けたままでは終われないので3年振りに、RISEで待ってます」とリポスト。玖村は「志朗選手、対戦表明ありがとう。でも俺が勝負がついた相手とやる意味はあるのか?」と返答。これに志朗は「玖村選手、それならRISEの許可も何も取っていませんが、僕が持っているRISEの世界タイトルをかけてやりましょう」と、ベルトを懸けてやろうと提案していた。



