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キックボクシング
レポート

【REBELS】スアレックが最終Rに執念のダウン奪い2階級制覇、栗秋祥梧はフェルナンデス退ける

2019/10/07 08:10
「REBELS.63×KNOCK OUT」2019年10月6日(日)東京・後楽園ホール ▼メインイベント(第10試合)REBELS-MUAYTHAIライト級暫定王座決定戦 3分5R(延長あり) REBELS-MUAYTHAIルール〇スアレック・ルークカムイ(スタージス新宿/元REBELS-MUAYTHAI スーパーライト級王者)判定3-0 ※49-47、49-47、49-46×雅 駿介(PHOENIX/ムエタイオープンライト級王者、スック・ワンキントーン・ライト級王者)※スアレックが新王座に就く。  当初、同大会のメインイベントとして発表されていたREBELS-MUAYTHAIライト級タイトルマッチ、王者・良太郎vs挑戦者スアレックは、良太郎が8月18日の『K.O CLIMAX 2019』で眼窩底骨折を負ったため欠場。代わって良太郎に同大会でTKO勝利した雅が、スアレックと暫定王座決定戦を行うことになった。  雅は高校時代からキックボクシングを始め、2014年に学生キックでライト級王者に輝く。アマチュアではRISEの2014年KAMINARIMON全日本トーナメント65kg級で優勝。今年2月にはムエタイオープン、6月にはスックワンキントーンの王座を獲得していきなり二冠王となった。戦績は15勝(7KO)2敗。  1R、スアレックの強い左ミドルとローに対し、雅はステップで動き回って蹴りを当てに行く。スアレックのワンツーはバックステップでかわす雅。終盤には雅が逆にプレッシャーをかけていった。  2R、ストレートの連打を当ててはさっと離れる雅。笑顔を浮かべて余裕を見せる。スアレックがワンツーで前へ出てくるとバックステップで打ち合わない。ジャブとロー、そして顔面へパンチを当てては離れると上手く戦う雅。  3R、スアレックは右のパンチで強引に入り込んでいきヒットを奪う場面も。雅は細かくパンチを当てて対抗。かなり強引に前へ入っていき右の強打と右ミドルを当てに行くスアレック。組んでのヒザ蹴りは互角。  4R、出会い頭のバッティングで試合は一時中断。再開後、スアレックが一気にパンチで前へ出て強打を叩きつける。右ミドル、右ローを蹴って強引にパンチで前へ出ていくスアレック。雅は下がりながら左ローと左ミドルを蹴るが、このラウンドは明らかにスアレックに押され気味。  5Rが始まって30秒、雅の右ローにスアレックが右ストレートを合わせてダウンを奪う。雅はパンチで取り返しにいくが、左目上から流血してドクターチェック。再開後、両者足を止めての打ち合い。雅はヒジでの逆転を狙うが、スアレックは右を叩きつけて応戦。組み合うとバックを奪う。  勝敗は判定に持ち込まれ、後半に挽回したスアレックが判定3-0で勝利。REBELS-MUAYTHAI王座の2階級制覇に成功した。スアレックはマイクを持つと会長や関係者にお礼を言い、「ライト級チャンピオンになりました。チャンピオンでーす」と笑顔を輝かせた。 ▼セミファイナル(第9試合)57kg契約 3分3R(延長あり) REBELSルール〇栗秋祥梧(クロスポイント吉祥寺)判定3-0 ※30-29、30-28、30-28×ミケール・フェルナンデス(スペイン/マンバジム/ISKAスペイン・ムエタイ・フェザー級王者)  ハードパンチャーの栗秋は近年のREBELSを牽引する存在で、6月大会では安本晴翔とのREBELS-MUAYTHAIフェザー級王座決定戦に敗れてベルトを逃したが、8月大会では185戦166勝の戦績を持つルンピニースタジアムの元ランカーをKOした。  対するフェルナンデスはその1週間後に開催されたKNOCK OUTの『K.O CLIMAX 2019』に初来日。