▼UFC世界女子フライ級選手権試合 5分5R
〇ヴァレンティーナ・シェフチェンコ(キルギス)25勝4敗1分(UFC14勝3敗1分)※UFC10連勝 UFC女子王座防衛記録8(歴代1位)
[判定3-0] ※48-47×3
×マノン・フィオロ(フランス)12勝2敗(UFC7勝1敗)※UFC7連勝でストップ
※シェフチェンコが王座防衛
王者シェフチェンコは、2022年6月の『UFC 275』でタイラ・サントスに5Rスプリット判定勝ちで、女子UFC史上最多連続防衛記録となる7度目の王座防衛に成功。しかし、2023年3月『UFC 285』の王座戦でアレクサ・グラッソと対戦し、スピニングバックキックを外した際にバックを奪われ、そのままネッククランクで一本負け。王座から陥落し、約5年半ぶりの敗戦となった。37歳。
2023年9月にグラッソと再戦し、フルラウンドにわたり接戦を繰り広げ、1-1の5R判定ドロー。王座再獲得ならず。2024年9月『UFC 306』のUFC世界女子フライ級タイトルマッチで王者アレクサ・グラッソとラバーマッチを行い、グラウンドで攻勢となり5R判定勝ち。王座奪還に成功し、グラッソとの戦績を1勝1敗1分とした。
UFCデビューから7連勝中のフィオロは、シェフチェンコとグラッソの3戦の間、王座挑戦を待った。2022年10月に当時1位のケイトリン・チューケイギアンに勝利してから、2年半が経ち、ようやく王座挑戦に。
2023年9月に元UFC世界女子ストロー級王者ローズ・ナマユナスと対戦し、3-0の判定勝ち。2024年3月の前戦で女子フライ級ランキング2位のエリン・ブランチフィールドと対戦し、3-0の5R判定勝ち。35歳。
ともにバックボーンは空手。テイクダウンも強いシェフチェンコに、フィオロも柔術黒帯でテイクダウンディフェンス率は90%以上。スタンドで優位に立つのは?
1R、ともにサウスポー構え。フィオロは右の高い蹴りで牽制。シェフチェンコは右ミドル。右ジャブの刺し合いで当てたのはシェフチェンコ。さらに右フックのダブルで前に出る。フィオロも右の突きを見せて右ロー。サイドキックにはシェフチェンコが右を合わせる。
フィオロは右前足の上段の蹴りを2発。その入りに右を突くシェフチェンコ。さらに右ミドルハイ。バックウピンキックを見せる。フィオロの左の飛び込みに右を合わせに行くシェフチェンコ。フィオロは鼻から出血。フィオロの右の蹴りを掴んでテイクダウンはシェフチェンコ。ハーフのフィオロに左枕で背中を着かせて右で脇腹にパンチ。フィオロの起き上がりを剥がして上のままホーン。シェフチェンコのラウンド。
2R、右サイドキックのモーションを見せるフィオロ。シェフチェンコの右の打ち終わりにシングルレッグから押し込むも離れる。
右ハイをガード上に突くフィオロ。シェフチェンコは左後ろ廻し蹴り。フィオロはニータップ狙いも固執せず。右のサイドキック関節蹴り。シェフチェンコの右ヒザにニータップ狙いに、シェフチェンコは組んで小外刈テイクダウン! しかしフィオロもそこに巴投げを合わせて立ち上がり。
右で差して小外刈りのシェフチェンコに残したフィオロは首相撲ヒザ。離れるシェフチェンコに右ハイ。ダブルレッグでケージに押し込み、脇潜りバッククリンチ。背後からヒザ。クラッチ切るシェフチェンコは正対して突き放す。
右の蹴り、シェフチェンコの右フックをかわしてケージにドライブしてダブルレッグテイクダウン! 両足を束ねるフィオロは立ち際にヒザを突きホーン。フィオロのラウンドか。
3R、右ロー、右ハイのフィオロ。シングルレッグも切るシェフチェンコは右インロー。右ジャブも。しかし右ハイのフィオロはシェフチェンコの入りにヒジを狙う。右サイドキックのフェイントから右を突くフィオロに避けるシェフチェンコがシングルレッグ。切るフィオロは首相撲ヒザ。
左ローのシェフチェンコ。組むフィオロに首相撲ヒザ。しかし押し込むフィオロは右で差してヒザで離れる。
ともにジャブの刺し合い。シェフチェンコのバックフィストをかわしてボディロックしたフィオロがバッククリンチからヒザ。正対したシェフチェンコに頭をアゴ下につけて押し込み。シェフチェンコが右を突いて離れてホーン。フィオロのラウンド。
HEADING TO THE FIFTH ROUND NEXT 😤
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4R、右ジャブのフィオロは右サイドキック、シェフチェンコも左の後ろ廻し蹴りを突く。詰めるフィオロにジャブのダブルで押し戻したシェフチェンコ。そこに組んだフィオロが右で差して押し込み。突き放したシェフチェンコ。ワンツーで前に出るフィオロ。シェフチェンコのシングルを切ってヒザ蹴り。
マノン・フィオロをノックダウンしたワレンチナ・シェフチェンコ👊💥
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シングルレッグに入るフィオロは深追いせず。シェフチェンコは後ろ蹴りを腹に。フィオロは組んでヒザ! 左で差して押し込み。ヒザを突いて離れる。ワンツーで前に出るフィオロにダブルレッグテイクダウンのシェフチェンコだが尻着きケージですぐに立つフィオロは首相撲からヒジの打ち降ろし。
サイドキックのフィオロ。しかし、そこにシェフチェンコが右フックのダブル! ダウンしたフィオロにパウンドもホーン。シェフチェンコのラウンドに。
#UFC315 Official Result: Valentina Shevchenko (@BulletValentina 48-47, 48-47, 48-47) defeats Manon Fiorot by Unanimous Decision
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5R、先に中央を取るフィオロ。左右サークリングのシェフチェンコに組んで詰めて左で差すフィオロは肩パンチ。離れ際に右ヒジを突く。左ローのフィオロ。そこに右を狙うシェフチェンコはシングルレッグ狙いもすぐに差し上げるフィオロ。
右ローのシェフチェンコ。追うフィオロは右の蹴り。左を突くシェフチェンコに左で差すフィオロを突き放したシェフチェンコが左ミドルを打つ。
左のスーパーマンパンチから組みに行くシェフチェンコ。差し上げて左で差すが、突き放したシェフチェンコ。左ハイは空振りのフィオロ。右の蹴りからワンツーで組むフィオロは右ヒザ2発。押し込み右フックとこつこつ突くとブーイング。コントロールタイムはフィオロ。
脇くぐりバッククリンチ、離れ際に左ハイもクリーンヒットならず。シェフチェンコは右で飛び込み。フィオロは右ハイ。シェフチェンコもバックフィスト。最後に右ハイもホーン。両者手を挙げる。シェフチェンコのラウンドか。
AND STILL! 🏆@BulletValentina adds another title defense to her resume at #UFC315 🤩 pic.twitter.com/kFxW3PncZQ
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判定3-0(48-47×3)でシェフチェンコが王座防衛。試合後、「大変な試合になると分かっていたから驚きはなかった。長年、私のメイン・トレーニング・パートナーは姉のアントニーナだった。だから今回は、この勝利を彼女と母に捧げるようなもの。数字なんて何でもないようなもの。それよりも精神的、肉体的にどう感じるかが大事。これが一番重要で、数字ではなく、どうパフォーマンスするかが一番大事よ」と語り、勝利の舞いを見せた。
GO VALENTINA GO 💃
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