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【DEEP】鈴木琢仁が70秒衝撃KO、基山が1R TKO勝ちでプロポーズも成功! 諏訪部がふくやーまんに判定勝ち、能坂が松丸に一本勝ち、洸助vs.岡田はNC。ボンサイ柔術の内山、伊藤、川崎が勝利=DEEP浜松

2025/04/28 16:04
 2025年4月27日(日)静岡県浜松市アクトシティ浜松展示イベントホールにて、『DEEP HAMAMATSU IMPACT 2025 ROUND』が開催された。 DEEP HAMAMATSU IMPACT 2025 ROUND』リポート ▼第19試合 DEEP 64kg以下 3分3R KICKルール ○基山幹太(BELLWOOD FIGHT TEAM)[1R 1分12秒 TKO] ※タオル投入×竹市一樹(二刀会)  1R、ともにサウスポー構え。中央を取る基山は、竹市が左カーフをヒット。さらに左カーフに竹市が若干バランスを崩す。さらに基山は左ロー3発目。そこに右前手を合わせようとする竹市だが、かわす基山。  4発目の左カーフに左ストレートを突く竹市だがかわす基山は右前蹴りを腹に。5発目の左ローにバランスを崩した竹市。さらに6発目もヒット。7発目に左ストレートを振る竹市だが踏ん張れずダウン。  立つ竹市に基山は8発目の左ロー。下に意識を集中させたところに強烈な左ミドルでダウンを奪うと、サブレフェリーのホイッスルが鳴らされた。基山がTKO勝ち。  SBライト級2位の基山は、「こう見えて僕も2年くらい勝ってなくてキツかったホンマに。個人的な話をしますと、自分、現場仕事で朝5時に起きて、夜7時に帰って、9時から練習して11時に帰って、ほんでまた朝5時に起きて仕事して、そんな日々を送ってるんですよ。そんななかでもがいてもがいて夢を追ってるんで、これからも俺の現場魂、職人魂で行きますんで、これからもよろしくお願いします」とマイク。  続けて「ほんでメインなんでもうひとつやらせてもらっていいですか。いつも自分のことを支えてもらっているリナにプロポーズさせてもらっていいですか。『やっと勝てた。支えてくれてありがとう。これからもお前の笑顔を守る。だから俺と結婚してください』」と涙のプロポーズ。「お願いします」と快諾され、「しゃおらー」と叫んだ。 [nextpage] ▼第18試合 DEEPライト級 5分2R─ストリートBOB洸助(BOND GYM)[ノーコンテスト] ※バッティング)─岡田充広(CB IMPACT)  1R、ともにオーソドックス構え。洸助は左インローから。岡田も左インローを返すと左ジャブ。右を振って前に出る洸助はダブルレッグへ。差し上げる岡田は四つで体を入れ替え左ヒザ。入れ替え際に洸助が離れる。  左から右を当てた岡田。左右フックから首相撲の洸助はヒザも、岡田が組んで左ヒザを突く。嫌った洸助が離れたところに右フックをガード上から当てる岡田が前に。さらに左から右を突いて右で差して組んでボディロックテイクダウン。  立つ洸助に右足をかけて左手首をコントロールし、右手を喉に。手首を切って正対して離れた洸助。岡田は左前蹴りを腹に突いて詰めると、ノーガードで歩いて前に。洸助は右をヒットさせると左右もヒット。この前進でバッティングか。両者の頭が揺れる。首相撲ヒザの岡田は出血しながらボディロックでテイクダウンを狙うが、ドクターチェックでストップ。  眉間をカットした岡田はドクターストップ。カットは偶発性のバッティングによるものとされ、試合はノーコンテストとなった。洸助は2連勝でストップ。岡田は1年前の小林裕戦のスプリット判定負けから白星とはならなかった。 [nextpage] ▼第17試合 DEEP 58kg以下 3分3R KICKルール×大澤匡弘(STRIKEs GYM)[判定0-3] ※26-30×2○荒川ルシファー大夢(NJKF心將塾) [nextpage] ▼第16試合 DEEPバンタム級 5分2R○諏訪部哲平(IGGY HNAD GYM)[判定3-0] ※20-18×3×ふくやーまん(FIGHTER'S FLOW)  諏訪部は、MMA13勝12敗1分。ZSTからFighting NEXUSを経て、現在DEEPで4勝2敗と勝ち越しており、2023年9月にボンサイ柔術の内山拓真を1R TKOに下すと、12月に中務太陽に判定負け。2024年3月のDEEP TOKYOで西山亮翔にリアネイキドチョークで一本勝ちすると、5月に加藤ケンジに判定勝ちで連勝。しかし、11月の前戦で上田直毅にスプリット判定で敗れている。  ふくやーまんも2連勝から前戦が黒星。2024年2月にNEXUSで大久保志及夫、6月にAFCでキム·ドンヒョンをいずれもTKOに下したが、10月のHEATで熊崎夏暉に1R TKO負け。  1R、ともにオーソドックス構え。詰める諏訪部にふくやーまんは右で飛び込み。さらに右ローも、そこに諏訪部は右を合わせに行く。今度は左の飛び込みはふくやーまん。さらに離れて右で飛び込むが、それをブロツキングした諏訪部は右を返して腰を落とさせると、ダブルレッグテイクダウン。  アームロック狙いのふくやーまんの背中に乗り、リアネイキドチョーク狙いも横に落としたふくやーまんはすぐに離れる。そこを追う諏訪部はふくやーまんの右に再び右を合わせて前に。さらに右を突いて半身になったふくやーまんをダブルレッグテイクダウン。  すぐに立つふくやーまんにシングルレッグ。その頭に右を突くふくやーまんは立ち上がり。ボディロックテイクダウンする諏訪部は背中に乗るが、ここも両足をかけさせずに振り落としたふくやーまんは右ハイ。ブロッキングの諏訪部。  左の刺し合い。ふくやーまんの右をダックする諏訪部は右を突いてシングルレッグ。頭を押し下げるふくやーまんだが左足を4の字で束ね、ボディロックテイクダウンの諏訪部がバックに。背後からパウンド。立つふくやーまんをコントロールしてバックカウント。ここも振りほどいたふくやーまんは諏訪部のシングルレッグをかわして細かいパウンドも、スクランブルする諏訪部がたシングルバック。立つふくやーまんの背中に乗るが、ここも足を払って落としたふくやーまんが右を突く。しかし右の打ち返しは諏訪部。  2R、左ジャブのふくやーまんに左ミドルの諏訪部が組みに。それを切ってワンツーのふくやーまんだが、下がらない諏訪部が右オーバーハンドから詰めてバッククリンチ。スイッチシングルレッグで腰を着かせるふくやーまんだが、両者立ち上がり。  右を突くふくやーまんだが、諏訪部も右。右オーバーハンドでケージを背にするふくやーまんをボディロックテイクダウン。立つふくやーまんはシングルレッグから諏訪部を前に落とす。右を突くふくやーまんに徹底して距離を詰める諏訪部は、ふくやーまんの左ヒザに左を合わせて尻餅を着かせるとバックに。横に崩して両足を巻いてパウンド。着地してキムラで回してトップに。亀になったふくやーまんの立ち上がりをコントロールして崩してバックマウントを奪う。ふくやーまんが背中に背負った立ってゴング。 [nextpage] ▼第15試合 DEEPフライ級 5分2R○能坂陸哉(KO GYM)[2R 4分14秒 リアネイキドチョーク]×松丸息吹(THE BLACKBELT JAPAN)  1R、サウスポー構えの松丸にオーソの能坂。詰める松丸は左の飛び込みも右にかわす能坂は右インローから右ハイも見せる。松丸から右から左。かわす能坂は右インローを当てる。左ミドルの松丸に、能坂はインカーフ! 松丸の遠間からのローシングルを差し上げ右小手。  左で差して押し込み右ヒザの松丸はボディロックも能坂がかわずがけで後方にテイクダウン。トップの取り合いで能坂が上を取ると肩固めへ。ハーフの松丸からサイドを奪うもフックガードに戻す松丸。インサイドガードから右のパウンドは能坂。松丸の蹴り上げからの立ち上がりに右を突いて飛び込み。松丸も左右四連打で前に。  ダブルレッグからシングルレッグもネルソンからトップは能坂。上四方からノースサウスチョークを狙い、サイドからヒザを突いてゴング。  2R、いきなり右ハイの能坂、ブロッキングの松丸に圧力かける能坂は右! さらに右インロー。左ローも。右フックもかわされた松丸。能坂は右ロー、松丸の左をかわして右を突く。  ボディ打ちから組んで四つから小外がけテイクダウンは能坂。背中着いた松丸はギロチン狙いも首抜く能坂に、金網で上体立てた松丸。そこにバック回る能坂はトップになり肩固め狙いで脇腹に細かいパウンド。スクランブルする松丸に再びバック奪い、リアネイキドチョークでタップ奪った。  能坂は10月のPOUNDOUTでの宮内拓海戦の判定負けから再起。松丸は10月の氏原魁星戦の判定勝ちから連勝ならず。 [nextpage] ▼第14試合 DEEPバンタム級 5分2R○内山拓真(ボンサイ柔術)[判定3-0] ※20-18×2, 19-19マスト内山×中野 謙(FIGHTERS FLOW)  1R、ともにオーソドックス構え。先に左ローの内山。中野が指を相手の目に向ける行為で警告。内山は右ハイ。左インロー。右ロー。さらに左インロー、左右ローで前足を削る。内山の右ハイの打ち終わりに右を返した中野。左ミドルの内山。シングルレッグで中央でテイクダウンを奪うと、サイドへ右ヒジ。その際で足を戻した中野にインサイドガードから細かいパウンド。金網まで這う中野に左差しでパウンド。立つ中野を押し込み右でパンチでゴング。  2R、右を見せる内山は左インロー。そこに右を狙う中野。左インローの中野にシングルレッグから離れ際に右を突く内山。続くシングルレッグも切る中野。ともに慎重ななか、右カーフを当てる内山。追う中野にシングルレッグから右で差してヒザ。ダブルアンダーでクラッチし、崩すが中野はケージ際で残す。ブレーク。  右を突いてシングルレッグは中野。尻を着いた内山はキムラクラッチで後方に回してサイド奪うが体を起こす中野。内山がトップでゴング。  判定3-0(20-18×2, 19-19マスト内山)で内山が勝利し、連敗から脱出。中野は3連敗となった。 [nextpage] ▼第13試合 DEEPフェザー級 5分2R○鈴木琢仁(ボンサイ柔術)[1R 1分10秒 KO]×森 俊樹(FIGHTER'S FLOW)  ボンサイ柔術の鈴木琢仁は『RIZIN Trigger 2nd』でライト級アキラに判定負け後、ウェルター級で嶋田伊吹、角野晃平にも敗れて3連敗を喫したが、2024年10月の前戦でフェザー級に戻して瀧口脩生に判定勝ちで再起。  FIGHTER'S FLOWの森は、拓MAX、ケンヤスキーに判定勝ち後、2024年6月に古根川充にTKO負け、11月の前戦で狩野優に逆転の一本負けで2連敗中。  1R、緑のヘアカラーの両者。鈴木琢仁のセコンドには鈴木博昭がつく。  サウスポー構えの森に、オーソの鈴木。森の右の入りからのシングルレッグで右ヒザを合わせる鈴木! さらに右ストレート、左ジャブを連続でヒットさせると、走り込んでの右ヒザも。  下がった森の右に鈴木は右から左を当てると、森は足をもつらせ後方にもつれてダウン。パウンドで飛び込む鈴木は、右ヒジ。右で差して立ち上がる森に右ヒザを突き、左小手で崩すが、離れる森。  鈴木は再び右ストレート、左フック。さらに右インロー。左前手フックで飛び込み。離れた森の左ストレートの内側にカウンターの右ストレート!  森がゆっくり前のめりの倒れて、鈴木が衝撃のKO勝ちを決めた。森は担架で運ばれた。 [nextpage] ▼第12試合 DEEPウエルター級 5分2R×篠原アンジェロ(CT BJJ)[判定0-3] ※19-19マスト小林、18-20○小林ゆたか(夕月堂本舗)  1R、サウスポー構えの小林の左ローの打ち終わりにオーソの篠原は左右で突進。右差しの篠原に左小手の小林。押し込み左ヒザの篠原は右ヒザも。首相撲で回そうとする小林のヒザがローブローに。  再開。ワンツーの左を突く小林。詰めて左差しの篠原に右小手の小林はシングルレッグも切ってがぶりからヒザ。