MMA
ニュース

【UFC】いよいよウマル、マカチェフ、ウスマン──愛弟子の3連続王座戦に向かうハビブ・ヌルマゴメドフが飛行機から降ろされる「私は最善を尽くして冷静さを保ち、敬意を払った」

2025/01/13 15:01
 2025年1月、世界でもっとも多忙でストレスフルなMMAコーチになる元UFC世界ライト級チャンピオンのハビブ・ヌルマゴメドフ(ロシア)が11日(日本時間12日)、米国フロンティア航空のフライトから降ろされたことを認めた。「私は最善を尽くして冷静さを保ち、敬意を払った。でも、あの乗務員たちは、次はもっとうまく客に親切に接することができるだろう」と投稿した。  米国ではサンノゼのアメリカンキックボクシングアカデミー(AKA)を拠点とするハビブのダゲスタンチーム。  この週末の1月18日(日本時間19日)米国カリフォルニア州イングルウッドで行われる『UFC 311』では、ハビブの従兄弟であるウマル・ヌルマゴメドフ(ロシア)が、コメインイベントでUFC世界バンタム級王者メラブ・ドバリシビリ(ジョージア)のタイトルに挑戦する。また、同大会のメインイベントでは、長年ハビブの弟子でありチームメイトでもあるイスラム・マカチェフ(ロシア)が、アルマン・ツァルキアン(アルメニア)を相手にUFC世界ライト級王座防衛戦に臨むことになっている。  さらにウマルの実弟で、Bellator世界ライト級王者のウスマン・ヌルマゴメドフ(ロシア)が、1月25日(日本時間26日)の『Road to Dubai Champions Series』ドバイ大会で、ポール・ヒューズ(アイルランド)の挑戦を受けることになっており、その総帥としてセコンド入りし、チームを鼓舞するハビブは、国内外を慌ただしく駆け回っている。 (C)Bellator  そんななか、12日にハビブが飛行機の窓際の席に座って客室乗務員と会話している動画がSNSで公開された。  乗務員は非常口の列に座るハビブに、緊急事態の際の準備や、他の乗客を助けることができるかどうか尋ねたうえで、新しい席に移動する、あるいは機内から降りるかの選択を迫っている。しばらくして別の監督者が現れ、ハビブは飛行機から穏やかに降車している。  この件について、ハビブはインスタグラムに、「まず最初に、アラスカ航空ではなく@flyfrontierであったことをはっきりさせておく必要がある。  質問してきた女性は最初からとても無礼で、私がとてもまともな英語を話し、すべてを理解し、アシストすることに同意したにもかかわらず、彼女はまだ私を座席から降ろそうとした。人種的なものなのか、国籍的なものなのか、それとも他のものなのか、その根拠はよくわからない。  しかし、2分間の会話の後、彼女はセキュリティーを呼び、私はこの飛行機から降ろされ、1時間半後に別の航空会社の飛行機に乗り、目的地に向かった。  ビデオでご覧いただけるように、私は最善を尽くして冷静さを保ち、敬意を払った。でも、あの乗務員たちは、次はもっとうまく、客に親切に接することができるだろう」と投稿した。  今週のファイトウィークからも、チームにとって厳しい夜が続く。タイトルをかけた3つの試合が間近に迫り、山火事で緊張状態にあるロサンゼルス現地での最終調整や、減量にも向き合わなければならない。  米メディアから「コンバットスポーツで最も支配的な2人のアスリート。それはハビブ・ヌルマゴメドフと“ザ・モンスター”井上尚弥だ」と評されるほどのレジェンドは、愛弟子たちの大一番に向けてまずはLA入りする。
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント