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インタビュー

【RISE】念願の世界王座決定戦に臨む大﨑一貴「KOで盛り上げたいのでKOを狙っていく」公開プロポーズは「恥ずかしいから嫌です(笑)」

2025/05/09 13:05
 2025年5月11日(日)愛知・ポートメッセなごや第三展示館で開催されるRISE初の名古屋大会『RISE Fire Ball NAGOYA』にて、初代RISE世界スーパーフライ級(-53kg)王座決定戦3分5R無制限延長RでWBCムエタイ世界バンタム級&スーパーバンタム級王者コーリー・ニコルソン(オーストラリア/Ironfist Gym)と対戦する大﨑一貴(OISHI GYMのインタビューが主催者を通じて届いた。  大﨑は2020年2月からRISEに参戦し、9月に田丸辰を破ってスーパーフライ級王座を奪取。2022年10月には「RISE DEAD OR ALIVE 2021 -53kgトーナメント」優勝者・風音に判定勝ちして53kg最強を証明した。2023年4月、ISKA世界王座決定戦でKO勝ちし、念願の世界王者となったが、2023年7月に開幕した「RISE WORLD SERIES 2023 -54kg Tournament」では準決勝で田丸辰に判定2-0で敗れ、19連勝がストップ。  2024年3月にはジラリー・キャルービーを破り、ISKAオリエンタルルール世界フライ級王座の初防衛に成功。6月には政所仁の挑戦を退けてRISE王座2度目の防衛に成功し、世界王座へ向けてタイトル返上。前戦は2025年3月にアレスター・タグレを1Rわずか48秒でKOしている。戦績は47勝(23KO)6敗2分1無効試合。  ニコルソンはアマチュアで多くのタイトルを獲得、プロデビュー後もオーストラリアの国内タイトルを複数獲得し、現在はWBCムエタイ世界2階級制覇のほか、ISKAムエタイルール世界バンタム級王者、WKBF世界52.5kg&54.5kg級王者にもなっている。2017年4月の『KNOCK OUT』に来日して小笠原瑛作と対戦する予定だったが来日中止となり、今回が初来日。 特に名古屋の人に僕たちの試合を見てもらいたい ――ずっと「やりたい」と言っていた、念願の名古屋大会まで1週間を切りましたが、現在の心境はいかがですか? 「いよいよだなっていう感じと試合まで早かったなという感じがします」 ――ジム内でもかなりチケットが売れて、応援団の方も相当来られるとお話を聞きました。 「名古屋大会という事で地元でやるので、ジムの会員さん含め周りの人も会場まで応援に来てくれます。そういった応援が沢山ある中での試合は、自分でもすごく楽しみですし、力に変えて試合をしたいです」 ――名古屋大会という事や世界タイトルという事もあって、周りの人の反応は結構ありましたか? 「ずっと応援してくれている人がいて、『名古屋でやってほしい』という声もすごくあって、僕と孔稀でずっとやってきてようやく開いてもらえた大会でもすし、僕は世界タイトルマッチという事もあるので、ここは本当にチャンスだと思っています。期待以上の結果を出して、また来年も開いてもらえるような結果を僕たちが出さないといけないので、すごく気合が入っています」 ――地元名古屋でのRISE開催、しかもメインで世界タイトルマッチという事もあって、プレッシャーはかなり感じていますか? 「今のところは練習がハードという事もあって、毎日必死に作り上げている感じなので、そこまでプレッシャーは感じていません。今回は沢山の人が応援に来てくれるので、プレッシャーというよりは楽しみな部分があります」 ――今までは東京や大阪に乗り込んで試合に行くという事が多かったと思うのですが、地元名古屋の皆様の応援がどれくらいの力になるのかというのはご自身でも想像がつかない状況ですか? 「特に名古屋の人に僕たちの試合を見てもらいたいという思いがあります。今回は沢山チケットが売れて嬉しいですし、それだけ僕たちに期待をしてくれているという事でもあると思うので、この期待を裏切っちゃいけないし、来て良かったなと思ってもらえるような試合を出場選手全員で作っていかないといけないですね。