児玉が口内カットでレフェリーストップ、大城が1年5カ月ぶり勝利
▼第8試合 ストロー級(-52.2kg)5分2R
〇大城匡史(沖縄糸満/THE BLACK BELT JAPAN)3勝4敗1分 52.20kg
[2R 2分02秒 TKO] ※レフェリーストップ
×児玉勇也(東京/トイカツ道場/とらの子レスリングクラブ)16勝12敗2分 52.10kg
※大城の有効打により児玉が口を裂傷。
ストロー級ランキング入りを目論む沖縄最軽量脅威のパンチ力を誇る小型爆撃機・大城匡史と、様々なリングを渡り歩いた東の軽量級大ベテラン児玉勇也の2R戦。
大城は、2023年11月に三輪勇気に判定勝ち後、2024年4月に木村旬志とドロー。11月の前戦で黒部和沙にリアネイキドチョークで一本負けからの再起戦となる。
児玉は、GRACHANフライ級トーナメント準優勝者。御代川敏志に敗れたものの、ストロー級再挑戦で2024年5月に金光優真に判定勝ちで再起。9月に三笠貴大に判定勝ちで2連勝中。
1R、ともにオーソドックス構え。右ローを突く大城は右ストレートのトンビ込も。児玉は左ジャブのダブルで詰めてシングルレッグも顔を剥がして差し上げようとするが児玉がボディロックテイクダウン。
金網まで這う大城は左小手に巻いて立ち上がり。肩パンチの児玉。両差で右ヒザ。大城は左を差し込み突き放す。左ジャブを見せる大城に、右カーフの児玉。大城はワンツーをガード上に。右アッパーを返す。右カーフの打ち合いからダブルは大城!
児玉は左ミドルをヒットも、その蹴り足を掴んだ大城が組み。右で差して押し込むのは児玉。右ヒジを差し上げる大城に、児玉は左ヒジ! 回した大城が押し込むが、すぐに体を入れ替えた児玉が四つから肩パンチ。小外刈りでテイクダウン! すぐに手を着いて立とうとする大城をボディロックテイクダウンの児玉。右で小手巻き、左で細かいパンチの大城。児玉も時おりクラッチを外し、右手でパンチする。カーフを当てたのは大城もコントロールから細かい打撃の児玉のラウンドか。
2R、先に中央に出る大城が右カーフを打ってワンツーの右を強振。ガード固める児玉は下がらず前へ。大城は左フック、右アッパー! 児玉はシングルレッグでドライブし、左で差して押し込み。頭を下からつけた大城が崩すが、残す児玉。
大城は右の小外で崩すと、左で差す児玉は残し。頭をつけて左を細かく突く大城に児玉は横を向いて離れる。口内を切ったか児玉が出血。ドクターチェック。児玉にストップがかかり、大城がTKO勝ち。
1年5カ月ぶりの白星を掴んだ大城は、「応援、ありがとうございます。去年も2回出場しても勝てず、今回、久々に勝てて嬉しいです。また強くなったところを見せるので応援、よろしくお願いします」と語った。




