MAROOMS presents KNOCK OUT 2025 vol.32025年5月18日(日)東京・後楽園ホール※U-NEXTにてLIVE配信
▼メインイベント(第10試合)KNOCK OUT-BLACKライト級タイトルマッチ 3分3R延長1R×大谷翔司(スクランブル渋谷/王者)判定0-3 ※29-30×2、28-30○大沢文也(ザウルスプロモーション/挑戦者)※大沢が新王座に就く。大谷は初防衛に失敗。
大谷は陸上自衛隊徒手格闘部隊出身。2016年にデビューし、2020年8月にJAPAN KICKBOXING INNOVATIONライト級王座に就いた。2023年6月はKrushに乗り込んで児玉兼慎から判定勝ちしたが、9月のKNOCK OUT-BLACKライト級王座決定戦で久井大夢に敗れた。12月には再びKrushで大沢文也に延長戦の末に勝利、2024年12月、セーンダオレックとの再戦でTKO勝ちし、第3代KNOCK OUT-BLACKライト級王座に就いた。2024年2月にはリード・ミラーをKO。戦績は23勝(14KO)10敗3分。
大沢は小学生の時から始めたボクシングで優れたテクニックを持つベテラン選手。2018年12月の「K-1ライト級世界最強決定トーナメント」で準優勝。2022年4月に瓦田脩二を破り、第7代Krushライト級王座に就くも2023年6月の初防衛戦で里見柚己との再戦に敗れ、王座を失った。2024年12月、KNOCK OUT初参戦を果たすとUNLIMITEDルールでバズーカ巧樹に判定勝ち。戦績は32勝(3KO)21敗3分1無効試合。 両者は2023年12月のKrushで対戦し、大谷が延長戦の末に判定勝ちを収めているが、大沢は判定に納得せず、KNOCK OUTの1月大会でもリングに上がって大谷に再戦を迫っていた。
1R、ジャブを出して前に出る大谷に大沢もジャブを出して回り込む。大谷は接近すると左ボディ、右フック。大沢は右フックを返して左ミドル。大沢は大谷が攻めてくるのを待って左ローを蹴る。大沢は手数は少なめだが、大谷の攻めを待って左ボディやローのリターンをしていった。
2R、大谷は左フック、右ストレート、ジャブ、右カーフと攻撃を出すが、のらりくらりと動く大沢は左ローを返す。大谷が入ってくると右インロー。かと思えばいきなり前へ出て左ボディから左ローを蹴る大沢。大谷は前へ出て左ボディ。大谷の攻撃に必ずローや左ボディをリターンする大沢。攻防が大沢で終わる形だ。大谷は右ボディストレート。ここまで静かな攻防が続く。
3R、前に出ようとする大谷に大沢が左ローを蹴ると大谷はバランスを崩す。前に出て右ボディストレートを打つ大谷。大沢は左ボディから右ロー、大谷は必殺の右ストレートを打つが、大沢がかわしていく。大沢は左ボディから右フック、左右のボディ。大谷は右ヒザ蹴りを出して踏み込むが、大沢は離れる。飛び込んでの左ボディを当てる大沢。大谷も左ボディを当てるが、右ストレートがなかなか当たらない。詰められない大谷は、拍子木が鳴るとゴングと勘違いして両手を上げる。すぐに再開してゴング。
判定は3-0で大谷に全くペースをつかませなかった大沢が勝利。大谷にリベンジを果たし、KNOCK OUTの王座に就いた。ガックリと肩を落とす大谷。
【写真】ラウンドガールに勝敗を予想されるのが大嫌いな大沢、KNOCK OUTガールズとの因縁はまだ続きそう 大沢はマイクを持つと「ちょっと気持ちよく終わりたいので最初に毒舌吐きます。俺の(勝利を)予想しなかったクソラウンドガール、てめえらこの野郎、俺の予想しろ、バカ! アンジーお前もだぞ」とラウンドガールを睨みつけ、放送席にいたアンジーひよりにも毒づく。
続けて「いろいろありまして、今までの試合の中でも一番くらいぴりぴりしていてめっちゃ仲のいい先輩とも喧嘩しちゃって。仲直りしたけれど。こういうことはリングでは言いたくなかったんですけれど、今日だけ言わせてください。自分のお父さんが(ガンの)ステージ4で。12月のKNOCK OUTの時の試合が最後かなと覚悟していたんですが、あの試合に勝ってお父さんのガンが小さくなったんですよ。
こういう試合とか、いい試合ではなかったかもしれないですけれど、多少なりとも一人でも二人でも力になれれば凄い嬉しいです。今回は自分のためだけに戦いました。でも、いつも応援してくれている皆さん、本当にありがとうございます。僕は本当にみんなに感謝しています。ありがとうございます」と、自分の勝利がもたらした奇跡を明かし、ファンへお礼を述べた。