あとはやるだけですね」 ――前回の3月のELDORADOでは今回と違って、結果よりも内容(KO)が求められるような試合だったと思います。そういうプレッシャーに打ち勝つために心がけている事はありますか? 「特に心がけている事はないですけど、僕はメンタルが強い方だと思っているので、“自分ならできる”っていう風にいつも思っています。前回の試合も“自分は倒せる”って思って臨んだし、それが結果に繋がった事でより自信にもなりました。もしかしたら失敗する事もあるかもしれないですけど、あまり失敗する事を考えずに今できる事を全力で出し切るという事が得意なので、それを積み重ねて自信にして、プレッシャーがかかるような場面でもプレッシャーを感じずに、いつも通りのような自分が出せるんだと思います」 [nextpage] どうやったら倒せるのかを感覚的に掴めた ――前回の試合から1カ月ちょっとですが、前回の良い流れのまま気持ちを切らさずにタイトルマッチに向けて練習が出来ているような感じですか? 「どちらかと言うと今回の名古屋大会での世界タイトルが僕のメインだったので、前回の試合は1ラウンドKOでダメージもなく、次の日から練習をしてこの日の試合のためだけに作り上げてきています。なので気持ちが切れる事は全くなかったです」 ――世界タイトル戦の相手コーリー・ニコルソン選手はオーストラリア出身の選手ですが、映像などを見てどんな印象を持ちましたか? 「ムエタイスタイルでオーソドックスとサウスポーをスイッチしていましたね。ムエタイ選手ですけどパンチで倒したり三日月蹴りをしたりするところもあるので、そこに気をつけながら戦いたいです。僕はムエタイスタイルの選手は得意な方なので、そこに面食らう事なく逆に自分のスタイルを相手に押し付けていけるような試合展開に持っていって、最後はKOで倒します」 ――対戦相手はKO率の高い選手ですが、警戒している攻撃などはありますか? 「そこまで何に警戒しているとかはないですけど、自分が倒す技をどう当てるかというような練習をしています」 ――前回は「倒されてもいいから倒しにいく」という事を仰っていましたが、今回は何としてでも勝ちを取りに行きますか? 「やっぱり倒した方が盛り上がるので、前回の良かったところは継続していかなければいけないですし、更にプラスアルファで強くなった僕を見せます」 ――2023年7月以来の久々のKOだったと思うのですが久々のKOはどうでしたか? 「本当に久しぶりだったので、KOってこんな感じだったなって感じたのと、自分がどうやったら倒せるのかというのを感覚的に掴めた試合になりました。あそこでKOで勝つ事ができて、すごい良い状態で今回に臨めます」 ――婚約者のMISAKIさんは、今回の試合について何か言っていますか? 「『一緒に出たかった』とは言っていましたけど、僕の試合が決まってしっかりサポートしてくれているので、特に何かを言われてはいないですけど『普通に勝つんじゃない?』って思われていると思います(笑)」 ――逆にそれもプレッシャーですね。 「『勝つんじゃないか』って言われる事が多いので、勝ち方にもこだわってKOで盛り上げたいので、KOを狙っていきます」 ――勝って改めてリング上でプロポーズをするのはどうですか? 「それはちょっと嫌ですね(笑)。嫌というか恥ずかしいです」 ――最後にいつも応援してくれているファンの皆さんにメッセージと、名古屋大会に向けて意気込みをお願いします。 「今回は念願だった名古屋大会を開いてもらえて、しかも僕は世界タイトルマッチという事で、必ず取らないといけないベルトですし、ずっと目標にしていたベルトにようやく手が届きそうなので、あとはしっかり自分の力を出して自分でベルトを掴み取ります。沢山の方が会場まで応援に来てくれますが、来れない方はABEMAでも応援をよろしくお願いします。必ずベルトを取ります」
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