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【修斗】青井太一が石原夜叉坊を初回KO! シモン スズキが体重超過のフェイジエフに一本勝ち、堀内佑馬がライダーHIROに判定勝ちで2年7カ月ぶり再起、erikaが村上彩に判定勝ちでリーグ好発進

2025/05/18 17:05
 2025年5月18日(日)プロ修斗公式戦『PROFESSIONAL SHOOTO 2025 Vol.3』ニューピアホール大会(ABEMA配信)の第2部(17:30~)が開催された(昼の第1部 試合リポート)。  第4試合後、ケージの中で関口祐冬にフライ級正規王者のベルトが渡された。関口は「誰も望んでない形でのチャンピオン誕生になりますが、ここから正規王者としてしっかり強さを見せていきたいと思います。ちょっと自分の中で思っていることがあって、RIZINフライ級が今盛り上がっているんで、もし良かったらオファーしてください。坂本(一弘)代表、自分の背中を押してくれたらありがたいです」と今夏、フライ級GPが予定されているRIZINフライ級戦線に出陣を表明。  また、6月14日新宿FACE大会での宝珠山桃花vs.高田暖妃、7月21日後楽園ホール大会での「女子ストロー級タイトルマッチ」藤野恵実vs.パク・ボヒョンが大会中に急遽決まったカードとしてアナウンスされた。  中継の解説として来場していた藤野がケージインし、「解説中に急に試合が決まってびっくりしているんですけど、ずっとパク選手と試合をしたいと思っていましたし、渡辺選手・ソルト選手に打ち勝っているので、どっちが打ち勝つか、しっかりやりたいと思います」と意気込みを語った。 [nextpage] プロ修斗公式戦『PROFESSIONAL SHOOTO 2025 Vol.4』速報 ▼メインイベント 第6試合 フェザー級 5分3R〇青井太一(同級世界2位/心技舘)65.7kg[1R 2分07秒 KO] ※右フック×石原夜叉坊(同級世界10位/TeamAlpha male Japan)65.4kg  修斗でキャリアを歩み始めた夜叉坊は、2015年に行われた『Road to UFC: Japan』でUFCとの契約を勝ち取ると活動拠点を米国に移し、北米の様々な団体で活躍。  2024年12月にGORILLA HALL OSAKAで行われたプロ修斗2024最終戦で、10年7カ月振りに地元大阪に凱旋。3連勝中で波に乗るフェザー級のホープ轟轟(総合格闘技道場コブラ会)に対し、米国で2連敗中だった夜叉坊は、ジャイアントキリングを狙う轟に対して1R、カウンターの左を当ててダウンを奪い、パウンド1発。圧巻の50秒、KO勝利で苦戦を予想する声すらも己の拳で沈めてみせた。33歳。  そんな夜叉坊が華麗なる復活を遂げた同じ日に運命を変える勝利を手にしたのが青井太一(同級世界2位/心技舘)だ。  青井は2020年のプロデビューから勝ったり負けたりを繰り返してきたが“フェザー級の門番”と言われている上位ランカーの山本健斗デリカットを42秒の秒殺KO。  この勝利でフェザー級ランキングを一気に駆け上がり、上原平(リバーサルジム横浜グランドスラム)が保持する環太平洋王座への挑戦権を獲得した。  試合は一進一退の激しい攻防を繰り広げたが1-2のスプリットデシジョンで惜敗。タイトル奪取とはならなかったが青井がこの半年で急成長したのは間違いない。4月には弟の青井心二が波平コングに1R 跳びヒザでKO勝ちしたばかり。  そんな時に舞い込んだ夜叉坊とのビッグマッチに、青井は迷うことなく即答で快諾。夜叉坊にとってニューピアホールは2021年の開幕戦で祖根寿麻に破れた場所だが、この漢に鬼門など当てはまらないだろう。夜叉坊の“REVIVAL”を祝福する事になるのか? それとも24歳の青井の拳がそれをぶち壊すのか。  昨年から激しさを増すフェザー級戦線に夜叉坊が加わることで注目度が俄然アップ。