スーパーバンタム級初代王座決定1DAYトーナメントの1回戦で小笠原瑛作と対戦し、判定で敗れるも奮闘した。戦績は13勝2敗で13勝のうちKO勝ちが12試合という倒し屋。  1R、栗秋はいきなり左フックを強打すると、パンチをまとめて強打する場面とジャブ&ローで距離を取る場面とメリハリをつける。フェルナンデスは栗秋の弱点がボディであることを研究済みか、ヒザと前蹴りでボディを攻める。  2R、栗秋は左フックを見せながら右ローの集中砲火。ボディもパンチで攻め、飛びヒザ蹴りやセンチャイキックなどの派手な技を見せる。フェルナンデスは焦ったか、スリップした栗秋の顔面へヒザを入れる反則。  3R、栗秋は右ローから左フック、左ボディからの右フックとコンビネーションでほぼ圧倒。しかし、攻め切ることができない。右ハイ、バックハンドブローも繰り出していったがタフなフェルナンデスを追い詰めることが出来ず。判定3-0で栗秋の勝利となった。 [nextpage] ▼第8試合 REBELS 67kg級王座決定戦 3分3回戦(延長あり) REBELSルール〇UMA(K&K BOXING CLUB/元REBELS 65kg級王者)KO 1R 2分50秒 ※3ノックダウン×CAZ JANJIRA(JANJIRA GYM/蹴拳ウェルター級王者)※UMAが新王座に就く。  新設されたREBELS 67kg級王座を元65kg級王者のUMAと、蹴拳ウェルター級王者CAZが争う。UMAはトリッキーな蹴り技を武器にREBELS黎明期から活躍し、他団体にも乗り込んでいってトップ選手から勝利を収めている。対するCAZは様々な団体に出場し、トップ選手たちと拳を交えてきた。  1R、両者サウスポー。UMAは開始と同時に飛びヒザ蹴りの奇襲攻撃。その後も右の三日月蹴り、横蹴り、左ストレートで積極的に前へ出て攻めていき、CAZは左右フックで迎え撃つ。ハイペースで両者攻撃を仕掛ける中、両者がフックを空振りした直後にUMAは一回転してのバックハンドブロー。これでダウンを奪う。  まだ足元がフラついているCAZにパンチで襲い掛かったUMAは左フックでダウンを追加すると、最後も左フックでダウンを奪って初回KO勝ち。REBELSでの2階級制覇を達成した。  大応援団が盛り上がる中、ベルトを巻いたUMAは「CAZ選手の強い気持ちが伝わって、本当にベルトを獲りたいって気持ちが伝わりました。このベルトを巻いたからにはCAZ選手の分もやっていきます。1月からクロスポイント吉祥寺へ出稽古に来させてもらっていい練習させてもらっていて、寮生活していろりろ注意されたり、ありがたい環境でやらせてもらっています。今回はギリギリの勝利でしたが、今後もレベルスを代表して戦っていく選手になりたいのでUMAのことをよろしくお願いします」と宣言した。 ▼第7試合 REBELS-MUAYTHAIスーパーウェルター級王座決定戦 3分5R(延長あり) REBELS-MUAYTHAIルール〇吉田英司(クロスポイント吉祥寺)判定3-0 ※49-48、49-47、49-47×津崎善郎(LAILAPS東京北星ジム)※吉田が新王座に就く。  2月大会から開幕した「REBELS-MUAYTHAIスーパーウェルター級王座決定リーグ戦」は全日程を終了し、勝ち点5でトップになった吉田と、勝ち点3で2位となった津崎がREBELS-MUAYTHAIスーパーウェルター級王座決定戦を争う。  吉田は186cmの長身を誇る27歳で、戦績は6勝(5KO)1敗1分。津崎は4勝(2KO)5敗1分の34歳。リーグ戦では6月に対戦し、吉田がTKO勝ちを収めている。  1R、津崎は左ミドルを多用し、右ストレートと右フックで積極的に打ち合いに行く。吉田も右アッパーを返し、パンチの相打ちが見られた。  2R、右クロスを狙い撃ちにしてくる津崎に苦しむ吉田だったが、右ローがクリーンヒットして効果を発揮。吉田もワンツー、左右フックからの右アッパーとパンチで反撃。