首抜く篠原を押し込み、右で差して小外がけテイクダウン。  2R、喧嘩四つでともい左の蹴り。左ハイの小林に右を突いて強引に詰める篠原がシングルレッグで片ヒザを着かせるが、その下がった頭にヒジを落とす小林。なおも崩す篠原がバック奪取。両足を巻いた篠原は4の字ロックでコントロール。背後からリアネイキドチョーク狙い。ロイバルvs.平良戦のように正座してずらして横に落とした小林が上に。  クローズドガードの篠原にトップから小林は左右ヒジ。残り1分。左パウンド連打。篠原の十字狙いをかわして上のまま拳を落としてゴング。  判定3-0(19-19マスト小林×2、18-20)で小林が勝利。新妻・富松恵美と師匠・中村大介の祝福を受けた。 [nextpage] ▼第11試合 DEEPバンタム級 5分2R○伊藤一輝(ボンサイ柔術)[1R 0分11秒 KO]×柴田修杜(FIGHTER'S FLOW)  1R、グローブタッチ。ワンツーで先に出る伊藤に、右を突く柴田。ケージに詰めた伊藤は右から左の二段跳びヒザ! アゴにもらった柴田は伊藤の高速ラッシュに前のめりに頭から倒れた。FKT準優勝の実績を持つ柴田に伊藤が11秒、KO勝ち。 [nextpage] ▼第10試合 DEEPフライ級 5分2R○川崎ごうる(ボンサイ柔術)[1R 2分19秒 TKO]×大木蓮治(パラエストラ吉祥寺)  1R、ともにオーソドックス構え。大木のジャブに左ハイを見せる川崎。右ロー、左インローの大木。川崎は左ハイで上体を上げさせて豪快なダブルレッグテイクダウン! そのままサイドを奪い。右で差して左枕。大木の右手を左ヒザでピンして左ヒジ。亀になる大木にサイドバックからパウンド。  立つ大木にスタンドの肩固めの形で押し込み、右で脇差して後方に投げ! 上四方からサイド。マウント、バックマウントでパウンド、鉄槌連打し、レフェリーが間に入った。 [nextpage] ▼第9試合 DEEP 88kg以下 1分30秒2R アマチュアKICKルール×ドリーム☆キミ(ドリームスタッフ)[判定1-2] 2R 1分30秒 ※20-18, 18-20, 19-19マストプルネダ○シュン・プルネダ(Y&K ACADEMY) ▼第8試合 DEEPフェザー級 3分2RアマチュアSPルール○TAU(BOND GYM)[判定3-0] ※19-19マストTAU×3×松下稜弥(TMK) ▼第7試合 DEEPフライ級 3分2R アマチュアSルール○中野勇人(エンジョイジム)[判定3-0] ※20-18×3×玄(IGGY HAND’S GYM) ▼第6試合 DEEPミドル級 3分2R アマチュアSルール×山村蛇弥(ISHITSUNA MMA)[判定0-3] ※18-20×2, 19-19マスト桜井○桜井聡紀(FIGHTER’S FLOW) 【中止】▼第5試合 DEEPライト級 3分2R アマチュアSルール─林 竜輝(BOND GYM)─青木 仁(IGGY HAND’S GYM)※林が怪我で欠場 ▼第4試合 DEEPバンタム級 3分2R アマチュアSルール×イトカズ・コウセイ(関谷柔術アカデミー)[2R 0分00秒 TKO] ※ドクターストップ○マサムネ(フリー) ▼第3試合 DEEPDEEP62kg以下 2分3R アマチュアKICKルール ○熊谷輝彦(BELLWOOD FIGHTTEAM)[2R 0分50秒 TKO]×カンダセイル(ENCOUNTER) ▼第2試合 DEEP 57㎏以下 2分3RアマチュアKICKルール×西垣柊哉(パラエストラ森ノ宮)[判定0-3] ※28-29×2, 27-30○宮本 亮(BELLWOOD FIGHTTEAM) ▼第1試合 DEEP 62.5㎏以下 2分3RアマチュアKICKルール ○山中如楽(及川道場)[2R 1分41秒 TKO]×松井允希(BELLWOOD FIGHTTEAM)
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