14勝中11KOの夜叉坊に、青井も6勝4KOと、高KO率を誇る二人の、KO決着必至のマッチアップに注目だ。 青井 前回3月試合したばかりで、また呼んでいただいてありがとうございます。オオトリということで、自分のできることをやって、しっかり楽しんで勝ちたいと思います。押忍、以上です。 石原 せっかく東京に呼んでもらったので、東京を楽しんで帰りたいと思います。よろしくお願いします。  1R、オーソの青井に石原はサウスポー。左ミドルを入れた石原。再び左ミドルを入れて間合いを詰めた石原がヒザを入れたが、ローブローになりタイムストップ。  再開。間合いを詰めてまた左ミドルを入れる石原。青井はインローを蹴る。石原ワンツー。さらに左ボディ。詰めてきた石原だが右前手を出したところに、青井は左フックを打ち抜きダウン!  青井が鉄槌連打。石原は右脇を差して中腰でいったん止めてから立ち上がるが、その際で左で差し上げて崩した青井が右フックをヒットさせて、夜叉坊が大の字になってマットにダウン。青井のパウンド1発にすぐにレフェリーが間に入った。  1R2分7秒、青井KO勝ち。  青井はマイクで「今大会、修斗いろいろあったんですけど、いい感じで締められたんじゃないでしょうか。夜叉坊選手を期待して見てくれた方もいると思うんですけど、夜叉坊、夜叉坊うるさいですよ。なんか言うことがまとまらないですね。これからも頑張ります!来週の修斗もよろしくお願いします」と喜びにあふれるマイク。  大会MVPも受賞した青井は「4月の沖縄大会で弟(青井心ニ)がMVPを取ったので、自分も続けて嬉しいです」とコメントした。 [nextpage] ▼第5試合 フライ級(56.7kg)→57.3kg契約 5分3R〇シモン スズキ(和術慧舟會HEARTS)2024年同級新人王 56.3kg[1R 3分33秒 リアネイキドチョーク]×フィルダウス・フェイジエフ(ウズベキスタン)※57.6kg 体重超過→57.3kg  シモンは、2023年11月の江口諒戦で判定ドローでデビュー。2024年7月に岡田嵐士に判定負けも、11月に中池武寛を1R TKOで破ると、2025年1月に山本壮馬を判定で下している。  シモンと対戦予定だった杉本静弥(THE BLACKBELT JAPAN)が大阪大会へスライド。  新たな対戦相手はウズベキスタン共和国から来日するフィルダウス・フェイジエフに決定した。フェイジエフは6歳からコンバットサンボを始め、2023年には首都タシュケストで行われた大会で優勝。その後MMAに転身しサマルカンドで開催された中央アジア大会で優勝。判定勝利など考えないアグレッシブなファイトスタイルでKOの山を築き、MMA転向後5戦5勝5KOのパーフェクトレコードを持って待望の修斗参戦を果たす。  タフファイトとなればシモンも得意とするところだが、対戦相手が変更となったことが吉と出るか? 凶と出るか? 新人王となり大きな成長を果たしたシモンスズキとコンバットサンボのフィルダウス・フェイジエフの国際戦(※フェイジエフが体重超過でキャッチウェイト戦に)。 スズキ 相手の情報とかあんまり分かんないですけど、ウズベキスタンで5試合して5KOをしてるんで、打撃ができる人で打ち合ってくれるかなと思うんで。今回僕もしっかりと喧嘩しに行くつもりなんで、一緒に打ち合いましょう。 フェイジエフ マスタージャパン・ウズベキスタンのフィルダウスと申します。プロ修斗でプロデビューしますので、ぜひ頑張って勝ちます。ありがとうございます。 57.3kg契約5分3R。フェイジエフの体重超過により、キャッチウェイトで実施される。  1R、サウスポーのシモンにフェイジエフはオーソドックス。シモンがヒザを入れる。フェイジエフが組み付いて行くが、組み止めてヒザを入れるシモン。ケージに押し込んだシモンが足をかけてテイクダウン。ハーフから右腕でボディコントロールしながら左腕でパウンドを入れていく。フェイジエフが立ち上がるが、なおもクリンチでコントロールするシモンが顔面にヒザを入れる。テイクダウンしてバックマウントに。