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2025年4月3日、4月11日、4月18日、5月1日(米国時間)に米国フロリダ州オーランドのユニバーサル・スタジオ・ステージ19にて『PFL 2025 World Tournament』(U-NEXT配信)の8階級8人制トーナメントの1回戦が開幕する。
日本の菊入正行の出場が発表されたウェルター級トーナメントに続き、4月3日(日本時間4日)のフェザー級ワールドトーナメント出場8選手と補欠2選手が12日、発表された。
2025年 PFL世界フェザー級トーナメント出場選手
ヘスス・ピネド(ペルー)23勝6敗1分
ガブリエル・ブラガ(ブラジル)15勝2敗
アダム・ボリッチ(ハンガリー)19勝2敗
モブリド・ハイブラエフ(ロシア)21勝0敗1分1NC
ジェレミー・ケネディ(カナダ)19勝5敗
イブ・ランドゥ(フランス)21勝9敗
ネイサン・ケリー(アイルランド)11勝3敗
キム・テキュン(韓国)10勝1敗
キム・サンウォン(韓国)13勝6敗1分
補欠 フレデリック・デュプラス(カナダ)8勝1敗
補欠 ネイサン・ガリーブ(米国)10勝3敗
気になるのは、アジアから唯一参戦の韓国人ファイターの名前だ。
プレスリリースには、韓国のキム・サンウォンの名前が明記されており、サンウォンはDouble GFC王者からROAD TO UFCに参戦し、SASUKEに2R TKO勝ち後、イー・ジャーに判定負けで契約ならず。その後、PANCRASEで名田英平、高橋遼伍、中田大貴を下し、PFLとの契約を決めていた。
しかし、Xのフェザー級トーナメントに投稿された韓国人選手はライト級でも戦うキム・テキュンの名前と顔になっており、公式HPもキム・テキュンに差し替えられた。テキュンは2022年10月の『BRAVE CF 64』でロマン・ボガトフと空位のフェザー級王座を争いスプリット判定負けで戴冠ならず、初黒星を喫したが、2024年1月の『UAE Warriors 47』で1年3カ月ぶりに復帰。カルロス・ジョン・デ・トーマスに1R TKO勝ち。この前戦では158ポンド(71.66kg)契約で戦っている。
PANCRASEでは、フェザー級王座決定戦に出場予定だったキム・サンウォンをPFLに送り出し、代役の三宅輝砂が平田直樹を下し、王座についている。日本で王座決定戦を回避してPFLとの契約を決めたサンウォンがワンマッチなどに出場となるのか、現在、PFLに確認中だ。
ほか、トーナメント参戦選手では、2023年PFL王者のヘスス・ピネドが1年5カ月ぶりに復帰。フェザー級王座奪還を目指す。
また、2023年にピネドと決勝を争い、3R TKO負けで優勝ならなかったガブリエル・ブラガも出場。ギャングに殺害されたコーチで父ディエゴ・ブラガの遺志を継いでベルトを目指す。
アダム・ボリッチは、2022年にパトリシオ・ピットブルに挑戦した元Bellatorコンテンダー。昨シーズンは負傷欠場で、前戦は2024年8月にエンリケ・バルゾラに判定勝ち。
21勝無敗1分1NCの2021年PFL王者モブリド・ハイブラエフは、2023年6月のタイラー・ダイアモンド戦の2R 肩固め一本勝ち以来の試合。2024年12月にはグラップリングのADXC 8でジェームズ・ギャラガーに判定勝ちしている。
カナダのジェレミー・ケネディは2024年3月にBellator王者パトリシオ・ピットブルに挑戦し、3R TKO負け。2024年11月のPFL前戦でガブリエル・ブラガに判定負けで2連敗中。
フランスのイブ・ランドゥは、元ブレイクダンス世界王者で、100%FightとOcto Fightでも戴冠。RIZINで上迫博仁に敗れたものの、Bellatorで5連勝中。2023年11月に日本のISAOに判定勝ち後、2024年5月の前戦でヨナス・ベルハリーニョにスプリット判定勝ち。
ネイサン・ケリーは、コナー・マクレガーが所属するSBGアイルランドから参戦。2018年からBellator、PFL等で11連勝も、2025年1月の前戦『PFL Road to Dubai Champions Series』でアクメド・マゴメドフに2R RNCで一本負け。6年8カ月ぶりに黒星を喫している。
また、リザーバーとして、カナダSamourai MMA王者のフレデリック・デュプラス、米国Combat FC王者のネイサン・ガリーブが参戦する。
フェザー級では、Bellator王者のパトリシオ・ピットブル(ブラジル)がPFLとの契約を解除し、フリーエージェントとなっており不参加。また、PFL2024優勝のティムール・ヒズリエフ(ロシア)もトーナメントには名前が入っておらず、優勝者とどのようにからむか。






