2カ月に1回戦いたいという4月に20歳を迎える松下
2025年2月23日(日)東京・後楽園ホール『RISE 186-RISE 22th Memorial event-』にて、バンタム級(-55kg)3分3R延長1Rで、オートー・ノーナクシン(タイ/ノーナクシンジム)と対戦する同級8位・松下武蔵(GOD SIDE GYM)のインタビューが主催者を通じて届いた。
松下はKNOCK OUTのリングで王者・古木誠也をKOするなど活躍し、RISEのリングへ。2023年12月にはKrush王者・池田幸司と接戦の末、判定負けを喫した。再起戦では伊東龍也に延長戦の末に辛勝。2024年6月、若原聖をKOしたが9月に加藤有吾に惜敗。12月に塚本望夢の欠場を受けてスクランブル参戦し、ジャンジャン・シー・ラバヤンを左ボディでKOした。戦績は11勝(5KO)2敗1分。
どんどんレベルアップしてる自分を見せていきたい
「はい、そうです」
――10代、名残惜しさとかありますか?
「そこまでではないかな。もうちょっと10代で試合したかったなという気持ちはあります」
――年内はあと何試合ぐらいやりたいですか?
「今回含めて6試合はやりたいですね」
――今年は去年よりももっと試合がしたいという感じになりますね。
「そうですね。今年は2カ月に1回ぐらい戦いたいなと思っています」
――年間6試合というとかなりハイペースになりますね。
「戦えるならいっぱい戦いたいですね」
――今年、おみくじ引いたら大吉だったみたいなんで、願いは叶えられそうじゃないですか。
「ははは。SNS見てくれてますか!? 久しぶりの大吉が出ました。多分人生2回目くらい」
――2025年いけるんじゃないかと思いませんでした?
「いろいろと年始めからいいことがあるので」
――その流れにあやかって今回もオートー・ノーナクシンを飲み込むって感じになりますね。
「今年はいい年になるんじゃないかなって思います」

――今回の対戦相手のオートーはムエタイがベースの選手ですけど、対ムエタイって部分ではどうですか?
「そんなに苦手意識はないです」
――なぜそう思える?
「僕なら問題ないです」
――自信満々ですね。
「仕上がりもいい感じなんで、準備期間が長い分練習もいっぱいできてます」
――準備期間はやっぱり長い方がいいですか?
「長すぎてもちょっと集中が続かないですけど、準備期間1カ月ぐらいが自分の中でベストです」
――今回は長い準備期間の中でどんな試合を見せたいですか?
「10代最後の試合なので、上の世代の方だともっと試合してる人たちがいたと思うんですけど、やっぱりその人たちよりも頭一つ抜けてる10代だったなって思われるような試合をしたいです」
――この試合に勝って、4月にきちんと20歳を迎えたいということになる?
「誕生日の日にRISEの後楽園大会があるんですよ」
――それを願ってるってことですね。
「ゆっくりしたいという気持ちもありますけど、誕生日で試合ってどうなんだろうと思って。そのペースでいけたら本当に2カ月1回ぐらいでできるのかなって自分の中の頭ではあるんですけど」
――今、松下選手が戦ってるRISEバンタム級戦線ですけど、 やっぱり上を見たらそうそうたる面々じゃないですか。今、現時点でチャンピオンの大﨑孔稀選手の背中はかなりはっきりと見えてますか?
「見ていますね、ずっと。機会があれば、今年戦いたいです」
――そのためにどんどんキャリアを積んで、白星を重ねてランキングを上げていくっていう期間ですね。
「そうですね。本当にそういう時期なのかなと思っています」

――1位(鈴木真彦)、2位(加藤有吾)、3位(大森隆之介)の面々はどうですか?
「加藤選手には今年中にリベンジしたいですけど、自分の中ではすごい想いがあって、鈴木真彦選手のタイトルマッチを中学生の時に見ていて、その時に将来RISEに出たいって決めてたんです。RISEに出て、鈴木真彦選手の階級でタイトルマッチをやりたいって。鈴木選手と戦って自分がベルトを獲りたいっていう思いが凄くあったので、鈴木選手にはベルトを獲り返してもらって、僕はそれを獲りたいっていう気持ちが強いです。凄くリスペクトしていますし、大好きな選手なので」
――チャンピオンに帰り咲いた鈴木選手からベルトを獲って世代交代を果たしたいんですね。
「今の大崎選手からベルトを取るのもあんま変わんないって変わんない話なんですけど、なんか思い的には鈴木選手から獲りたいっていうのがあります。昔から好きだったので」
――1年以内にはありますかね、そのマッチメイクが。
「そこまで行きたいですね。勝ち続ければチャンスはあるのかなって思っています」
――今回のこのオートー戦は、松下選手のファンの方々はどんなところに注目したらよろしいですか?
「そうですね、今はボクシングにも通っているんですけど、パンチのテクニックも上がってきているので、技の引き出し、スピード、いろんな点で注目してもらいたいです」
――SNSに上げてるシャドーボクシングとかを見たら、ハンドスピードがかなり際立って早いなっていう感想を持つんですけど、そこはかなり自信がある感じですか?
「別にこれと言って理由があって載せているわけではないんですけど、スピードはトップの選手たちにも全然負けないのかなって思います」
――今回のオートー戦もハンドスピードで圧倒したいという気持ちはありますか?
「どんどんレベルアップしてる自分を見せていきたいです」
――最後にファンの方々に熱いメッセージをお願いいたします。
「2025年は去年よりもレベルが上がった自分を見せられると思うので、ぜひ楽しみにしていて下さい」




