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インタビュー

【RIZIN】7月までに5大会の開催ラッシュ! 榊原CEO「6月、7月にも大会をやりたい」「『THE MATCH 2』は国内外のいろんな団体で活躍している選手たちが他流試合をする場に」

2025/02/04 16:02
 2025年3月30日(日)『RIZIN.50』(あなぶきアリーナ香川)大会の追加対戦カード発表会見後、榊原信行CEOが取材に応じた。  既報通り、榊原氏は「5月リヤド公式戦発表のライアン・ガルシアと安保瑠輝也の、延期になっていた非公式戦実現の見込み」「那須川天心の『THE MATCH 2』の名称への違和感表明について」さらに「フジテレビ問題」等に語っているが、それ以外にも本誌の取材に、今後のRIZINや出場選手についても語っている。  3月の香川での開幕戦を皮切りに、5月4日に東京ドームで『THE MATCH 2』。さらに5月31日に韓国大会も決定しているなか、榊原CEOは6月と7月にも大会を予定していることを明かした。  2024年は『超RIZIN』含め8大会を開催。プラン通りに行けば、2025年は『THE MATCH』を含めると7月までに5大会の開催ラッシュとなる。2024年は2月に佐賀、3月に神戸、11月に名古屋と首都圏以外の大会を開催しているが、2025年はどうなるか。本誌の取材では、全国で開業ラッシュの新アリーナ進出も検討されているという。  そして、夏開催予定のフライ級GP、ヘビー級王座の新設も視野に入れる榊原CEOとの一問一答は以下の通りだ。 シェイドゥラエフとGFLは交渉していたわけでもなく、本人も我々も知らないフェイクニュース ──ライト級はホベルト・サトシ・ソウザ選手が国内で敵なし状態のなか、香川大会でDEEP王者の野村駿太選手が初出場で、元コンテンダーのルイス・グスタボ選手と対戦します。 「タイトルに挑戦したルイス・グスタボに野村(駿太)選手が勝てば、また新風というか、新しい流れを作り出すことにもなるだろうし。いま王者サトシの明確なコンテンダーがいないなか、逆にライト級の選手たちにとってチャンスだと思う。  海外勢も含めると虎視眈々と、そのチャンスをもらうために、RIZIN参戦をすごく強く希望している選手たちがいっぱい売り込みが来ていてすごいんですよ。だから海外勢も今年ライト級で何人か出してきますし、いまは挑戦者がいないなか、今回、野村選手はすごいチャンスなんじゃないかなと思いますね」 ──その外国人選手の中で、フェザー級のラジャブアリ・シェイドゥラエフ選手がGFLとサインしたという画像が上がり、シェイドゥラエフ選手が否定していましたが、これは明確に間違いだと? 「完全なフェイクニュースです。結局そういうことで話題を取るのはずるいと思いますよ。シェイドゥラエフも知らないことで、我々も知らない。でもああやってアップすればフェイクニュースで、GFLなんて誰も知らなかったのに日本の人たちも“ええっ?”と思って見るわけじゃないですか。何やってるんですかと言われたらすぐ取り下げるわけじゃない。でも、完全にあれは確信犯ですよ」 ──「火のないところに」という話でもないのですね。 「ないですね。シェイドゥラエフと交渉していたわけでもなく、本人も我々も知らない。そういう(虚仮威しの)団体はこれまでもたくさん見てますけど、あっという間に潰れます。金は本当に限界があるんで、金に物を言わせて選手たちをくくっていって、成功した団体って見たことないですよね。(スポンサーや投資資金で)無茶苦茶な金額でオファーしてるんですよ。でも、結局はどこかで現実的に自走しなくちゃいけないわけで、そのための先行投資としてお金やいろんなものを用意しなくちゃいけないんだと思うけど、まあ、続かないんじゃないかなっていうふうに見てますけどね」 ──ところで四国大会ということでいえば、愛媛県の中井りん選手がいると思うのですが、話はまだ……。 「直接はしていないですね。佐伯(繁)さんに聞いてみます」 ──中井選手はDEEP佐伯代表マターとして、香川大会にはまだ女子のカードが発表されていません。組まれる予定はありますか。 「はい。オファーしている選手がいるので。やっぱり女子の試合もぜひ見たいなというふうに思っています。この後、追加カードとして発表して行きたいと思っていますが、増えて、本戦であと2、3試合。さらにちょっとパンチの効いたカードとか、話題性のある選手も組みたいと思っています」 [nextpage] フライ級GPは夏に16人でスタートできるといい ──RIZINも大会準備が同時進行しているかと思いますが、2025年の日程は? 「3月30日に香川大会があり、5月4日に東京ドームで『THE MATCH 2』があって、5月31日に韓国大会もあるので、同時並行でやってますし、その先にも6月、さらに7月にも大会をやろうと思ってますので、まあ本当にかぶってかぶってという感じではあると思いますけど、本当にその点をどう線につなげていくか。  これだけ階級が充実していくなかで、それぞれ顔と名前が一致する選手がたくさん出て来た。フライもバンタムもフェザーも作れてきてるんで、その中で今年はもう本当にヘビー級にもしっかり力を入れて、さらに磨いていきたいと思ってます。そしてできることなら、グランプリはずっと封印していましたが、フライ級GPは夏に16人でスタートできるといいなと思っています」 ──大会名が異なる5月の『THE MATCH 2』は、フェザー級で平本蓮vs.朝倉未来の再戦が決定しています。RIZINとはコンセプトが違うカードを並べることになりますか。 「そうですね、他団体の人たちにもたくさん声をかけたいし、総合の試合だけじゃなくて、キックの試合もたくさん組みたいと思います。僕らが一つの潤滑油のようになって、国内外でいろんな団体で活躍している選手たちが他流試合をする場として、『THE MATCH』のラインナップとしてふさわしい勝負論のあるカード並べたいと思います。未来vs.蓮のリマッチの力だけで埋めるマスを作るっていうのではなく、格闘技の総合力で、あの熱を作り出していけたらいいなと思っています」
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