最後には「KNOCK OUTのベルト似合ってますか? それと僕はカーフキック蹴られて痛いんですけれどダメージないので6月、代々木で僕のUNLIMITEDルール見たくないですか? 見たいですよね。(相手は)誰かは分からない。でも僕、UNLIMITEDルール出られるんで6月呼んでください。人呼びます。集客は任せてください。KNOCK OUT最高っ!」と、6月の代々木大会でUNLIMITEDルールの試合に参戦したいとアピールした。
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▼セミファイナル(第9試合)KNOCK OUT-REDスーパーウェルター級タイトルマッチ 3分3R延長1R×クンタップ・チャロンチャイ(タイ/TEAM KUNTAP/王者)判定0-2 ※29-29、28-29×2○津崎善郎(LAILAPS東京北星ジム/挑戦者)※津崎が新王座に就く。 クンタップはルンピニースタジアムで2位、ラジャダムナンスタジアムで3位(ウェルター級)まで上り詰めた実力者で、その後は日本で活躍。WMC世界ウェルター級王座、M-1スーパーウェルター級王座、WMAF世界スーパーウェルター級王座を獲得し、新田明臣、白須康仁、石毛慎也など国内トップ選手と数多く対戦。2004年にはアンディ・サワーと対戦したほか、MMAにも挑戦して2005年に矢野卓見、2012年に星野大介と戦っている。 44歳となった今も現役で、2022年10月にはKNOCK OUTで中島弘貴に勝利、12月には王座決定戦で津崎善郎を破りKNOCK OUT-REDスーパーウェルター級王座に就いた。2023年3月、木村“フィリップ”ミノルにKOで敗れたが、木村の禁止薬物使用で無効試合となっている。2024年12月、暫定王者の津崎と王座統一戦を行い判定勝ち。戦績は74勝(21KO)19敗9分1無効試合。 津崎は現ラジャダムナンスタジアム認定ミドル級王者・石毛慎也を師に持ち、2020年9月の新日本キックで同団体のウェルター級王者リカルド・ブラボと引き分けている。2020年12月のREBELSでは渡慶次幸平に判定勝ち。2022年12月にはクンタップと第2代KNOCK OUT-REDスーパーウェルター級王座決定戦を争ったが判定で敗れた。2024年2月、MASATO BRAVELYとKNOCK OUT-REDスーパーウェルター級暫定王座決定戦を争い、判定勝ちで暫定王座に就いたが12月の統一戦でクンタップに敗れた。
1R、じりじりと前に出る津崎は右ローから右ストレート、サウスポーのクンタップは右ローを返す。津崎が出てくるところに左ミドルを蹴るクンタップ。左右フックに一度下がった津崎だが、再び前に出て行く。津崎の右ストレートにクンタップは左ストレートで前に出る。クンタックが蹴ってくるとジャブを合わせに行く津崎はすぐに右ローも蹴る。
2R、クンタップの左ミドルにワンツーを合わせる津崎。クンタップは“打ってこい”と挑発。ロープを背にして津崎を迎え撃ち、左ミドルを蹴る。津崎はジャブ、右ストレートを単発で当てていくが、クンタップも前に出て打ち返して譲らない。津崎の4連打に右フックを返すクンタップだが、津崎は右ヒジ。前に出るクンタップに津崎が右フック、ジャブを当てる。
3R、前に出てくるクンタップに津崎が右ストレート、ロープを背負わず回り込む津崎は右ミドル。クンタップの左ストレートをもらった津崎だが、クンタップが組み付いて崩しに来るとしっかり対応する。終盤になるとクンタップが組み付きを多用。ボディロックから津崎を倒す。津崎がワンツーをヒットさせるとクンタップは組み付いてのヒザ。組んだ状態でヒザを蹴り合う両者。
またしても接戦となった両者の3度目の戦いは、判定2-0で津崎が勝利。クンタップから初の白星を奪った。
津崎はマイクを持つと「今回のクンタップ選手と3回目のタイトルマッチだったんですけれど、お互いにキャラにもなくちょっとバチバチになってしまって。昨日の会見の時もBreakingDownじゃないですけれど激しく煽ってきて。僕も内心穏やかではなかったんですけれど、これは裏話で、今日リングチェックしている時にクンタップ選手が僕のところに来てくれて『昨日はごめんね』とひと言あって」と明かす。
