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2025年5月4日(日)に東京ドームで開催予定の『THE MATCH 2』が、平本蓮の負傷欠場により朝倉未来との再戦が中止となったことで、大会名を『RIZIN男祭り』として開催することをRIZINが7日の会見で発表。

『RIZIN男祭り』のメインイベントで「RIZINフェザー級タイトルマッチ」として、王者クレベル・コイケ(ボンサイ柔術)vs.挑戦者ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス)の王座戦を行うことが発表された。
クレベルは、2022年10月に牛久絢太郎に三角絞めで一本勝ちし、一度目のRIZINフェザー級王座を獲得も、2023年6月の鈴木千裕との王座戦で体重超過し、王座剥奪。その後、金原正徳に判定負け、斎藤裕とフアン・アーチュレッタに一本勝ちで、2024年大晦日に王者・鈴木千裕と再戦。判定勝ちでベルトを奪還した。今回クレベルにとって、悲願の「ベルト防衛」を果たすべき試合となる。35歳。
対するシェイドゥラエフは、プロMMA13勝無敗の24歳。全試合をフィニッシュしており、5KO・TKO、8つの一本勝ちを誇る。試合タイムは10分を越えた試合はまだない。さらにスタミナにも自信を持ち、国土の95%が山岳地帯のキルギスで高地トレーニングを行い、高い心肺機能と耐久力を併せ持つ。
日常的に乗馬をこなし、馬肉・羊肉を食し、岩塩を使用するという食生活のなか、同国のイーラスMMAでは13勝2敗のONE FF&BRAVE FCフェザー級のアジレット・ヌルマエフとも練習。レスリングをベースに柔術でもキルギスとアジア王者の肩書を持ち、クレベル相手に「柔術でも自身の方が上」と豪語する。
2019年に地元キルギスのBatyr BashyでプロMMAデビューを飾ると、ロシアのACA Young Eaglesで3勝、22年11月にアマチュアルールのGAMMAに出場し4日間で3戦を勝ち上がりフェザー級王座を獲得した。23年6月より開催のROAD FC 63kgトーナメントに出場。1回戦でRIZINバンタム級でも活躍するヤン・ジヨンに1Rリアネイキドチョークで勝利。8月の準決勝では原口央と対戦予定だったが失格(計量オーバーおよび計量への遅刻に起因)。
10月には契約体重139ポンド(63.95kg)でUAE Warriorsに参戦し、リアネイキドチョークで一本勝ち。2024年6月、初参戦のRIZINでグレコローマン出身の武田光司を1R早々にリフトアップしてテイクダウンすると、すかさずリアネイキドチョークで極めた。9月、体重超過のフアン・アーチュレッタも1R 腕十字でタップを奪い連勝。2024年大晦日に元K-1&GLORY王者の久保優太と対戦。
徹底的に久保の試合映像を分析するなか、『序盤は組まない』作戦で立ち合い、久保の左ハイをガード後、1分過ぎにボディロックテイクダウン。腕十字、リアネイキドチョークを狙いながらも強いパウンドでダメージを与えて2R TKO勝ちを収めている。
オーソから上下の打撃で散らせて左右の強打からの組み力は脅威。シングル・ダブルレッグのみならず、小手巻き・内股などの足技も使いテイクダウン。がぶりのみならずバックに回ることも厭わず、武田にはワンハンドからリアネイキドチョーク、アーチュレッタにはスロエフストレッチ狙いからヤスケビッチ式の腕十字でタップを奪っている。
上下の蹴りに強打、ワールドクラスのグラップリング力を持つ“最強挑戦者”シェイドゥラエフを相手に、“柔術の鬼神”クレベルは、いかに王座を守るか。互いの攻撃力のみならず、ディフェンス力にも注目のタイトルマッチだ。
◆クレベル・コイケ
「はい、皆さんこんにちは、コイケ・クレベルです。私も次の試合で、もう一回タイトルマッチを守りたいけど、榊原さんありがとうございました、RIZINとか。私本当は、5月は行きたくないで、私7月だけ試合したい。でも榊原さんの話で『お願いします』で、で自分やるか(と思った)。自分がチャンピオンだったら自分のベルトを守りたい、日本で守りたい。でももう間違いない。絶対、私、シェイドゥラエフを極める。Vou pegar (ポペガー)です」
ラジャブアリ・シェイドゥラエフ
「タイトルマッチが決まった時、とても嬉しかったです。今まで6カ月間で3試合を戦い、すべて2ラウンド以内でフィニッシュしてきました。そして、チャンピオンタイトルの保有者クレベル選手との試合でも、できるだけ早めのフィニッシュを狙います。クレベル選手は非常に経験豊富なファイターです。彼は40戦以上のプロフェッショナルなレベルで試合をやってきました。彼の試合を見ました。柔術とグラップリングがとても優れています。彼が現在チャンピオンなのは当然のことです。しかし、私は彼より速く、強いです。今こそ自分の圧倒的な実力を示し、チャンピオンベルトを獲得するべき時が訪れた。これまでに13試合を闘い、すべての相手に1ラウンドか2ラウンドで早期フィニッシュしてました。プロキャリアの中で、弱い相手と闘ったことは一度もありません。今回は最高のチャンピオンシップマッチを見せて、RIZINのチャンピオンベルトをキルギスに持ち帰るつもりです!日本のファンの皆様、いつも応援していただき、本当にありがとうございます。インスタグラムでたくさんのメッセージをいただき、タイトルマッチを楽しみにしていることや、チャンピオンになってほしいというサポートのお言葉をいただいております。今回、チャンピオンになった後、日本でファンミーティングを開きたいと思います。また、すべてのMMAファンの皆様を5月4日の試合に招待します。ぜひ応援してください!5月4日にお会いしましょう!」








