2025年2月8日(土)豪州ニューサウスウェールズ州ローズヒルガーデンズレースコースで開催される『Eternal MMA 92』に、修斗世界バンタム級9位の平川智也(マスタージャパン)の緊急参戦が決定した。
▼バンタム級 5分3R平川智也(マスタージャパン)13勝9敗1分アラン・フィルポット(北アイルランド)20勝16敗
対戦相手のフィルポットは当初、シャンタラン・マハラジ(豪州)と対戦予定だったが、マハラジが欠場。約1カ月前のオファーを受けて平川が参戦することになった。
フィルポットは、2016年6月の『VTJ in Osaka』で竹中大地と対戦し一本負けも、その後、BAMMA、ONE Warrior Series 2連勝を経て、Eternal MMAに参戦。2024年2月の前戦で伊藤空也とバンタム級王座を争ったロッド・コスタに3R ボトムからの肩固めで敗れ戴冠ならなかった。
スイッチヒッターで身長170cmの32歳のフィルポットに対し、平川は身長165cmのサウスポー構えの37歳。2022年4月の松下祐介戦のKO勝ちから根津優太、ライダーHIROを相手に3連勝をマークも、24年3月に川北晏生のダースチョークに2R 一本負け。9月に新井拓巳と熱戦ドロー。11月の前戦で杉野光星に判定0-2で敗れている。
スクランブル参戦を決めた平川は「マスタージャパンの平川です。約1カ月弱のオファーだったんですけど、チャンスだと思い、思い切ってチャレンジすることを決めました。対戦相手のフィルポット選手はアイルランド人ですが、いまは地元がシドニーで、日本にもVTJで来日しているいい選手なので、面白い試合ができると思います。試合が決まる前からずっと準備してたんで必ず勝てるようにぶちかましたいと思います」と意気込みを語った。
同大会のコメインは、Eternalフェザー級タイトル戦で、SASUKEとの対戦も候補に挙がっていた王者セバスチャン・スーレイが、4勝無敗のテイザー・マローンの挑戦を受ける5R戦。メインは元Bellatorのステファン・コステロとBRAVE CFにも参戦したデビッド・マルティネスがウェルター級王座を争う。
UFC Fight Passで配信される同大会は、『UFC 312: Du Plessis vs. Strickland 2』シドニー大会の前日に行われる大会で、両大会の会場は車で10分ほどの距離。例年、UFCのCOOハンター・キャンベルやマッチメーカーのミック・メイナードらも視察しており、現UFCフライ級コンテンダーのスティーブ・エルセグは2023年の『Eternal MMA 73』で平井総一郎をRNCで極めた試合を視察したメイナードに評価され、契約を決めている。果たして今大会で、UFCにアピールする選手は現れるか。
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3月15日、神谷大智が「Eternalライト級王座次期挑戦者決定戦」に
2025年3月15日、豪州クイーンズランド・ゴールドコーストで開催される『Eternal MMA 94』に、神谷大智(BRAVE GYM)が5カ月ぶり参戦。「ライト級王座次期挑戦者決定戦」として、地元のドム・マー・ファン(豪州)と対戦する。同門の先輩で2024年6月にEternal MMAバンタム級王座についた伊藤空也に続くか。
▼Eternal MMAライト級王座次期挑戦者決定戦 5分3Rドム・マーファン(豪州)6勝2敗神谷大智(BRAVE GYM)6勝0敗1NC
マーファンは6勝2敗で、2つの黒星はいずれも現UFCのクイラン・サルキルドにリアネイキドチョークで一本負けしたもの。テイクダウンからトップコントロールし、キムラ、ギロチン、さらに下からスクランブルだけでなく三角絞めもマークするグラップラーだ。
(C)Eternal MMA
10月の前戦でレイマート・クィンタナをモデファイドツイスターで極めてタップを奪っている神谷とは組み技で噛み合う展開になりそうだ。
ちなみにマーファンに連勝したサルキルドは2月9日の『UFC 312』で『ROAD TO UFC』出身のアンシュル・ジュブリ(インド)と対戦するため、こちらも注目だ。