「時期は考えてない」と言うが、近い将来の引退を口にしたHIROYA
2019年10月12日(土)エディオンアリーナ大阪にて開催された『RIZIN.19』で、小西拓槙(フリー)に1R1分20秒、KO負けを喫したHIROYA(TRY HARD GYM)が試合後、近い将来の現役引退を示唆した。
同門の松倉信太郎がドクターストップとなり、急遽代打出場となった今回の試合。本来の67kgよりも10kg重い77kg契約での試合だった。
「そんなに甘くなかったというのが正直あります。でも久しぶりに試合してワクワクする試合までの過ごす時間が楽しかったです。(小西は)計量の時はそんなに大きくないと思ったんですが、いざリングの上で向き合ったらデカいなと思って。パンチに付き合わなければもう少し面白い試合になったと思いますが、そこは自分の性格の悪いところが出てしまいましたね」と試合を振り返ったHIROYA。
体重・体格差については「正直あまり覚えていません。最初のミドルを受けた時は意外とそれほどでもないなと思っていました。松倉とガチガチでスパーをやっているので、急にあんな大きい人とやったのではなかったので慣れはありました。(ダウンを奪われたのは)覚えていません。僕は打たれ弱いので(苦笑)。相手の攻撃が重いか軽いかに関係なく当たれば倒れるって感じですかね。思ったほど大きさは感じなかったです。リングに上がったのはふんわりと覚えているんですが、それ以外はあまり覚えていません。大雅のセコンドに就いたのは覚えていますが、内容は覚えていません」と、そこまで体重差は影響なかったとする。
「年末に松倉にリベンジしてもらいたい。そのために動きたいです」と、改めて小西vs松倉を実現させたいと言い、「僕は選手としてはもう一回くらい試合をするかもしれませんが、僕がやらないといけないことはたくさんあるのでそこに力を注ぎたいと思います」と、選手のバックアップに回りたいと発言。
「僕のやるべきことはジムの選手のために動くこと。元々、ジムは僕のために父が作ってくれて。それから弟がデビューして堀尾がデビューして、選手が増えていって今は10人くらいいます。RIZINでもそうですが、プロモーターとやり取りするのは僕だけなんです。正直、選手との二刀流はきつい。格闘技をずっとやってきましたけれど、試合をしたいとあまり思わなくなってきたのもあります。今回は急遽決まったので。あと1回なのか何回試合をやるかは分かりませんが、応援してくれる人のためにリングに上がりたいと思います。引退の時期はまだ考えていません」と、今まで応援してきてくれた人のために最低でも1回は試合をしたいと語った。
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