それでも動きの悪い吉田にパンチで襲い掛かる津崎。  3R、津崎はパンチから組んでのヒザ蹴りを繰り返す。これでスタミナを奪われる吉田。それでも右ローを蹴って、組むとヒジを見舞う。吉田はいつになく動きが悪く、クリンチを繰り返す。  4R、吉田は右ヒジを見舞うが、津崎のヒジをもらって鼻から出血。ドクターチェックとなる。再開後、津崎はパンチとヒジで襲い掛かり、吉田もヒジで応戦して接近戦で壮絶なヒジの打ち合い。今度は津崎が右目上をカットしてドクターチェックを受ける。再開後もヒジとパンチの打ち合いで両者大流血。  5Rも両者はヒジの乱れ打ち。パンチとヒジが激しく交錯し、吉田は左ボディも打つ。両者とも大流血で両者ドクターチェック。最後までヒジ、ヒザの応酬となり、リングサイドに血のシャワーが降り注ぐ中、試合終了。  判定は3-0で吉田が死闘を制し、王座に就いた。吉田はマイクを持つと「かなりぐちゃぐちゃの試合になって情けない試合をしたんですけれど、T-98さん(かつてT-98が巻いていたベルト)のベルトを獲れたのでさらに上に行けるように精進します」と笑顔を浮かべた。 ●江幡 睦の挨拶「今日レベルスの試合を見て僕もワクワクしています。ここで発表したいことがあります、10月20日に後楽園ホールでラジャダムナンスタジアムのバンタム級タイトルマッチを行わせていただきます。この試合はムエタイ500年の歴史があるベルトをキックボクシング50年の歴史が打ち破るれ歴史的な試合です。キックボクシング創立以来の夢でもあります。このベルトを僕が獲ります。歴史的瞬間を皆さんに見て欲しい。キックボクシング界が変わる歴史的一瞬を見て欲しいです。見に来てよかったと思わせる試合をしたいと思います。歴史が変わる試合をぜひ見に来てください」 [nextpage] ▼第6試合 ライト級 3分3R(延長あり) REBELS-MUAYTHAIルール×津橋雅祥(エスジム/元蹴拳スーパーフェザー級王者)判定0-2 ※28-30、29-29、28-29〇大谷翔司(スクランブル渋谷)  1R、サウスポーの津橋は左ミドルからの左ストレートを狙っていき、大谷は距離を詰めてのパンチ。組んでくる大谷に津橋はヒジも見舞う。  2R、津橋の左ミドル連打からの左ハイに大谷は左右フックで反撃。接近して左右の連打を放ってくる大谷に津橋もパンチで打ち合うが、大谷の左右フックをもらってグラつく。津橋もヒジを繰り出すがヒットは奪えない。  3R、バテ気味の津橋は組み付く場面が多く、大谷のヒジとヒザももらう。前に出る大谷がワンツーと左右フックで攻勢、必死に組み付く津橋。津橋も最後の力を振り絞って打ち合うが、最後は大谷の右フックで津橋が大きくバランスを崩し、大谷が判定2-0で勝利した。 ▼第5試合 63.5kg契約 3分3R(延長あり) REBELSルール〇与座優貴(橋本道場)判定3-0 ※30-26×3×テレカ∞(テレカインフィニティ/NEXT LEVEL 渋谷)  1R、与座の左ミドルに軌道の大きな左フックを合わせにいくテレカ。与座は左ミドルのスピードを上げ、その左ミドルの大きな炸裂音に場内からはどよめきが起こった。  2R、飛び後ろ蹴りをヒットさせた与座は左ミドルの連打。徹底してパンチで前へ出てくるテレカに、与座は左ハイと左ミドルを同じフォームで蹴る。与座が蹴るたびに大きな炸裂音が起き、場内のどよめきは止まらない。  3Rも与座は左ミドルをバンバン蹴っていき、テレカは左フックを打つ。いつの間にか右目上をカットされ、流血した与座にドクターチェック。再開後、一気にパンチで勝負をかける与座の強烈な左ボディが何度も決まり、テレカも打ち合うが与座の強烈なパンチが目立つ。そして左フックでグラつかせると、試合終了直前に左フックでダウンを奪う。  勝負強さを見せつけた与座が判定勝利。デビューからの連勝記録を6に伸ばした。 ▼第4試合 60kg契約 3分3R(延長あり) REBELS-MUAYTHAIルール×NIIZUMAX!