2025年2月9日(日)東京・後楽園ホール『KNOCK OUT 2025 vol.1』(U-NEXT配信)にて、KNOCK OUT-BLACK女子 -46.0kg契約3分3Rで菊地美乃里(GONG-GYM坂戸)と対戦するKiho(KNOCK OUT GYM調布)のインタビューが主催者を通じて届いた。
Kihoはアマチュアで20戦以上を経験。2020年12月の『KROSS×OVER』でプロ初のKO勝ちを飾ると、2021年2月からKrushに参戦したが5敗4分で白星をあげることが出来なかった。ジムを移籍して心機一転、2024年4月KNOCK OUTのリングで再出発するとKAIに判定勝ちで連敗脱出。左膝前十字靭帯断裂からの再建手術を経て12月に再起し、MIYUから判定勝ちと連勝を飾った。戦績は5勝(1KO)6敗4分。22歳。
対する菊地はRISEでプロデビューし、シュートボクシングやGLEATなどに出場。2023年4月のRISEでは平岡琴とOFGマッチを行ったが判定で敗れた。2023年7月に『Fighting NEXUS』でAZUに初回TKO勝ちも、その後はRISEとSBで3連敗。戦績は3勝(1KO)8敗1分。22歳。
もちろん今年もしっかり全勝
──まずは12月1日、久しぶりの復帰戦でMIYU選手に勝利しましたが、今振り返るとどうでしたか?
「脚の状態もありますし、久しぶりにしては動けてたかなって思います」
──試合前には、まだ脚は100%じゃないというお話でした。試合ではどうでしたか?
「別に試合とかに支障はないんですけど、正直今も違和感みたいなものは少しありますね。動けないとかじゃないけど、なんかまだ100%ではないみたいな感じというか。寒いからなのかどうか分からないんですけど、練習前とかもちょっと痛みがあるというか」
──試合内容について、反省点などは?
「自分的には、もうちょっと打ち合いもしたかったし、もっと見せ場を作りたかったですね。お客さんに面白いと思ってもらえる試合が、自分の中ではちょっとできなかったなって思います。もうちょっと盛り上げたいなというのが、次の課題です」
──今回の試合に向けては、そういうところを重点にして練習してきた感じですか?
「そうですね。ただ相手がガツガツ前に来るタイプなので、作戦的には前回と同じ感じではあるんですけど、もうちょっといろいろできるところも見せれたらなと思います」
──その上で、今回はどう勝ちたいですか?
「今回は、倒して勝ちたいっていうのが自分の中であって。最低でもダウン一つ取って、しっかり勝ちたいなと思ってます。パンチでも蹴りでも、いろいろ準備はしているので、楽しみにしてもらえたらなって思います」
──菊地選手に対して警戒しないといけない点は?
「近い距離ですね。入られると、相手のペースに持っていかれてしまうので、そこをうまく戦えたらなって思います」
──身長差が10cmありますよね。
「そうですね。でも前回のMIYU戦もあまり変わらない感じだったし、自分より小柄な選手って、どちらかというとやりやすい感じではあるので」
──そうなんですか。
「その分、自分がリーチを使って戦えるので、そういう点では戦いやすいのかなと思います」
──だからこそ、そこから踏み込んで中に入らなくても勝てる、みたいなところはないですか?
「そうですね。前回に関しては脚の状態もあったし、ああいう作戦で行くと決めていて、近い距離に入る練習とかもしてなかったので。ただその中で、もうちょっと見せ場を作れたらとは思いましたけど。だから今回はそれをやりたいなと思ってます」
──これが今年一発目の試合です。昨年は復活を果たし、でもケガをしてまた試合ができず、最後に勝ったという年でした。今年はどうしたいですか?
「今年はまずできるだけ試合をしたいっていうのと、もちろん今年もしっかり全勝で終わって、『KNOCK OUT』のベルトにつながるようにしたいなって思ってます」
──『KNOCK OUT』では最近、だんだん女子の試合が増えてきていて、今回も3試合組まれていると思うんですが、その中で意識することは?
「増えてきたのはうれしいんですけど、階級ごとに言うとちょっとまだまだ選手層が薄いっていうのあって、今回の3試合も階級はバラバラなので、もっと盛り上がってほしいなとは思います」
──あと今年、こういうところを強化したいという点は?
「うまくなりたいというか、もうちょっと打ち合いができるようになりたいっていうのは思ってます。打ち合いはけっこう苦手なので、もう少しパワーアップできればな、と個人的には思ってます」
──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいというポイントはどこでしょうか?
「面白いって思ってもらえるような試合をしたいと思ってるので、そこを楽しみに見てもらえたらなって思います」