「やっぱり尊敬できる偉大なチャンピオンだなと思いました。今も僕なりにすっきり戦えたつもりです。やっぱり強いです。3回戦ってくれたんですけれど、クンタップ選手がいてくれたから僕もここまで成長できたのかなと思います。ありがとうございました。今KNOCK OUTがノリに乗って盛り上がっています。軽量級の選手に華があってそちらに注目がいきがちなんですけれど、大きい階級のヒジありも面白いんだぞって僕がチャンピオンとしてこれから見せていければと思います」と語った。
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▼第8試合 KNOCK OUT-BLACKスーパーウェルター級暫定王座決定戦 3分3R延長1R×中島弘貴(NEXT LEVEL 渋谷)判定0-3 ※27-29×2、28-29○漁鬼(SHINE沖縄)※漁鬼が暫定王座に就く。 中島は無敗のまま「Krush 70kg Tournament 2009」で優勝。2010年3月には「K-1 WORLD MAX 2010 ~-70kkg日本トーナメント」で準優勝。2012年にはIT'S SHOWTIMEの日本王座として制定されたSTJ 70kg MAXの初代王者にも輝いている。2015年4月には第3代Krushスーパー・ウェルター級王座を獲得。2021年5月よりKNOCK OUT初参戦を果たすと5連勝(4KO)を飾ったが、2022年10月のクンタップ戦で判定に敗れ連勝がストップした。2024年12月、蛇鬼将矢と激闘の末に勝利。戦績は32勝(19KO)18敗。 漁鬼は沖縄のアグレッシブファイターで、TENKAICHIウェルター級王者、BEAST同級王者。2022年7月、KNOCK OUTに初参戦すると中島弘貴に延長戦でTKO負けも接戦を演じ、20244年2月には渡部太基に勝利。6月のエミール・アラゾフ戦では判定負けした。10月のKNOCK OUT-BLACK ウェルター級王座決定トーナメント準決勝では中島玲に判定負けも1Rにダウンを奪った。2025年2月、西川康平を初回でKO。戦績は8勝(3KO)6敗1分。
1R、漁鬼は右カーフから右ボディストレート、さらに右カーフ。中島が近付こうとすると前蹴りで突き放し、右ローを蹴る。中島はジャブ、漁鬼はすかさず右カーフを返す。漁鬼の左ボディ、中島は右フック。ガードを固める中島に漁鬼は右カーフを蹴っていくが、中島も右ローから右フック。後ろに下がって回り込みながら、一定の距離を保つ中島だが、漁鬼が攻めたラウンドに。
2R、中島が右カーフからの右フック、さらに左ボディと手を出し始める。中島の右ローが決まるが、漁鬼は左ミドルを蹴り返し距離を詰めてのパンチ。漁鬼はこのラウンドも右カーフを蹴っていく。中島が右ストレートを当てると漁鬼は思い切った左右フックを振る。漁鬼の右ストレートをもらった中島はハイキックで前へ出るも、すぐに漁鬼がパンチで前へ出る。中島は左ハイで大きく下がった漁鬼が、ロープにバウンドして戻ってくるとそこへ右フック。漁鬼が倒れたがこれはスリップ判定。
3Rは両者序盤から打ち合い右ストレートが交錯する。中島は右カーフ、左ボディ、左インカーフ。漁鬼が大きいフックを繰り出すと中島は右ストレートで迎え撃つ。漁鬼が右アッパーからの左ストレート。残り30秒、漁鬼が右ハイから右フックを連打、これで中島がダウンを喫する。残り時間もパンチで前に出ていった漁鬼。
判定は3-0でダウンを奪った漁鬼が中島にリベンジを果たした。漁鬼はマイクを持つと「これで多分日本で一番強い海人選手と仮で試合が決まったので、自分がジャイアントキリングを起こします。僕、ウェルター級なんですけれど、来月、中島玲とユリアンが試合をするらしいので、勝った人とぜひやらせてください。これからもKNOCK OUTを盛り上げます」と、正規王者・海人との対戦、そして6月22日(日) 東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される『THE KNOCK OUT 2025』にてKNOCK OUT-BLACKウェルター級タイトルマッチで対戦する中島玲vs.ユリアン・ポズドニアコフの勝者との対戦アピールを行った。
