ジャパンキック王者となってからの10戦は9試合が勝っても負けてもKO決着という激闘派の睦雅(C)ONE Championship
2025年5月30日(金)タイ・ルンピニースタジアム『ONE Friday Fights 110』(U-NEXT配信)に、今週は日本人選手2名が出場する。
第3試合のストロー級キックボクシング3分3Rで、川野龍輝(KNOCK OUT クロスポイント吉祥寺)がフー・イエ(中国)と対戦。

川野はKNOCK OUTを主戦場とするホープで、KNOCK OUTアマチュア4階級王者、K-1アマチュアAクラス優勝、KROSS×OVER Aクラス優勝、NJKF2階級王者、Stand up Aクラス優勝とアマチュアで数々の実績を残して2023年12月にプロデビュー。3戦目で蒔・センチャイジムに初黒星を喫したが、その後は3連続KO勝ち(1RでKOが2回、2RでKOが1回)をマークするなど連戦連勝。2025年2月のONE初参戦でもワン・ユハンから勝利を収めた。
しかし、4月の『KROSS×OVER.30』で体重超過、減点2からのスタートとなり、彪羽に判定負け。戦績を6勝(4KO)2敗とした。対戦相手のイエは今回がONE初参戦、12勝1敗の好戦績を持つ。
第4試合のキャッチウェイト(-62.6kg)ムエタイ3分3Rでは、睦雅(ビクトリージム)がスーパー・ヤイ・チャン(ミャンマー)と対戦。

【写真】前回のONEでの試合はダブルノックダウンで立ち上がることが出来ず、ONE初黒星
睦雅こと瀬戸睦雅は2023年3月にジャパンキックボクシング協会のライト級王者に。2024年3月のジャパンキックでパランラックにKO勝ち後、5月の『ONE Friday Fights 61』でONE初参戦。カビラン・ジェレバンを2R 左フックからの右フック4連打でKO。初陣を飾っている。7月にはホームのジャパンキックでケンクーンに判定勝ち、WMOインターナショナル・スーパーライト級王座を手にすると、9月のONEでアルベウ・コヘイア・ダ・シウバを左フックでKOしてONEで2連続KO勝ち。
11連勝で勢いに乗っていたが、2025年1月の『ONE Friday Fights 95』でエー・ミウから1Rに2度のダウンを奪うも、2R開始早々にダブルノックダウンから立ち上がれず、逆転KO負けとなった。3月にホームのジャパンキックでポムロップを左フックで初回KOして再起。戦績は20勝(13KO)5敗2分。ONEの日本公式HPでは3試合ともKO決着のため、フィニッシュ率は100%となっている。

【写真】チャン(左)はサンガルティット(右)に敗れるも強気に打ち合い、判定までもつれた
チャンは2024年8月からONEに参戦、これまで1勝(1KO)2敗の戦績。前戦は2025年3月、ロッタンの義理の弟であるWBAアジア・スーパーライト級王者サンガルティット(セーンアティット)・ルークサイコーンディン(タイ)のONEデビュー戦の相手となったが、判定で敗れている。
約4カぶりのONEで4戦目を迎える睦雅は「スーパーヤイチャン選手と熱い戦いになるな。まじで楽しみ! 早く戦いたい。このやるかやられるかの精神状態は本当にワクワクする。やってやる。オープンフィンガーで立技のみで殴り合うなんてKOしかないでしょう」と、今回もKO決着にすると自身のSNSに綴っている。



