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【RIZIN】元フェザー級王者ケラモフに、5試合連続1R KOの木村柊也が挑む「1ミリも負ける気はしない」。ライト級で堀江圭功vs.西川大和も=6月14日(土)北海道大会

2025/05/04 17:05
【RIZIN】元フェザー級王者ケラモフに、5試合連続1R KOの木村柊也が挑む「1ミリも負ける気はしない」。ライト級で堀江圭功vs.西川大和も=6月14日(土)北海道大会

大晦日サトシ戦での敗戦からの再起戦となるケラモフ(C)RIZIN FF

 2025年6月14日(土)、北海道真駒内セキスイハイムアイスアリーナにて開催の『RIZIN LANDMARK 11 in SAPPORO』の2カードが発表された。東京ドームに、5試合連続1R KO勝利中の木村柊也と、2024年2月のルイス・グスタボ戦の判定負けからの再起戦となる堀江圭功がリングイン。

 ヴガール・ケラモフと対戦する木村は「6月、ケラモフ選手と戦うことになりました。皆さんこのカードが発表されてどう思うか分からないですけど、自分は1ミリも負ける気しないんで、今回も倒しに行きます。応援よろしくお願いします」とコメント。

 北海道出身の西川大和と対戦する堀江は、「前回の試合から1年時間があいて、たまるもんもたまってるんで、しっかり北海道大会を盛り上げたいと思います」と語った。

▼RIZINフェザー級(66.0kg)5分3R
ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)
木村柊也(BRAVE)


【写真】大晦日で2階級制覇を狙ってサトシ(右)に挑戦したが敗れたケラモフ

◆ヴガール・ケラモフ(ORION FIGHT CLUB)
Vugar Karamov
1992年2月20日、アゼルバイジャン出身
身長:175cmリーチ:179cm (70inc) 体重:71.0kg

 柔道やウーシュー散打、コンバットサンボを習得し、ウーシューではイスラム選手権優勝。体幹の優れたフィジカルと豪快な打撃を武器に、12年4月にロシアで行われたCISでプロデビュー。15年11月以降、破竹の10連勝を収め、20年2月にRIZIN初参戦。21年6月には初代RIZINフェザー級王者斎藤裕とのノンタイトル戦で反則行為による減点を受け1-2で判定負けを喫した。ヘルニアでの欠場を経て23年4月の復帰戦では堀江圭功に一本勝利で3連勝。23年7月、急遽タイトルマッチとなった朝倉未来戦で1R一本勝利し、第4代フェザー級王者に輝いた。

 しかし11月、自国開催のRIZINで鈴木千裕に1R KO負けを喫し、初防衛失敗。24年11月、摩嶋一整を1R僅か 28秒 でTKOし再起を果たす。連戦となった大晦日、階級を上げてライト級絶対王者のホベルト・サトシ・ソウザに挑戦。テイクダウンしトップを取るもサトシの三角絞めにタップ、無念の1R一本負けで二階級制覇とはならず。また4試合連続1Rで勝敗が決してきた。今回、無敗かつ全試合1RKO勝利のプロスペクト木村柊也に初黒星を献上し、再びフェザー級でのタイトル戦線に復帰したい。


【写真】RIZIN初参戦で横山武司を1R54秒でKOした木村が大抜擢

◆木村柊也(BRAVE)
Shuya Kimura2000年6月10日、徳島県出身
身長:167cm 体重:66.0kg

 3歳より父の通う道場について行き日本拳法を始める。明治大学在学中は体育会拳法部に所属し、19年には全日本拳法個人選手権大会決勝で芳賀ビラル海に勝利し優勝。最年少の18歳、大学1年生での優勝は同大学出身で現在プロレスラーの拳王以来、史上二人目の快挙。コロナ禍で2大会中止後、22年大会でも優勝し学生時代2連覇。また全日本学生拳法個人選手権大会でも1年時より3連覇(20年は大会中止)。さらに上を目指し22歳よりMMAを開始。23年12月、プロデビュー戦のGLADIATORで田口翔太に1R66秒、右ストレートでKO勝利。その後も独特の間合いやステップ、踏み込みの速さ、そして投げ技ありの日本拳法を活かしKOを量産。

