PFLの共同創設者兼会長のドン・デイビスが現Bellator世界フェザー級王者のパトリシオ・ピットブル・フレイレ(ブラジル)をリリースしたことを15日、発表。パトリシオは16日、Bellatorチームに感謝の言葉を綴ると、元UFC世界フェザー級王者で現1位のアレクサンダー・ヴォルカノフスキー(豪州)に挨拶の言葉を送った。
PFLは15日に、2025年のスケジュールを発表したばかり。「8階級8人制トーナメント」の開催が決定していたが、Bellatorを買収したPFLのフェザー級トーナメントにパトリシオは出場しないことになる。
パトリシオはデイビス会長のXを引用し、「契約の早期終了と独占交渉期間の免除はありがたいのですが、あなたはまだ同等の権利を保持しているので、私は完全に自由というわけではありません。私を解放して下さるほど親切なら、無条件のリリースにしてはいかがでしょうか?」と投稿。その後、PFLコーポレートコミュニケーション担当のローレン・マックから連絡があったことを記し、「私のリリースは無条件であると言いました。正しいことをしてくださったPFLに感謝します。修正されたリリース通知を待っています」と投稿した。
契約解除と、PFLとしか交渉できない独占交渉期間の免除がされた、と記したパトリシオは今後、マッチング期間に入ることになる。
パトリシオは、Bellatorからの二階級同時王者の偉業を称える「Thank you, @PatricioPitbull」という送り出しの投稿を引用し、「すべてに感謝します。@BellatorMMA あなたとこの組織の一員だったすべての人がいなくなると寂しくなります」と呟き、さらに、元UFC世界フェザー級王者で現1位のアレクサンダー・ヴォルカノフスキーをメンションし「Hi」と早速、挨拶をしている。
2022年にAJ・マッキー、アダム・ボリッチ、クレベル・コイケにいずれも判定勝ちで3連勝したパトリシオだが、2023年は6月にセルジオ・ペティスが持つバンタム級王座挑戦も判定負けで三階級制覇ならず。翌7月の『超RIZIN.2』では緊急参戦の70kg契約で鈴木千裕に1R、KO負けで2連敗。
2024年3月の前戦で、Bellatorフェザー級2位のジェレミー・ケネディと対戦し、ダウンを奪われるも逆転のTKO勝ちで、2度目の防衛に成功している。果たして、37歳のパトリシオは、次のキャリアをどう構築するか。