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▼第7試合 KNOCK OUT-BLACKライト級 3分3R延長1R○バズーカ巧樹(菅原道場)KO 1R 2分20秒 ※レフェリーストップ×武内晴信(TEAM PREPARED)
バズーカは2020年8月にKNOCK OUT-BLACKライト級王座を奪取。2021年10月にはWMAF世界スーパーライト級王座決定戦で勝利し、2023年9月にはKNOCK OUT-REDスーパーライト級王者となって二階級制覇・三冠王を達成した。2024年3月の『ONE Friday Fights 54』ではノンタキットに判定負け、6月に中島玲にTKO負け、12月はUNLIMITEDルールで大沢文也に判定負けと連敗中。戦績は29勝(11KO)13敗3分。
武内は福岡県在住のキックボクサーで7勝(5KO)1敗。3月8日に行われた『KNOCK OUT REBELS SERIES.1』にて、岡田彬宏を1Rに右ストレートでKOしてインパクトを残し、今回バズーカ戦に大抜擢された。 パンチでアグレッシブに攻める武内だが、バズーカがハイキック空振りからのバックハンドブローをさく裂させてダウンを奪う。武内は意識が飛んだようだったが試合は続行。バズーカが右ストレートを当てたところでレフェリーが試合続行不可能とみてストップした。
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▼第6試合 KNOCK OUT-UNLIMITEDスーパーウェルター級 3分3R延長1R○高橋幸光(飯伏プロレス研究所)KO 1R2分21秒 ※パウンド×川村英樹(リバーサルジム久喜wings)
プロレスラーとしても活動する高橋が、究極打撃格闘技ルールのUNLIMITEDでラウェイにも挑戦した川村と対戦。
高橋はテコンドーとムエタイを融合させた独特なスタイルでこれまでにJ-NETWORK、MA日本キックの2本のベルトを獲得、さらに2021年9月のBOMではKJヒロシを下してWMC日本スーパーライト級王座を奪取。そして同年12月には水落洋祐を4RKOで下してBOMウェルター級王者に輝いた。2023年にはRWSの世界トーナメントに出場している。2024年3月にはプロレスラーとしてもデビューした。10月のKNOCK OUTではMASATO BRAVELYに判定負けも、2025年3月のKNOCK OUTで松下大紀をKOした。戦績は41勝(13KO)24敗5分1無効試合。
川村は陸上競技、ボクシング、キックボクシング、ボディビルを経験し、ラウェイにも挑戦したことがある。 高橋の右前蹴りからの右フックに転倒した川村に、高橋がすかさずヒジと鉄槌の連打。川村は防戦一方となり、レフェリーがストップ。高橋のKO勝ちとなった。
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▼第5試合 KNOCK OUT-REDフライ級 3分3R延長1R○渡部 蕾(KNOCK OUT クロスポイント大泉)KO 2R 1分22秒 ※左縦ヒジ×エイル・ルーククロンタン(HIDE GYM)
アマチュア時代に対戦している両者。その時はエイルが勝利したが、この日はサウスポーの渡部が左ストレートから、前進しての左縦ヒジ連打でKO勝ちした。
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▼第4試合 KNOCK OUT-REDライト級 3分3R延長1R○小林 司(Sports 24/スックワンキントーン ライト級王者)TKO 1R 1分45秒 ※ドクターストップ×力也(WSRフェアテックス湖北)
小林は2021年7月にプロデビューし、2023年10月にスックワンキントーン認定ライト級王座に就いた。2024年6月にはNJKFで山浦俊一から勝利、9月にはMOMOTAROの挑戦を受けて初防衛に成功した。11月のタナナット戦では判定で敗れている。
力也はKNOCK OUTを主戦場とし、 KNOCK OUTでは新田宗一朗、カミシロ、 庄司啓馬、TAKUYAに4連勝で負け無し。戦績は7勝(3KO)1敗。 右の縦ヒジでカットに成功した小林がTKO勝ち。
