2025年3月23日(日)さいたまスーパーアリーナ『ONE 172: TAKERU vs. RODTANG』(U-NEXTで独占PPVライブ配信)にて対戦が決まっていた、第8試合ONEフェザー級(70.3kg)キックボクシング3分3R、マラット・グレゴリアン(アルメニア/初代K-1スーパー・ウェルター級王者)vs.海人(TEAM F.O.D/SB世界スーパーウェルター級王者)が消滅した。
グレゴリアンは前日10:00から行われた本計量に13:00までの制限時間以内に一度も現れることなく、尿サンプルを提出できず(10:00前の予備計量には来ていた)。関係者によれば本計量終了の約1時間後に現れ、シュートボクシング側や海人側の立ち合いはないところでハイドレーションテストと計量を行い、公開計量&フェイスオフイベントに出席したという。この時点ではキャッチウェイトでの交渉に両者合意していなかった。
イベント後、ONEと両陣営でキャッチウェイトの交渉をしたものの不成立となり、この試合は中止になったと発表された。
発表を受けて海人は自身のSNSに「今日の試合中止になる事になりました。楽しみにしててくれた皆様すみません。ここまで仕上げてきて試合が出来ないのは本当に悔しいし、なにも知らない人達から色々言われる事も悔しい。ただ俺はもう世界最強に向けて前進するだけ。この階級にいるならまたいつか巡り合う。その時は万全な状態で倒させてくれ。皆様本当に応援ありがとうございました。次戦に向けて引き続き仕上げていきます。期待してて下さい」と投稿。
グレゴリアンの計量失敗による試合消滅に悔しさをにじませていた。