 24年10月、Angel's FC暫定ライト級/ICKFフェザー級王者キム・ウィジョンとの初の国際戦では左右パウンドで1RTKO勝利。25年3月、地元四国でRIZIN初参戦。裏メインと囁かれた日本拳法の最高傑作vs黒帯柔術家対決で、1R54秒、横山武司から右フックでダウンを奪いパウンドアウト。MMA戦績を5戦全勝、全初回KOに更新した。いきなり2戦目で元王者の再起戦に抜擢された今回、ケラモフのテイクダウンを切りその強烈な右でマットに沈め、一気にフェザー級上位戦線へ駆け上がる。

▼RIZINライト級(71.0kg)5分3R
堀江圭功(ALLIANCE)
西川大和(西川道場)



◆堀江圭功(ALLIANCE)
Yoshinori Horie
1995年5月10日、長崎県出身
身長:172cm リーチ:178cm(70inc) 体重:71.0kg

 小学生の時に剛柔流空手を始める。高校時代は部活動で極真空手を学び、卒業後に上京。16年10月、PANCRASEでプロデビュー。17年ネオブラッド・トーナメントで3試合連続KO勝利により優勝、MVP獲得。2連続KO勝利後の19年7月、緊急参戦でUFCデビュー。ハキーム・ダオドゥからダウンを奪うも3RKO負けを喫した。20年2月のPANCRASEで内村洋次郎を判定で下し再起を果たすと、9月にはフェザー級王座次期挑戦者決定戦で中島太一に判定1-2の僅差で敗れた。 21年3月、初参戦のRIZINで関鉄矢に右ストレートをヒットさせTKO勝利。その後9月の佐々木憂流迦に判定勝利、11月には中田大貴との激闘を制し怒涛のRIZIN3連勝。

 怪我での長期戦線離脱から1年半ぶりの復帰戦となった23年4月、ケラモフにスタンドからのリアネイキッドチョークを極められ連勝がストップ。ライト級転向初戦となった9月、スパイク・カーライルに判定勝利。24年2月には地元九州(佐賀)でのメインイベントでルイス・グスタボと大激闘を繰り広げ、判定負けながら打撃の真っ向勝負が高く評価された。私生活の破天荒ぶりも注目される九州男児が、北海道で、地元の元修斗王者西川をマットに沈めライト級日本人の頂点を狙う。


【写真】12月のDEEPで宇佐美正パトリックに勝利している西川(右)

◆西川大和(西川道場)
Yamato Nishikawa
2002年12月6日、北海道出身
身長:171cm 体重:71.0kg

 修斗第14代ライト級世界王者。佐山聡門下生として大宮でエンセン井上や中井祐樹らの薫陶を受けた父により、産後すぐ「世界王者にする」とその運命を定められた。自身も強くなりたいとその父のもと5才からMMAを始め、TVや新聞で紹介されるほど特殊な鍛錬を1日も休まず続ける。15年5月、地元のPFCで、小学生でプロデビュー。韓国のTOP FC 、GRACHANやFighting Nexusで戦績を積み、立技でも19年に元SB王者坂本優起に判定勝利。20年5月より修斗参戦。パウンドから三角絞めまで多彩なフィニッシュを持ち、椿飛鳥や大尊伸光らを相手に5連勝すると、21年9月、ライト級王者川名TENCHO雄生にTKO勝利を収め修斗史上最年少の18歳王者に。また決め手となったガードポジションからのヒジ打ちが話題となる。22年3月、ウェルター級に上げて臨んだ山田崇太郎戦で一本勝ちし通算14連勝を挙げると、国際戦やRIZIN参戦をアピールした。

 2023年4月よりPFLライト級レギュラーシーズンに参戦、2連敗でプレーオフ進出を逃す。24年、タイで研鑽を積み6月には現地のムエタイ戦に勝利。12月、初参戦のDEEPで宇佐美正パトリックに2-1判定勝ち。遂に待望のRIZIN参戦となる今回、地元で堀江をマットに沈め、華々しい国内再スタートを切る。

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