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▼第3試合 KNOCK OUT-BLACK女子アトム級 3分3R延長1R×Nao(AXGYM)KO 3R ※右ハイキック○Kiho(KNOCK OUT GYM 調布)
初参戦となるNaoは2023年3月のNJKFミネルヴァでプロデビューし、Marinaに勝利。6月のNJKFでは元ラウンドガールのAZUを左ヒザ蹴りで2R KO、8月の『GLEAT VER.MEGA』両国国技館大会では女子プロレスラーの福田茉耶も3R TKOに降し、無敗のまま5戦目で王座まで一気に駆け上がった。
2024年6月のフランス遠征で初黒星を喫したが、12月に紗依茄を初回KOに葬り王座防衛に成功、今年3月にはWMC日本女子ピン級王者MIREYに判定勝ちするなど国内では無敗。身体能力に優れ、右ストレートと蹴り技、特にヒザ蹴りは鋭くスピードもある女子注目の選手。 Kihoはアマチュアで20戦以上を経験。2020年12月の『KROSS×OVER』でプロ初のKO勝ちを飾ると、2021年2月からKrushに参戦したが5敗4分で白星をあげることが出来なかった。ジムを移籍して心機一転、2024年4月KNOCK OUTのリングで再出発するとKAIに判定勝ちで連敗脱出。左膝前十字靭帯断裂からの再建手術を経て12月に復帰し、MMAファイターでもあるMIYUから勝利し、今年2月には菊地美乃里にも勝利と3連勝。戦績は6勝(1KO)6敗4分。
1R、右ストレート、左前蹴り、を出しながら前へ出るNaoは組むとKihoの顔を押す。ワンツー、右ストレート、右ローとどんどん前へ出て当てていくNao。
2RもNaoは出してから入ると組んでのヒザ。Kihoはなかなか自分の攻撃を出すことが出来ないが、右ミドルと左フックを繰り出す。
3RもNaoのペースで試合は進み、このままNaoの判定勝ちかと思われたが、Naoが右ストレートを出そうとして前に出てきたところへKihoが電光石火の右ハイキック。Naoが前へバッタリと倒れ、Kihoの逆転KO勝ちとなった。
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▼第2試合 KNOCK OUT-BLACKフェザー級 3分3R・延長1R○雅治(レンジャージム)判定3-0 ※30-28、30-27×2×森本直哉(フリー)
1Rから森本が前に出てパンチを繰り出していくが、雅治がワンツーで迎え撃つ。2Rにはジャブ、ワンツー、右ローと回り込みながら上手く当てて行く雅治。飛びヒザ、パンチのまとめ打ちからヒザにつなげる雅治が優勢に。
3Rも前に出る森本をワンツーで迎え撃つ雅治。左ボディの雅治には森本が右フック。ヒザを多用する雅治は飛びヒザをボディに放つ。
最後まで攻める姿勢を見せた森本だったが、的確な攻撃を入れた雅治が判定勝ちを収めた。これで雅治は4連敗から脱出。
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▼第1試合 KNOCK OUT-BLACK女子 -45.0kg契約 3分3R○森川侑凜(J-KRANG)判定3-0 ※30-27×2、30-28×BONNIE(MSJ KICK BOXING GYM)
1R序盤から森川がワンツーの連打でアグレッシブに前に出る。BONNIEもこれに応じて左右フックをブンブンと振り回して前に出るため打ち合いに。
2Rも同様に森川のワンツーとBONNIEの左右スイングフックの戦いとなるが、ヒットを奪うのは直線の森川だ。BONNIEは左ミドルも蹴る。前に出て右を当てに行く森川は手数が出るが、BONNIEは薙ぎ払うような左右フック。
3Rは両者蹴りを使う。森川は右ロー、BONNIEは左ミドル。森川はワンツーをヒットさせ、BONNIEは左右フックを振り回して前へ出る。森川の距離をとったワンツー、前蹴り、ジャブがしっかりBONNIEを捕らえるが、BONNIEは全く下がらずフックを振り回して前へ出続ける。そこへ森川がワンツーを連続ヒットさせレフェリーはスタンディングダウンを宣告。
すでにフラフラのBONNIEだが、それでも左右フックを振り回して前に出て打ち合う。森川はそこへワンツー、ジャブ。両者最後まで打ち合った。
判定は3-0で森川が勝利。復帰戦を勝利で飾った。