2025年4月30日付で、第5代K-1 WORLD GPフェザー級王者の軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス)と第6代Krushスーパー・バンタム級王者の玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス)が、K-1との契約が円満に満了となったことが発表された。
軍司はK-1アマチュア優勝を経て2015年2月にプロデビュー。2016年にK-1甲子園優勝を果たし、2017年9月にはKrushバンタム級王座を獲得(第2代)。2021年12月に椿原龍矢の持つK-1 WORLD GPフェザー級王座に挑戦し、第5代王座に就いた。2022年8月の「K-1 WORLD GP 2022 K-1フェザー級世界最強決定トーナメント」で優勝。2023年3月にはムエタイのトップ選手ヴューを判定に破り、初防衛に成功した。
2025年3月にRISEフェザー級王者・門口佳佑に延長戦の末に判定勝ちで13連勝を達成。しかし、9月の2度目の防衛戦で寺田匠に延長戦で判定負け、K-1王座を失った。10月には「JAPAN MARTIAL ARTS EXPO」にてクリスチャン・ボグダンを大差の判定で破り、ISKAオリエンタルルール・インターコンチネンタル・スーパーフェザー級王座を獲得している。戦績は26勝(6KO)6敗1分。
玖村は2020年3月に当時プロ無敗だった金子晃大に初黒星をつけた。2022年2月、第3代K-1スーパー・バンタム級王座決定トーナメント決勝で金子と激しい打ち合いを繰り広げるも判定負け。6月の『THE MATCH 2022』ではRISEの志朗からダウンを奪う判定勝利。2023年3月にRISEの鈴木真彦から勝利し、RISEの2強を撃破。
9月、満を持して金子の持つK-1スーパー・バンタム級王座に挑戦した試合は大きな注目を集めたが延長で判定負け。2024年の「K-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント」では、9月の準決勝で大久保琉唯に惜敗した。戦績は24勝(12KO)7敗。
K-1からの契約満了発表後、2人は自身のSNSを更新。玖村は「2025年4月30日をもちまして、K-1との契約が全て満了となりました。K-1は自分にとってたくさんの思い入れがあり、大切な団体だと心から思っています。今は一度K-1を離れ、自分の強さを追求し、今後は自分が求める戦場で試合をしていきたいと思います。玖村将史の第2章をご期待ください」、軍司は「4月30日付けでK-1との試合出場に関する契約が終了しました。ここまで育ててもらって感謝しています。これからは新たなステージに挑戦していきます。次の試合の発表、楽しみに待っていてください」「ちなみにジムとの契約がまだ残っているので、まだ自由ではないけど、一つの区切りとして」と、それぞれ投稿している。
4月17日にはK-1 WORLD GPライト級王者・与座優貴(team VASILEUS)が王座を返上、契約も満了になったことを発表し、22日にONE Championshipとの契約を発表したばかり。軍司と玖村はどのような道を歩むのか。