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2025年5月4日の『RIZIN男祭り』フェザー級タイトルマッチでクレベル・コイケに1R KO勝ちしたラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス)について8日、榊原信行CEOが「複数試合契約」で今後も参戦することを明言した。
6月14日(土)の『RIZIN LANDMARK 11 in SAPPORO』北海道真駒内セキスイハイムアイスアリーナ大会の追加カード発表会見後、榊原CEOは、新王者のシェイドゥラエフにUFCから声がかかるのでは、というファンの懸念について、「まだ複数回の契約を持っているのでベルトの防衛戦をせずにUFCに行くとかってことは、契約上はない」と語った。
そのうえで、「なんでみんな猫も杓子もUFCって言いますかね。UFCなんか行っても何も特別扱いしてくれないのに、英語がしゃべれなかったら、あの国では通用しないですよ。アメリカ人に向けて作ってるコンテンツなんだから、日本の選手たちも結局冷遇されてるじゃないですか。入り口に入ったところで……RIZINはやっぱり日本のメイドインジャパンだから、選手たちにとってはこんなにありがたい環境があって。あれだけ4万何千人も集まる環境があって、自分の名前を大声で叫んでくれる場所があるんですよ。『ファイトマネーが10倍もらえるんです』っていうんだったら、大谷翔平だったら行けばいいですよ。もらってる金額べらぼうだもの。日本のプロ野球でもらうお金の何十倍ももらうからアメリカに行くのは分かりますけど、本当にあの、よくわからない、会場に行きましたが(カードによっては)アメリカ人が見ちゃいないですよ。声援すら送ってくれない。若干ハードコアなファンが見てるぐらいで……まあ基本的な姿勢が“去るものは追わず”っていう姿勢をすべての面には貫いておりますので」と苦笑しながら、北米参戦は甘くないとした。
一方で、「文句言ってるわけじゃないですよ。それが『世界最強』の称号という、やっぱり堀口恭司のように一人のアスリートとして、一度はあのベルトを巻きたいっていう、本当に純粋な思いはわからなくもないんですけどね」と、6月21日(日本時間22日)のUFCアゼルバイジャン大会で、フライ級10位のタギル・ウランベコフ(ロシア)と対戦する堀口恭司にエールを送っている。




