ムエタイ
レポート

【ONE FF】ジャパンキック王者・富岡勇成が強烈ボディブローでTKO勝ち、ONE初陣を飾る。コンスックがRWSから移籍のラムナムムーンレックからダウンを奪い勝つ、メンシコフがムエタイのKO大魔神を失神KO、コンペットが判定勝ち、ベラvs.ベロは流血の大激闘の末にベラが勝利

2025/02/14 22:02

▼第9試合 キャッチウェイト (-57.15kg) ムエタイ 3分3R
〇コンペット・フェアテックス(タイ/Fairtex Training Center)
判定3-0
×テッパクシン・ソー・ソンシン(タイ/Lionheart Muaythai)


 コンペットはルンピニースタジアムでフライ級&バンタム級の2階級制覇、元タイ国プロムエタイ協会ライトフライ級王者、BBTV(7チャンネル)フライ級・ライトフライ級・フェザー級の3階級を制覇したムエタイ6冠王。激闘の多さで有名な7チャンネルで戦ってきた、打ち合いも出来る万能型。2022年9月、K-1に初参戦して玖村将史を判定に破り、日本でもその名が知られるようになった。


 ONE初参戦となった2023年1月の『ONE FRIDAY FIGHTS 1』のメインイベントではプラジャンチャイに判定負け、3月のK-1では金子晃大に判定負けと連敗を喫するも、その後はONEで5連勝。2024年11月に小笠原瑛作を破ったチャーパヤックに判定負けで連勝が途切れた。戦績は88勝(13KO)19敗4分。


 対するテッパクシンは2023年3月の『ONE Friday Fights 10』からONEに参戦。K-1で武尊と対戦したヨーキッサダーに2連勝した後に2連敗、その後は再び2連勝している。


 1R、思い切り左フックを振るテッパクシン。コンペットが右ローを蹴っていくとテッパクシンも右ローを返す。右ストレートの連打で前に出るテッパクシンにコンペットはヒジで応戦。首相撲になるとコンペットがガッチリとロックしてヒザを蹴る。アグレッシブにパンチで前に出るテッパクシンだが、コンペットはヒジと右フックで対抗し、首相撲でロック。


 2Rも前に出るテッパクシン。至近距離になると両者ヒジで打ち合う。テッパクシンの右ヒジ連打をダッキングでかわすコンペット。前に来るテッパクシンにテンカオを突き刺す。下がりながらワンツー、右カーフを蹴り、テッパクシンが入ってくるとヒジを打ち、首相撲に持ち込むコンペット。テッパクシンは前へ出てアグレッシブに攻撃を繰り出すが、コンペットは上手くかわす。


 3Rも同じ展開。前に出て攻めるテッパクシンの攻撃をかわし、右カーフとジャブ、右ストレートでコンペットが迎え撃つ。巧みにジャブと右フック、右カーフを当てるコンペット。当てさせずに当てるを貫いて全ラウンドを終えた。


 判定は3-0でコンペットの完封勝利となった。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.341
2025年12月21日発売
大晦日決戦に臨むシェイドゥラエフと朝倉未来ほか「特集◎大晦日を読む」では、5大タイトルマッチのインタビューと川尻達也らが試合解説。UFC平良達郎、40周年記念・水垣偉弥インタビューも
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント