キックボクシング
インタビュー

【RISE】「YA-MANヤバい」「YA-MAN大丈夫か」トリンダーデ公開練習にファン驚愕も「僕がやる事は1つ。『倒す』っていうそれだけ」「死ぬ気で勝ちに行く」(YA-MAN)井岡一翔からのアドバイスとは

2025/03/26 12:03

朝倉未来は「やっぱりカッコいい」


――5月4日の朝倉未来戦の候補に名前が挙がるということについてはどう考えますか?

「前回FIGHT CLUBで自分の土俵で戦わせてもらっているので、MMAの未来さんの土俵で戦うのが筋だと自分は思っています。やっぱり後味が悪いというか、終わった後に『自分の得意な所でやりやがって』とか、MMAよりもキックの方がリングが狭いので『リングの狭い所でやりやがって』とか言う声もあったし、そういう所も含めて自分の土俵でやってもらったので、次は向こうの土俵でやった方がみんな気持ち良いんじゃないかと思いましたね。もちろん負けるつもりはないですけど」

――やるとなったらということですよね。

「やるとなったらそこは全力で戦いにいきます。そっちの方がお互いにとって気持ち良いですよね」

――去年はずっとMMAを主戦場にやってきたと思うんですけど、改めて約1年半ぶりにキックボクシングで戦うというのは、自分の中ではどういいう位置付けでやっていますか?

「去年は木村ミノル戦が流れて、1年ぶりくらいになるんですけど、ぶっちゃけ今もMMAの練習はしていますし、やる事は変わらないです。朝に柔術をやって昼にキックをやって夜にグラップリングをやってというスケジューリングをやっていますし、今は朝に柔術をやって昼と夜にキックをやってみたいな日も多くなっているんですけど、MMAの試合だろうがキックの試合だろうが、日々のルーティーンは変わらないですね」

――YA-MAN選手の中で今1番目標にしている事や、今年こうしていきたいなどの目標はありますか?

「3月29日の同じ日にRISEスーパーライト級のタイトルマッチがあるんですけど、そこに挑戦したいっていうのと、RIZINのフェザー級のチャンピオンを目指すっていう事が今のモチベーションですね。前までは『チャンピオンになりたい』って気持ちはなかったんですけど、自分の証明をするのには1番手っ取り早いと思ったんですよね。ダウトベックとどんなに良い試合をしようが、キックで誰に勝とうが『エンタメ枠だよね』って言われたり、『白鳥に負けてるし、そんなに強くないよ』って格オタたちから言われるので、今はそこを認めさせたいです」

――FIGHT CLUBで朝倉選手と戦った時の煽りで「最近の朝倉未来はカッコよくない」と言っていたと思うんですけど、今はYA-MAN選手から朝倉未来選手という存在はどのように映っていますか?

「やっぱりカッコいいですよね。『朝倉未来=最強』っていうブランドだと思うんですけど、皆んなからも『朝倉未来は最強だ』って言われている中で負けが続いて。普通だったら金も稼いでいるし、表に出る必要もないんでしょうけど、またMMAにチャレンジしに行く姿勢がカッコいいですよね。あそこまで有名で負けを重ねても、またやろうと思えるのがすごいなと思います」

――先ほどの話も踏まえて、もう1度対戦するとしたら、東京ドームにこだわらないという考えもありますか?

「僕はMMAの試合をしたいので、どこであろうが舞台と良い相手がいれば、東京ドームじゃなくても7月とか8月とかに試合があるなら、MMAでもキックのタイトルに絡めるような試合もしたいですし、やりたい事がたくさんあるので、体が空いていたらやりたいですね(笑)。僕も今年29歳になるので、そんなに長い格闘技生活ではないと思っています。特にキックボクシングでは、後何年できるんだろうっていうフェーズに入っていると思うので、今できるうちに試合をいっぱいやりたいですね」


――先ほどミゲール戦に臨むにあたって「喧嘩をする」というお話がありましたけど、それとボクシングの技術やテクニックを学ぶということは、どういう風に融合していっているのでしょうか?

「白鳥戦で線引きされていると思っていて、あそこまではただぶん回していただけなんですけど、負けてから何かを変えていかなければいけないと思って、よりボクシングに注力してやっていったんですね。喧嘩の中にボクシングの技術を混ぜる事ができて、距離感だったりフェイントだったりという部分をあの試合以降できるようになったんですよ。自分の強みの相手の攻撃を怖がらないところというか、もらってもいいからぶっ倒すみたいな、そういう気持ち的なところにボクシングの要素が加わって、より簡単に倒せるようになりましたね」

――そういうことを学ぶことによって、当てられにくくもなっているということですか?

「当てられにくくもなっていると思いますし、あとは1番やって良かったと思う成長したポイントが、当たってもいい場所で攻撃をもらえるようになった所ですね。今までは『そこでもらったら倒れるだろう』ってところでもらっていたんですけど、もらっても倒れないところでもらうようになりました。だから効きはしますけど、最大出力のところで相手の攻撃をもらわなくなったというのが、ボクシングをやって上手くなったポイントですね」

――トリンダーデ選手は原口選手を1発でKOしたみたいにパンチの威力があると思うのですが、そういう技術を学ぶことによってトリンダーデ選手であっても倒されにくい自信はありますか?

「ミゲールの強い所も十分対策していますし、パンチで打ち負ける事はないなと思っています。上手い選手に対しては、蹴りをどう対処していくかが鍵になっていくかなと思っています」

――最後にファンの皆様とPPVを買っていただいた皆様にメッセージをお願いします。

「俺の打撃が世界に通用するところを皆さん楽しみにしていてください。この試合に勝って、RISEのチャンピオンにもなってRIZINのチャンピオンも目指していきます。ここが分岐点になると思っているので、死ぬ気で勝ちに行くので楽しみにしていてください」

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