バックから殴るシモン。リアネイキドチョーク。顎の上から絞めるとフェイジエフタップ!  1R3分33秒、リアネイキドチョークでシモン一本勝ち。試合後、シモンは「セミでやらせてもらったんですけど、ちゃんとぶっ倒したんで、面白い試合をしたかと思います。一言だけ言わせてほしいです。タイトルやりたいです。やらせてください、よろしくお願いします」と王者に宣戦布告。ABEMA中継の実況席にいた王者・関口は「喧嘩売られましたね」と語ったが、それ以上の反応はせず。 [nextpage] ▼第4試合 バンタム級 5分3R〇堀内佑馬(タンタンファイトクラブ/チーム・オオヤマ)60.9kg[判定3-0] ※30-27×3×ライダーHIRO(シューティング宇留野道場)61.1kg  2023年に自身の体重オーバーで石井逸人との一戦が中止となった堀内佑馬(タンタンファイトクラブ/チーム・オオヤマ)が約1年6カ月振りとなる出場が決定。  その堀内の対戦相手は1月19日の後楽園ホール大会前に体調不良で緊急搬送された同門の西尾真輔の代わりに急遽出場したライダーHIRO(シューティング宇留野道場)に決定した。  堀内は禊の一戦となるが18歳からMMA先進国である北米に拠点を置き、戦い続けた“逆輸入ファイター”。そのリスタートに期待。また、Wardog2連勝で王座についたHIROだが、1月大会ではエフェヴィガ雄志に1R 一本負けで修斗ではまだ結果を出せておらず、悲願の白星を掴めるか。 HIRO 4カ月ぶりになるが、今回タンタン怪人を倒そうと思うので、きっちりと極めていく。よろしく頼むぞ。 堀内 ちょっといろいろあってご迷惑をおかけしたんですけど、坂本(一弘)さん、ありがとうございました。明日は生きる・死ぬの試合をして。あとライダー選手に言いたいんですけど、自分、昔から格闘技を見ていて、ライダー選手、そのベルトをいつもしてるんですけど、明日僕勝つんで、そのベルト僕にください。お願いします。  1R、両者オーソドックス。カーフを蹴る堀内にライダーがタックル。ケージでこらえた堀内がギロチンを狙うと、自ら下になり外したライダー。堀内離れてスタンドに。またタックルに来たライダー。ケージ際で入れ替えて上を取る堀内だが、ライダーが立ち上がると離れる。堀内のカーフキック。ジャブで出るライダーに堀内がカーフキック。  ライダーがタックルでケージに押し込んだが、堀内は切って離れる。ジャブとカーフをヒットさせていく堀内。堀内がジャブから右・左とコンビネーションを打ち込んでいく。ライダーもパンチで応戦。被弾しながらも打ち返していく。堀内がステップで距離を取りながらパンチを入れる展開で1R終了。  2R開始後、ライダーの鼻のブリッジのカットにドクターチェックが入る。続行。ライダータックルに。ケージでディフェンスする堀内。スタンドでバックに回るライダーだが、堀内引き剥がし離れた。堀内のカーフキックをもらい効いたそぶりを見せるライダー。  詰めるライダーをジャブで止める堀内。ライダーがカーフを蹴られた左足を引いてスイッチすると、右足にもカーフキックを入れる堀内。堀内のワンツーがヒットしライダー後退する。  堀内は冷静に距離をキープしてパンチを入れていく。左ハイ。左ミドルを入れる堀内。左ハイ。これはブロックしたライダーだが、詰めてパンチを出すも堀内のパンチを被弾する。2R終了。  3R、開始前に再びライダーにドクターチェックが入る。再開。ライダーがタックルでケージまで押し込むとシングルレッグ。しかし足がもつれてスリップし倒せず。  再びスタンドで堀内がジャブを突いていく。ライダーもパンチを出していくが、それ以上に被弾している。サークリングしながらジャブを打ち続ける堀内。ライダーが再びタックルでケージに押し込むが引き剥がされた。  パンチで出ていくライダー。堀内サークリングで逃げ切りを狙う。残り30秒でタックルに入るが切られた。ライダーの最後のタックルも切られてタイムアップ。  30-27の3-0で堀内が判定勝ち。