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【ONE】野杁正明が過去最強の相手を破って果たしたい『THE MATCH』の“2つのリベンジ”、タワンチャイは「簡単な相手ではない」

2025/02/02 13:02
 2025年3月23日(日)さいたまスーパーアリーナ『ONE 172: TAKERU vs. RODTANG』(U-NEXT配信)の追加対戦カード発表記者会見が、1月31日(金)都内にて行われた。  ONEフェザー級キックボクシング暫定世界王座決定戦3分3Rで、野杁正明(team VASILEUS)とONEフェザー級ムエタイ世界王者タワンチャイ・PK・センチャイ(タイ)が対戦する。  ONEでの1勝をあげたばかりの野杁を暫定とはいえ王座決定戦に抜擢した理由を、チャトリ代表は「元K-1王者で最強の日本人にチャンスを与えた」とした。  野杁自身も「ビックリしました。前回勝ちましたけれど、まだ1勝しかしていないのに。日本大会にも出られたらいいな、って思っていたくらいなので。相手は誰になるのかなと思っていたらタワンチャイ選手と聞いて、しかも暫定王座決定戦と言われたので、そんなチャンス喰いつかないわけないし、断る理由もない」と、突然のビッグチャンス到来に驚いたという。  会見では「ONE日本大会という最高の舞台で、過去最強の対戦相手と決まって嬉しく思います。日本大会ということもあって、ここにいる日本人選手全員で勝たないといけないと思いますし、僕は武尊くんと2人で必ず勝たないといけないと思っているので、武尊くんの前で僕がいい形で勝っていい流れを作って、武尊くんにバトンを渡して2人そろって勝ちたいと思うのでぜひ期待してください」と、チームメイトの武尊と揃って勝利をあげたいとコメント。  その理由を聞かれると「僕の中ではTHE MATCHのリベンジじゃないですけれど、海人くんに負けているし、勝って武尊くんにつなげられなかったという悔いがあるので。今回、海人くんはグレゴリアンと同じ階級で試合しますし、そこのどちらがいい試合をするか、どちらが差をつけて勝つことが出来るのか、そこの対抗心ももちろんありますし、最高の形で武尊くんにつなげることが僕の仕事だと思っています」と、秘めていた想いを口にした。  タワンチャイについては「この前の試合でもスーパーボンをパンチでKOしていますし、フェザー級でタワンチャイに誰が勝てるのかと思われるくらい強い選手。パンチも蹴りも何でも出来て強い、最高の選手だと思っていますね」と、まさに過去最強の相手だと評価する。  ムエタイルールではなくキックボクシングルールで行われることでのアドバンテージは、と聞かれると「戦い方が変わってきたり、距離感が変わってきたりすると思いますけれど、キックボクシングで試合をしていないわけではないので、そこの対応は問題なくしてくる印象です」と少しも油断は出来ないと答えた。  野杁は「このカードが発表されて携帯が鳴りやまないくらい反響も多いですし、良くも悪くもいろいろな反響があるのを見ました。一般的に考えたら10-0くらいでタワンチャイ選手有利だと僕自身も思います」と自分が圧倒的に不利だということは認めるという。しかし、「逆に僕はその方が気楽に戦えるので、今回はのびのびと楽しく試合が出来るかなと思っています」と、純粋に最強の相手に挑んでいきたいと話す。  12月、1月からの連戦となるが「前回連戦でやらせてもらって、ジムのみんなから若手くらいのペースで試合をするねって言われたんですけれど(笑)。試合が出来ること自体嬉しいことだと思いますし、K-1で戦っている時はなかなか対戦相手が決まらなかったりなどの問題があった中で、チャンスをいただいて戦えることは凄い嬉しく思います。僕は体がもつ限り試合をしていきたいと思うので」と、試合がなかなか決まらないよりはいいとした。 「前回の怪我もないですし。次の日は移動もあったので練習しなかったけれど、その次の日から練習再開しているので全然問題ないです」と、コンディション的にも問題ないとする。  また、海人からの「世界最強を決める戦いは野杁さんとがいい」とのメッセージについて「僕も次に対戦する時は、今回は同じ大会に出ますけれど、海人くんが目指している舞台はまた別の団体だと思うので、その団体のベルトを巻いてもらって。僕もONEの正規のベルトを巻いて対戦できたら世界一決定戦が出来ると思う。僕がひと足先に巻かせてもらおうかなと思っています」と、ONE世界王者とGLORY世界王者として世界最強決定戦で再戦したいと語った。  一方、タワンチャイは「日本で試合が出来ることを嬉しく思う。強い野杁と試合が出来るのは光栄です。多くの人に見てもらいたいと思います。よろしくお願いします」と挨拶し、野杁の印象については「パンチも足への蹴りも強い選手です。その選手と日本で試合が出来るのを嬉しく思います」とした。  得意とするムエタイルールではなくキックボクシングルールになったことには「今回のこのキックボクシングルールで戦うことは、僕にとって新しいチャレンジだと思うし、新しい道が開けるチャンスだと思うので楽しみです」と話しつつ、「野杁はキックボクシングのスタイルが強い選手なので、簡単ではないと思っています」と警戒していた。
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