「THE MATCH 2」は格闘技界のお祭り
『THE MATCH』という名称を選んだ理由は「2022年に天心と武尊で付けさせていただいたタイトルなんですけど、これはTHE MATCHにふさわしいと思ったんですね。未来と蓮の再戦は。だからTHE MATCHというものは僕らの中の勝手なこだわりかもしれないけど、東京ドームでやるものをひとつ際立ったカードがあって、THE MATCHと言えるカードがあってアンダーカードが並んでくるということで。そういう世界観でRIZINとは別線でさらにメガイベントな、2022年の幻想も引きずりながら格闘技界のお祭りをもう1回作れたらいいなという風に思った次第です」と説明。
2022年に那須川天心vs.武尊をメインに行われた『THE MATCH 2022』は立ち技のみの大会だったが、今回はどうなのか。
【写真】東京ドームを超満員の観客で埋めた『THE MATCH 2022』
「MMAも立ち技も、これからですけれどルールはキックボクシングに限定することはもちろん考えてないので。未来と蓮がやるんですからこれは当然MMAでやりますので。かと言って全部MMAにするってことでもないかなと思っています。今日の雷神番外地の出来高も含めて、そういうところからTHE MATCHにつなげていくことも考えられると思います。RIZINという世界の中でのタイトルマッチとか、グランプリとか、その中の勝った負けたじゃない垣根を超えてルールも超えてアンダーカードにもインパクトのあるカードを並べたいと、そう思っています」と、これからの話となるが格闘技のお祭り的な内容にしたいとする。
大晦日に鈴木千裕からタイトルを奪取したクレベル・コイケが、『THE MATCH 2』でのタイトル防衛戦を希望していたが、と問われると「絶対(ないわけでは)ではないです。その中にRIZINのタイトルマッチがあっていいのかもしれないし。THE MATCHの時もそうですけれど、天心と武尊というカードを置いた後、どういう世界観でやるかっていう。あれも対抗戦をやろうと決めていたのではなく、まず天心vs.武尊を実現させるTHE MATCHとして世の中の人たちにご提案をした次第で。アンダーカードは結果、対抗戦になったということで。いずれにしても未来が再び復帰をして現役に戻ると。その最初の相手が平本蓮。それを決定して、どういう世界観で作り出していくかはもう少し考えていきたいと思います」と、いろいろなアイデアを考えていきたいとした。
朝倉未来が現役に戻るということで、1試合のみの復帰ということではないのかとの質問には「本人として結論付けているわけではないが、僕はそういう風に思っています。もう一度ここで蓮に負けたら引退すると未来は言うかもしれないですけれど、僕はこの試合をしっかりやり直して。ここからまだ未来も若いし、やり残したこともたくさんあるし、例えば蓮に勝てばそこから継続していくかもしれないし。負けたとしても彼を求めるファンの声がたくさんあると思うし、未来ともその辺をゆっくり話していきたいと思います」と、これからの話になると答えた。