2022年10月のLFA以来、2年7カ月ぶりの白星を掴んだ。ケージのなかで子どもを抱えて「4月に2人目が生まれて、身内にはもうこれが最後になるかもしれないと伝えていたんですが、やっぱ勝つと最高で、まだやりたくて。もう一回嫁の機嫌を伺いながら、また頑張りたいと思います」と語った。 [nextpage] ▼第3試合 インフィニティリーグ2025女子スーパーアトム級 5分2R×村上 彩(修斗GYM東京)49.2kg[判定0-2] ※17-20×2, 19-19〇erika(THE BLACKBELT JAPAN)49.8kg  女子スーパーアトム級(-50.0kg)では元DEEPJEWELSミクロ級王者の村上彩(修斗GYM東京)の初参戦が電撃決定。女子史上最速で柔術黒帯を取得するなど他を圧倒するグランドテクニックでDEEP JEWELSを席巻した村上のエントリーがインフィニティリーグにどのような化学反応を起こすか。前戦は2024年9月にDEEP JEWELSで桐生祐子に腕十字で一本勝ち。  村上が“極”ならば“打”を極めたのが元RISE QUEEN王者“三児のヒロイン”erika (THE BLACKBELT JAPAN)だ。  全日本アマチュア選手権を圧巻の打撃で制すと、2024年12月の『COLORS vol.4』でプロデビュー。抜群の打撃センスと勝負度胸で吉成はるかに判定勝ちしている。  開幕カードで優勝候補筆頭と言える村上と、その対抗となるerikaがいきなり激突する。元DEEP JEWELS王者・柔術の村上か? 元RISE QUEEN王者・キックのerikaか?  この試合の結果がリーグ戦の流れを決めると言っても過言ではない。女子ストロー級は開幕戦からルーツの異なる2人のイデオロギー闘争が勃発する。 erika 明日は打撃が勝つか、寝技が勝つかみたいな勝負になると思うんですけど、もう一つ、私は寝かされないので、しっかりそこを強みとして見せていきたいので、よろしくお願いします。 村上 初修斗、楽しみです。インフィニティリーグ全部フィニッシュして勝ちますので、明日は応援よろしくお願いします。 『ブラックラグーン』のコスプレで二丁拳銃を手に入場した村上。  1R、オーソドックスの村上にerikaはサウスポー。パンチから組に行く村上。引き込んだ。erikaが足を引き抜いて離れようとしたが、たぐってテイクダウン。立ち上がるerikaだが、また足に絡んだ村上。足を掴むが、引き抜いて離れたerika。スタンドで再開。  村上はシングルレッグ。erikaの左足に絡みついてテイクダウンを狙うが、足を引き抜いたerika。ブレイクがかかる。タックルに来た村上にヒザを入れたerikaだが、村上は再び引き込みから足に絡んでグラウンドに持ち込もうとする。erikaは鉄槌で抵抗しながら足を引き抜いて立った。  村上がすぐに組み付いてテイクダウンすると腕十字を狙うが逃れたerika。しかし再びタックルからテイクダウンしたerika。残り10秒で腕十字!クラッチが切れて腕が伸びたが首にかかる足を解除してディフェンスするerika。1R終了のホーン。  2R、ミドルを入れたerika。組んできた村上にヒザを入れるが、四つから足をかけた村上がテイクダウン。ケージを使って立ち上がろうとするerika。村上が引き込むとerikaはパウンドを入れて引き剥がした。スタンドに。村上タックルに入るがerikaが押し倒してマウント!  しかし村上はシザースからストレートフットロックに。パウンドを入れて足を引き抜いたerika。村上すぐにタックルに入る。ケージでディフェンスしてパンチで抵抗するerika。  足を引き抜いて離れた。村上がタックルに入るがerika切ってパンチを入れる。村上が引き込むが付き合わない。また組んで引き込む村上。腕十字を狙うが、腕を引き抜いたerika。  スピードが落ちてきた村上。erikaタックルを切るとパンチを入れ離れる。タックル→引き込みを繰り返す村上だが、erikaがタックルを切ると左ストレート。パンチの連打を入れるerika。残り15秒。引き込んだ村上にパウンドを入れるerika。タイムアップ。  判定20-17×2、19-19の2-0でerika勝利。試合後、erikaは「村上選手はDEEPのチャンピオンですごく強くて、気持ちも強くてKOまでは至らなかったけど、勝ててよかったです。あと3試合後楽園ホールで試合が決まってますが、相手を血まみれにして圧倒的に勝ったということで、できれば秋くらいに沖縄の大会で組み直してもらえたらありがたいなと思ってます。RISEの時からあまり沖縄で試合ができなかったので、ご検討よろしくお願いします」と語った。 [nextpage] ▼第2試合 67kg契約 5分2R〇ヨシ・イノウエ(パラエストラTB)66.4kg[2R 1分10秒 アナコンダチョーク]×井上翔太(赤崎道場A-SPIRIT)66.9kg  フェザー級注目のヨシ・イノウエ(パラエストラTB)と井上翔太(赤崎道場A-SPIRIT)の“イノウエ対決”。ヨシ・イノウエの前戦は2023年9月に小川将貴に判定勝ちで連敗脱出。井上翔太は2024年7月に松岡拓に判定負け。  1R、オーソドックスのヨシに井上はサウスポー。右ストレートを入れたヨシ。詰めていくと井上はケージ際をサークリング。  タックルに来た井上に膝を合わせるヨシ。井上がケージに押し込む。離れ際にパンチを入れた井上だが、再びヨシがプレッシャーを掛けるとケージを背負う。  タックルに入る井上。ヨシはケージを背負ってこらえるとヒジを打ち込み離れた。パンチで出た井上にヨシがヒザを合わせた。井上の蹴り足をキャッチしてテイクダウンしたヨシ。ハーフ。ケージ際まで移動して立ち上がろうとした井上だが、ヨシがバックを取り四の字ロック。  仰向けに引き込むとバックから殴っていく。亀になった井上にバックからパウンドを入れるヨシ。背負って立ち上がろうとする井上。ヨシは前に落ちないようにこらえている。井上が前に落とそうとする体勢のまま1R終了。  2R、ヨシが圧を掛ける。ワンツーがヒット。井上がケージを背負うが、右のパンチ連打で前に出た。シングルレッグに入る井上。ヨシはケージを背負ってこらえる。ヨシががぶりからアナコンダチョークで足をかけて絞めて、タップアウト! [nextpage] ▼第1試合 フライ級 5分2R〇大竹 塁(RISING SUN)56.5kg[判定2-0] ※20-18×2, 19-19×梅木勇徳(THE BLACKBELT JAPAN)56.6kg  1R、オーソドックスの梅木にサウスポーの大竹。開始と同時にダッシュして間合いを詰めてパンチを打ち込む大竹だが、梅木が四つに組んでテイクダウンを狙う。ケージを背負ってこらえる大竹。大竹が入れ替えると逆に外掛けでテイクダウン。  ケージを背負って立ち上がる梅木。離れる。大竹がすぐにパンチで出るが、梅木がすぐにタックルに。ダブルレッグで抱え上げてテイクダウン。  大竹はラバーガードで固定しつつヒジを入れる。パスを狙う梅木だが、大竹がクローズドガードに戻す。大竹がハイガードで下からの仕掛けを狙う。密着している梅木だが、上で動きがないまま1R終了。  2R、梅木が組み付くとケージに押し込み、1Rと同じ展開に。シングルレッグでテイクダウンして再び大竹のクローズドガード。梅木がパスを狙うが大竹がまたラバーガードに。  フットチョークを狙ったが外れた。上の梅木が大竹の右足を超えてハーフに。しかしレフェリーからアクションのコールがかかる。押さえ込んだままの梅木。ブレイクがかかった。  再開後、パンチで出た大竹。タックルに入った梅木を潰し上を取る。大竹パスしてサイド。バックマウントに。反転しようとする梅木だがバックキープする大竹。残りわずかでリアネイキドチョークを仕掛けるがタイムアップ。 20-18×2、19-19の2-0で大竹勝利。
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