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【PANCRASE】フェザー級王者・三宅輝砂が初防衛戦で中田大貴と再戦! 三宅戦から再起の平田直樹と、2連勝中の栁川唯人が激突。バンタム級・田嶋椋が3戦全勝の18歳・山木麻弥と対戦。飯野タテオ、後藤亮が初参戦=6月1日(日)ニューピア

2025/04/19 20:04
 2025年6月1日(日)東京・ニューピアホールで昼夜大会で開催される『PANCRASE 354/355』のカードが発表された。  フェザー級の「キング オブ パンクラス チャンピオンシップ」(5分5R)として、王者・三宅輝砂(ZOOMER)に、中田大貴(和術慧舟會HEARTS)が挑戦する。 王者・三宅に一本勝ちしている中田がベルトに挑戦 ▼PANCRASEフェザー級タイトルマッチ 5分5R三宅輝砂(ZOOMER)王者 11勝4敗中田大貴(和術慧舟會HEARTS)挑戦者・5位 7勝6敗  2024年12月のPANCRASE最終試合、キム・サンウォンの離脱によって巡ってきた王座決定戦で、三宅輝砂と平田直樹が対戦。三宅が平田の顔面に鋭い右ヒザを突き刺し、わずか72秒で秒殺勝利を収め、第11代キングの称号を手に入れた。  初防衛戦の相手は、2023年3月に同じ会場で三宅をギロチンチョークで絞め落とした中田大貴に決定した。  中田は2024年11月、石田陸也を右ストレートからのパウンドでTKOし、高木凌戦、サンウォン戦での連敗から脱出。高らかにタイトル奪取を宣言した。  現在4連続フィニッシュ中の“天才”との呼び声も高い25歳の三宅がリベンジを果たし、王者としての真価を示すのか。連敗時には引退も考えたという29歳の中田が再び三宅を沈め、有言実行でベルトを奪うか。 [nextpage] 三宅に敗れた平田が再起戦、消防官辞めた2連勝中・栁川と対戦 ▼フェザー級 5分3R平田直樹(トライフォース柔術アカデミー)2位・8勝3敗栁川唯人(K-PLACE)8位 2023年NBT同級優勝・6勝1敗  PANCRASE参戦以降、遠藤来生、亀井晨佑、Ryoといったランカーを次々と撃破し、無傷の5連勝で王座決定戦の舞台へと駆け上がった平田。ベルト獲りに王手をかけた2024年12月のニューピア大会で、三宅輝砂に痛恨の敗北を喫した。27歳。  対する栁川は、デビューから2連勝後のRyo戦で逆転一本負け。試合後にヒザの手術を行い、2024年9月の9カ月ぶり復帰戦で糸川義人に判定勝ち。12月の前戦では名田英平を組みで制圧し、最後はパウンドで1R TKO勝ち。現在2連勝中。24歳。  前戦後、「強くなって帰ってくる」と唇をかみしめた平田。公務員(消防官)という安定を捨て、格闘技に人生の舵を切った栁川。ともにベースは柔道の組みだが、スタンドの打撃では柳川に武器が多く、組みの精度・極め力は平田に分があるか。  三宅輝砂vs.中田大貴のフェザー級王座戦と同日の試合で、フェザー級の頂点を目指す両者の覚悟も交錯する注目の一戦となる。 [nextpage] 3位の田嶋と、3戦全勝の18歳・山木が激突 ▼バンタム級 5分3R 田嶋 椋(OOTA DOJO)3位・8勝3敗山木麻弥(ALIVE)8位・3勝  2024年12月大会でオタベク・ラジャボフの体重超過により試合が中止となった田嶋は、2024年3月に激闘となった井村塁戦での判定負け以来の試合。25歳。  対する山木は、極真空手ベースで、MMA3戦3勝3TKOとパーフェクトレコードを誇る新鋭。2025年3月前戦ではハードパンチャー矢澤諒の左のスイングを18歳とは思えぬ冷静さでスウェイで見切り、そのスタンスのままシャープな左フックを打ち抜いて衝撃1R KO勝利を飾った。  その実力が本物かを見極める意味では、元暫定王者・田嶋はこれ以上ない相手。4連勝後の2023年4月のバンタム級王座統一戦では中島太一に判定負けも、同年12月に実力者・ 笹晋久に判定勝ち。2024年3月の前戦では前述の通り、井村と試合後に互いに座り込む死闘を見せている。  殺傷能力の高い打撃を武器とする山木が、その勢いのままランキング上位に食い込むか。それとも経験、総合力で上回る田嶋が長いジャブでコントロール、巧みな組みも混ぜたMMAで戦績の差を見せつけるか。バンタム級の下剋上マッチだ。 [nextpage] ストロー級5位の寺岡と、PANCRASE初参戦の飯野タテオが対戦 ▼ストロー級 5分3R寺岡拓永(ROAD MMA GYM)5位/2023年NBT同級優勝・4勝3敗飯野タテオ(和術慧舟會HEARTS)14勝8敗1分  長年に渡り修斗軽量級を牽引してきたベテラン・飯野がPANCRASE初参戦を果たす。飯野は2018年から19年にかけて修斗で3連勝後、2020年に猿丸ジュンジに、21年に新井丈にKO負け。4年ぶりの復帰戦となる。KO・サブミッションどちらでもフィニッシュできる力を持つ飯野がPANCRASE初陣を白星で飾るか。38歳。  迎え撃つのは、PANCRASE一筋の寺岡。2023年のネオブラ優勝以降、氏原魁星戦の判定勝ち以外は、1勝3敗と不本意な結果が続く寺岡が、キャリアで上回る飯野を撃破し、壁をぶち破れるか。28歳。 [nextpage] 2連敗から再起目指す丸山が、初参戦TRIBEの後藤亮と対戦 ▼ライト級 5分3R丸山数馬(Tri.H studio)9位 9勝6敗後藤 亮(TRIBE TOKYO MMA)3勝3敗  丸山は「世界標準のMMA」を目指し、2023年5月には『ROAD TO UFC』参戦もキム・サンウクのダースチョークに一本負け。11月に平信一に判定勝ちするが、2024年5月に葛西和希に2R リアネイキドチョークで一本負け。7月の前戦では松岡嵩志に右を当てて腰を落とさせるも松岡の組みに敗れ、2連敗中。32歳。  対する後藤は、DEEPフューチャーキングトーナメント2022ウェルター級優勝者。2025年3月の前戦では修斗で手島響に判定勝ちを収め、今回、PANCRASE初参戦となる。27歳。  強豪選手が集まるTRIBE TOKYO MMAからの刺客として、柔術黒帯・後藤がいきなりランカー食いを果たすのか。それとも、世界を見据える丸山が課題を克服して、侵略を退けるか。 [nextpage] ライカに勝った和田、デビュー戦一本勝ちのオノダマン、2連勝するのは? ▼女子フライ級 5分3R和田綾音(ALIVE) 4位 1勝オノダマン(T-BLOOD)1勝  2024年7月の大阪大会でプロデビューし、実績・キャリアで大きく上回るライカに判定勝ちした和田。29歳。  対するは、2月品川大会、51歳で挑んだデビュー戦でナギに102秒リアネイキッドチョークで一本勝ちを収めたオノダマン。  3月横浜武道館で新女王・渡邉史佳が誕生し、ますます熱を帯びる女子フライ級で、先に2勝目を挙げるのは和田かオノダマンか。 [nextpage] フライ級で萩島と加藤が対戦 【プレリミナリーファイト】 ▼フライ級 5分3R萩島answerタクミ(T-BLOOD)1勝3敗加藤和也(urning point MMA)1敗  萩島はPANCRASEで名久井悠成にスプリット判定負け後、2025年2月の前戦ネオブラ1回戦で天坂匡孝に1R 腕十字で一本負け。25歳。  加藤は、キックで7勝9敗後、PANCRASE参戦。2月の前戦ネオブラ1回戦で齋藤楼貴に判定負け。30歳。
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