軍司泰斗、兼田将暉との対戦は「タイミング」

――先ほど、相手がいなかったから受けたと話していましたが、軍司選手はSNSでタイトルマッチは負けていなかったと対戦要求していました。
「ただの負け惜しみです。気にしていないです、俺の勝ちなんで。それにリベンジマッチになったところで、ファンは見たいと思わないです」
――ただ寺田選手は、SNSで受けて立つような発言をしていましたよね。
「あれは、いつでも受けて立ちますよということです。タイミングが来たらということで、あなたとやりましょうとは言っていません」
――たしかに、そうですね。軍司選手は「よし12月にやろう」と盛り上がっていました。
「兼田選手とやりたくないことが、みえみえですね(笑)」
――なぜ、軍司選手が兼田選手とやりたくないと分かるのですか?
「苦手なんじゃないですかね、サウスポーでポイントを取りに来る相手が。分からないですけど。兼田選手は地味に強いので、やりたくないタイプですから」
――兼田選手はやりにくいタイプなんですか?
「僕とやった時は、あまり攻めに来なかったですね。攻めて来ることを想定して、いろいろ用意していたんですけど、使わなかった技が多かったです」
――おそらく寺田選手を警戒していたのでしょうね。今大会では兼田選手と玖村修平選手が対戦しますが、どう見ていますか?
「兼田選手が9.5割の確率で勝つんじゃないですかね」
――残り0.5割は?
「格闘技は何があるのか分からないですから。その確率です」
――つまり、それだけの実力差があると。
「普通に自分からはそう見えます」
――兼田選手が勝った場合、タイトル防衛に成功すれば対戦要求をしてくる可能性もありますね。
「それもタイミングですね。ファンが本当に見たいと思って、K-1がそれを推してくるならば考えますけど、その時の状況次第です。あとは、フェザー級で試合ができなくなってきているので階級を上げることも考えています」
―――毎回、どのくらい減量しているのでしょうか。
「12、13kgですね。水抜きを5kgくらいやっているんで。試合前の体脂肪率は7%なので筋肉がある分、体重は落ちやすいです。フェザー級でやる相手がいなくなれば、タイミングで階級を上げることを考えています」
――体重も含めて相手がいなくなるから、階級を上げると。海外の選手との対戦は?
「やってみたいですね。でも60kg以下になると世界の団体を集めてもK-1が一番強いと思うので、どうしても日本人との対戦になるのかもしれません」
――最後に理想のチャンピオン像があれば教えてください。
「めちゃくちゃ強いと言われたいです。僕は今チャンピオンですけど、もう一回、軍司選手とやったらどうなるか分からないと思われるのは嫌なので、そこの壁を越えたいです。VASILEUS GYMは、みんなめちゃくちゃ強いチャンピオンばかり集まっているので、自分も早くそのレベルまで行きたいです」




