ライト級でも戦える自信を見せたケラモフ
2024年12月31日(火)さいたまスーパーアリーナ『RIZIN DECADE』に出場する選手の個別インタビューが、29日(日)都内にて行われた。
第12試合のRIZINライト級(71.0kg)タイトルマッチ5分3Rで、王者ホベルト・サトシ・ソウザ(ボンサイ柔術)に挑戦するヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)が出席。
これまでRIZINではフェザー級(-66.0kg)で戦い、2023年7月には朝倉未来を破り第4代RIZINフェザー級王者に就いた実績のあるケラモフが階級を上げて2階級制覇に挑む。ケラモフは、2023年11月のアゼルバイジャン大会で鈴木千裕に敗れた後に拘留され、前戦は2024年11月のLANDMARKでフェザー級で摩嶋一整に1R TKO勝ち。
フィジカルもスピードも劣っているとは思わない
「試合の準備は万端だ。実力を発揮して勝利を収めたい」
――ライト級タイトルマッチに挑む気持ちは?
「前から言っているが対戦相手がOKなら誰とでも戦う用意がある。私は自分の実力、力を試したい。なのでライト級でも対戦相手がOKなら戦いたいという気持ちで挑んだ」
――ライト級に上げての変化は?
「71kgに上げたことで自分としては肉体的な準備とパワーを強化しようと努力してきた。その結果が試合で出てくると思う」
――どういう試合展開をイメージしている?
「3Rフルで戦う準備も出来ているし、パワーもある。チャンスがあれば当然フィニッシュを決めたい」
――これまで71kgで試合をしたことはある?
「ベラトールで71kgで戦ったことがある」
――体重調整は水抜きの量を減らすのか、それとも筋量を増やしてきたのか。
「今74kgなので最後に71kgまで落とすのと、筋肉量は増えていると思う」
――王座を獲ったらこのままライト級に専念するのか、それとも2階級で戦うのか。
「71kgで勝利したとすると王者になる。そうしたら次の試合は66kgのフェザー級タイトルマッチに行きたい。そこでも勝負して、そのあと71kgの防衛戦にもちろん挑戦する」
【写真】2023年7月、朝倉未来を破り第4代RIZINフェザー級王座に就いたケラモフ(C)RIZIN FF
――ということは同時2階級制覇を目指す?
「その通りだ」
――鈴木千裕vs.クレベル・コイケの予想は?
「スタンドなら鈴木、グラウンドに持ち込まれればクレベルと予想している」
――ライト級にして自分の強さで一番手応えを感じていることは?
「サトシと比べてフィジカルの面でもスピードの面でも劣っているとは思わない。調子が非常にいいので、そのフィジカルの強さとスピードを武器に戦おうと思う」
――ダゲスタンでオスマン・マゴメドフと練習していたが、練習環境を変えたのか。
「主にバクーで練習していて、チームとして大きな試合に出る時はダゲスタンのハビブ・マゴメドフのクラブで練習しているんだ。今回もダゲスタンで練習してきたよ」
――一緒に練習してみて70kgのパワフルさはどのように感じた?
「66kgの時も自分のパワーとフィジカルは出来あがっていたと思うので、71kgに挑戦するけれど66kgの時と変わらないし、より筋力も付いているので問題なく戦えると思う」
――サトシは柔術的な寝技、ケラモフはMMA的な寝技。サトシに優っていると自信を持っている部分は?
「私は例えグラウンドに戦いがもつれこんでも戦い方を練習してきた。グラウンドでどのような戦術をもって戦えばいいのかを具体的に練習してきたので、グラウンドになったとしてもサトシにパンチを浴びせられると思うし、絶対に優位性を保てると思っている」