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2025年3月30日(日)あなぶきアリーナ香川で開催される『RIZIN.50』の選手インタビューが28日、岡山にて行われた。
メインイベントの「RIZINバンタム級(61kg)タイトルマッチ」(5分3R)で、元谷友貴(アメリカントップチーム)の挑戦を受ける王者・井上直樹(Kill Cliff FC)が登壇。インタビューに応じた。
いまだ王座を防衛した選手がいないRIZINバンタム級において、井上は元谷との4年ぶりの再戦で初防衛を果たすか。
リマッチで戦いにくい部分はあるけど、4年前から全てのレベルが上がっています
──試合を2日後に控えた心境を。
「今まで通りしっかり練習してきたことが出せればいいなと思っています」
ーーバンタム級王座防衛戦への思いをお聞かせください。
「試合は試合なので、いつも通りの気持ちで臨んでいます」
ーー4年前は井上選手の一本勝ちでした。再戦に向けた意気込みを。
「まだ分からない部分もたくさんあるので勝っているからといって、油断しないようにしっかり勝ち切るところを見せられたらいいかなと思います」
ーー試合展開のイメージは?
「前回のように極めもいろいろ考えているけど、判定で勝つパターンもある。いろいろなパターンをしっかり考えてきています」
ーーベルトを持った王者として、ファンに試合を見せる意気込みを。
「やっぱり王者として圧倒的な試合を見せないといけないと思うので、KO・一本狙いにいって、場を盛り上げる試合をできればいいかなと思います」
ーーメインの試合をすることへの意識は?
「いや、とくに(笑)。いつも通りです」
ーー試合の順番が遅いな、とか。
「そしたら、早い方がいいですね。でもしっかりメインとしての仕事が果たせればいいかなと」
ーー“地獄のエンジェル”のニックネームは変えてほしいという気持ちもありますか。
「いやあ、どうなんですかね? 逆に。地獄のエンジェルっぽいですか? 自分で地獄のエンジェルっていうのも恥ずかしいので皆さんに決めてもらえれば」
ーー2月に合宿して、志朗選手もRISEで試合(ユン・ドクジェ戦)を控えています。意識すること、お互い声をかけあったことなどありますか。
「意識していることは、その場その場で気になることがあったら修正したりとかしてきた感じです。試合に向けてじゃなくて、普段の練習、これからに向けての練習みたいな感じでした」
ーー井上選手は志朗選手のこういう部分、技を盗んだ、学んだということはありますか。
「いろいろ……いろいろなんですが、もちろんキックの専門の選手なので教わることは多いですし、これからもお世話になることはあるので、知りたければ志朗さんのジムに行ってください(笑)」
ーーバンタム級王座は、過去防衛されたことがないベルトです。連続防衛するために何が必要と考えますか。
「連続して防衛することに向けてですか? うーん、まあ……日々練習をすること、油断しないことが一番大事なんじゃないかなと思います。1試合、1試合……一つひとつを大事にしていくように考えています」
ーーいつにも増して、声がか細い井上選手ですが、身体が大きくなって減量のキツさは変わらないですか?
「(笑)いつも通り変わらないです」
ーーATTで練習している元谷選手が強度の強い練習をしてきている。北米で練習することで勝負の方程式が決まっている部分も。その分は逆に井上選手にとってやりやすい?
「戦いやすいか、戦いにくいかという点ではリマッチなので戦いにくい部分はありますが、北米に行ったからといって戦いにくいというわけでもなく……ただ元谷選手と2回目にやるという意味で戦いにくいです」
ーー4年間で自身が変わっていることは
「打撃も寝技も技術レベル上がっています」
ーー前回とは違う試合に?
「はい」