▼第4試合 キャッチウェイト(-53.07kg)ムエタイ 3分3R
○谷津晴之(新興ムエタイジム)
KO 2R 2分27秒 ※右ストレート
×テット・パイン・アウン(ミャンマー)

谷津は2024年5月に『ONE Friday Fights』初参戦を果たすと、アントン・サルチャクに右ミドルからのワンツーを主軸に終始自分のペースで戦い判定勝ち。6月の2度目の出場ではグエン・バン・タインを1Rに左ボディでKOし、2連勝でボーナスも獲得した。さらに2025年1月の3戦目でもタイランレック・ソー・ルンサックを右ボディストレートで初回KOに沈め、2度目のボーナスを獲得して3連勝。

対戦相手のアウンはラウェイの選手でONE初参戦。戦績は30勝4敗16分。

1R、谷津の右ローに右ローからの右ストレートを返すアウン。谷津は前蹴りで距離をとり、右カーフを蹴る。アウンの右ローに3連打。回り込んでしっかり距離をキープする谷津はアウンが入ってくるところに攻撃を加える。左ボディ、左フック、さらにワンツーからの左ボディ。アウンは攻撃をもらっても全く下がらず、頭を下げながら入って行く。谷津の右をもらうとすぐに右を返す。谷津は右三日月から右ミドルを2発、さらに左右フック。距離を支配した谷津がタイミングのいい攻撃もヒットさせた。

2Rも前蹴りで距離をとろうとする谷津だが、左右の連打を放つとアウンがサウスポーから左ストレートを返してヒットさせる。被弾する谷津だが、ここで谷津の右ボディストレートが突き刺さった。下がるアウンに谷津はボディへの集中打。右ストレート、左右フックも混ぜる。左ボディとヒザ蹴りで完全に身体が丸まってしまうアウンに谷津が右の三日月蹴りを突き刺してダウンを奪う。

立ち上がったアウンに左右ボディの連打から左右フックで圧倒し、右ストレートでアウンがしゃがみ込むようにダウンしたところでレフェリーがストップ。谷津がONEでの4連勝(3KO)を飾った。

「僕のトレーナーのナロンチャイ先生が三日月蹴りを凄く練習してくれて、あとは自分の気持ちで勝ちました」と勝利者インタビューに答える谷津に通算3度目の35万バーツ(約150万円)のボーナス。「ありがとうございます。今月おじいちゃんが月命日で、グラついた場面もあったんですけれどおじいちゃんが味方してくれたのだと思います。ありがとう!」と語った。