(クロスポイント吉祥寺)判定0-3 ※28-29、28-30、27-30〇ウルフタツロウ(アントジム)  1R、NIIZUMAX!はかなり変則的な動きから何が出てくるか分からないトリッキーな攻撃。ヒジヒザでの猛攻も仕掛ける。ウルフは首相撲に捕まえると何度もコカしにいく。  2R、NIIZUMAX!は左右ボディの連打かと思えば左ハイをヒット。その後もボディを攻めまくったかと思えば、回転ヒジを2連発。ウルフは首相撲&ヒザから転倒させる。  3R、NIIZUMAX!はパンチを振り回し、ウルフは徹底した首相撲からのヒザ蹴り。ウルフがヒジをヒットさせると、直後にNIIZUMAX!が回転ヒジをヒットさせる。ハチャメチャなファイトスタイルで場内を沸かせたNIIZUMAX!だったが、ウルフの首ヒザが評価され判定3-0で勝利を収めた。 [nextpage] ▼第3試合 スーパーウェルター級 3分3R(延長あり) REBELS-MUAYTHAIルール×降籏健嗣(士道館ひばりケ丘道場)延長R 判定10-9、9-10、10-9〇助川秀之(Turning Point)※本戦の判定は29-30、30-29、29-29  1R、サウスポーの降旗は右へ回り込みながら右フック、ワンツー狙い。助川はアップライトに構えて右の蹴りを放っていく。  2R、降旗は助川の右ミドルにパンチを合わせに行く。左ストレートが入り、左ミドルも快音を発する。助川は右ミドルと前蹴りを出すが手数が少ない。  3R、ワンツーで前へ出る降旗に助川もパンチで迎え撃つが、降旗のパワーに下がり気味。判定はドローとなり、延長戦へ。  降旗の左ミドルを左フックで迎え撃つ助川。降旗が左ストレートで前へ出てくると右ミドルを合わせる。アグレッシブに攻めた降旗だが技を合わせられる場面が多く、助川が判定2-1で延長戦を制した。 ▼第2試合 57.5kg契約 3分3R(延長なし)〇浦林 幹(クロスポイント吉祥寺)TKO 2R 1分03秒 ※レフェリーストップ×原島モルモット佑治(テッサイジム)  1R、蹴りを多用する原島に浦林はローからパンチの堅実な攻め。右ストレートも狙い撃ちし、ローに右のカウンターを合わせて原島はヒザを折る。  2Rも浦林はしつこく右ローを蹴っていき、右ヒジを顔面へ直撃。原島の鼻が陥没し、ドクターチェックでストップがかかった。 ▼第1試合 スーパーバンタム級 3分3R(延長なし) REBELS-MUAYTHAIルール×大川一貴(青春塾)判定0-3 ※28-29、28-30、28-30〇鈴木貫太(ONE'S GOAL)  2Rからエンジンの懸かった両者、サウスポーの大川は左ミドル主体。鈴木はパワフルな右の蹴りから右のパンチへとつないでいく。3Rは大川が右フック、左ストレートをクリーンヒット。鈴木も負けじと打ち合いに出て右ストレートをヒットさせ、パンチで前へ出て首相撲で転倒させる。熱闘は鈴木が判定で制した。 ▼オープニングファイト【トライアウト育成試合】第2試合 67kg契約 3分2R(延長なし) REBELSルール〇高橋祐弥(クロスポイント吉祥寺)判定3-0※20-19×3×森本淳弥(テッサイジム)  サウスポーの高橋は左ミドルを多用、右のジャブも入る。森本は接近してのパンチ連打。2Rも左の蹴りを多用して左ストレートにつなげる高橋。森本は細かい連打で応戦したが、高橋の蹴りを攻略できず。高橋の判定勝ちとなった。 ▼オープニングファイト【トライアウト育成試合】第1試合 57kg契約 3分2R(延長なし) REBELSルール×井熊知也(クロスポイント吉祥寺)判定0-2 ※18-19、19-19、18-20〇高橋和成(ヨックタイジム)  1Rから激しい打ち合いを見せた両者。パンチで優る高橋が3Rに右フックでダウンを奪い、井熊は逆転を狙って打ちに行くが、追い上げはならず判定2-0で高橋が勝利を収めた。
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