▼第1試合 キャッチウェイト(-53.52kg)キックボクシング 3分3R
×シェン・イーヤン(中国)
判定1-2
○酒寄珠璃(TRY HARD GYM)

酒寄は元消防士という肩書きを持ち、2020年12月にプロデビュー。2023年6月に約3年務めた消防署を退職、格闘技に専念した。これまでRISE、Stand up、KROSS×OVERなどに出場し、2024年12月のRISEで松田虎之介に判定勝ちし、現在2連勝中。戦績は5勝(1KO)3敗。今回がONE初参戦で相手のイーヤンも初参戦となる。

1R開始と同時に両者接近し、近距離で打ち合う。ワンツーの応酬からイーヤンが右アッパー、右カーフ、飛びヒザを放つ。酒寄も右カーフ。酒寄がワンツーから飛びヒザ、イーヤンは左右ボディを叩いて左カーフを蹴る。
近距離でのパンチの打ち合い、カーフの蹴り合いが続く。ボディ&アッパーを打つイーヤンに酒寄は左フック。酒寄の大きな右フック、飛び込んでの右ストレートがヒットする。打ち合いに来たイーヤンにも右フック。

2Rも両者接近してのパンチを打ち合う。 出入りして顔面とボディに打ち分ける酒寄にイーヤンは右ミドル、前蹴り。酒寄が飛びヒザからワンツー、左アッパー。パンチの回転力では酒寄が上回るが、イーヤンもしっかり狙ってヒットを奪う。
右カーフを連打する酒寄はさらに左右フック、イーヤンも左右カーフを蹴り返す。コンビネーションに右アッパーを交えるイーヤン、酒寄は右ロングフック。酒寄が最後に放った胴廻し回転蹴りは不発に。

3Rも至近距離で打ち合う中、酒寄がローに合わせての右ストレート。右インカーフの蹴り合り、酒寄は出入りしてジャブ、右ストレート、右カーフ。イーヤンも右ストレートを返す。
酒寄は右カーフから左フック、ワンツー。出入りのスピードが衰えない酒寄にイーヤンは左ミドル。ジャブ、ワンツーを当てる酒寄はイーヤンの返しの右ストレートをバックステップでかわし、再び飛び込んでの飛びヒザ蹴り。最後に酒寄がワンツーをヒットさせて試合を終えた。
判定は2-1と割れたが、酒寄が初参戦初勝利をつかんだ。


