2024年12月26日(木)東京・TDCホールで開催された『-SHOOT BOXING BATTLE SUMMIT-GROUND ZERO TOKYO 2024』のメインイベント、70.0kg契約3分3R延長無制限RでGLORY世界ライト級3位ゲリック・ビレット(フランス)を判定3-0で破った海人(TEAM F.O.D)が試合後インタビューに答えた。
「倒さなあかんかったなってその気持ち一つです。3位だけあって意地が見えました」と、KOを逃したことを悔やむ海人。
2Rから手数が減った理由を聞かれると「1Rから痛くて、ラッシュでおでこを殴ってしまいさらに痛いと思っていて。2Rの途中で右を合わせにいった時にもおでこに当たってしまい“ヤバい”と思って。相手の後ろ廻し蹴りも見えていたんですが、右手でガードするのも怖くて当たってしまいました。右手の感覚がなくて頭を殴った瞬間に痺れてしまったんです。元々、右手を折って放置したまま治したので、変な形でくっついちゃっているので痛めやすいんです。それが再発しました」と、右手の古傷を痛めてしまい右手に力が入らなくなってしまったと明かした。
【写真】右手を冷やしながら試合後インタビューに答えた海人 1Rに三日月蹴りで2度のダウンを奪いながら、3度目を奪おうと焦っていたのは「もう痛いと思って早く終わらせないといけない、余裕を持てるほど相手は弱くないし、3回目をとらないといけないと焦ってしまいました」と、すでに右手に痛みを感じていたため早く終わらせないといけないと思い焦ってしまったのだという。
「ボディもカーフも効いていたんですが、僕の攻撃は左右上下に散らしてのとどめの攻撃なので、上を殴りたいのに右手が握れなくて考えが回らず、適当な攻撃になってしまったのが3度目のダウンを奪えなかった理由です。左とか蹴りで対処しないといけなかったのに単発になってしまいました」
まずは右手の怪我を治すことが第一だが、2025年の展望を聞かれると「来年ベスタティ(GLORY世界ライト級王者)との再戦が6月か8月と聞いているので、それまで何もしないことはないので、2月にSB開幕戦があるのでGLORYの1位を連れてきてくれるならやりたいし、それ以外があるなら経験を積みたい。もっと出来ることがいっぱいあるので、強くならないといけないので試合で試していきたい。1カ月おきに試合していきたいです」と、来年も多くの試合経験を積みたいとした。
最後のマイクアピールで「僕だけじゃなく来年は日本人がもっともっと強くなって輝く年になると思います。僕だけじゃなく日本の格闘家みんなを支えてください」と話した理由を聞かれると、「野杁(正明)選手も(原口)健飛くんもこんなもんじゃない。2人とも同じ相手ともう一度やれば絶対に同じ結果にはならないはずです。それくらい強い人たちなので。僕は2人の強さを知っているので悔しい。世界一を決める戦いの相手は絶対に野杁さんがいいので、こんなもんじゃないと思っているし、僕にもそういい聞かせたい。2025年はみんなに期待して欲しいです。僕を含めて日本人格闘家はこんなもんじゃないので。そういう意味を込めて言わせてもらいました」と、2025年はみんなで世界に逆襲したいと語った。