K-1K-1
K-1
ニュース

【Krush】“カルト的人気”の山際和希「ベテランでもフレッシュな気持ちでスタート」、“DARUMA”健太は「自分がウェルター級の中心になりたい」

2024/12/23 23:12
【Krush】“カルト的人気”の山際和希「ベテランでもフレッシュな気持ちでスタート」、“DARUMA”健太は「自分がウェルター級の中心になりたい」

ベテランの山際(左)と新鋭の健太が対戦

 2025年1月26日(日)東京・後楽園ホール『Krush.170』の記者会見が、12月23日(月)都内にて行われた。

 ウェルター級3分3R延長1Rで対戦する、山際和希(谷山ジム)と“DARUMA”健太(K-1ジム蒲田チームアスラ) が出席。


 宮田充Krushプロデューサーは「ウェルター級は動きが止まっているが、いいカードが組めたので意気込みを語ってもらう。山際選手はビッグバンに出場していてKrushでの試合機会が少ないんですが、今回発表したら大変な反響があった。一部のファンからのカルト的人気がある。これからはビッグバンと交互に年10回くらい試合をしてもらいたい」と、山際の出場に反響があったとした。

 対する健太は「2025年一発目のKrush、相手は元王者。チャンスだと思っています。そのチャンスをつかんで、こういう試合で勝つ人間が上に上がっていく選手なのでしっかり会場を盛り上げてKOします」と意気込む。


 山際は「久しぶりに帰ってこれて嬉しく思います。一般的にベテランvs.若手の有望な選手という図式ですが、いま谷山ジムは会長が凄くいいトレーナーを呼んでくれて、去年引退しようかなと思っていたんですが、いい環境でやらせてもらって、まだまだ頑張ろうと思えたのでベテランでもフレッシュな気持ちでスタートして戦いたいと思います」と、約3年ぶりのKrush出場に張り切る。

 なぜ引退を考えたのかとの質問に、山際は「元々18歳から始めて30くらいまでかなと思っていたんですよ。キリがいいので30と思っていただけなんですけれど。それで20代後半から勝ちが増えてきて、30になった時にもう少し出来るかなと次のラインを35にして。これもキリがいいことが決め手だったんですけれど。あと経営者になりたい夢もあるので、その区切りが35がちょうどいいのかなっていうのがあったんですけれど、35になってみたら意外と動けるのとやる気があり(笑)。谷山会長のおかげですね。ビックリするくらいいい環境でやらせていただいて。試合と同じサイズのリングが出来たり、凄いトレーナーが一気に来たり。日本で一番いい環境でやらせていただいているので、こんな恵まれた環境で今辞めるのはもったいないと思って現役続行を決めました」と説明。


 互いの印象を聞かれると、健太は「山際選手はベテランで戦績も次が70戦目。経験してきてどの場面でも経験があるんですけれど、ポイントアウトするのが上手い印象。そういう試合をKrushでさせないぞと。仕留めるぞと思っています」、山際は「手足が長くて好戦的な選手。私のジムの選手とも試合をしていて私の後輩の打たれ強い選手が凄く効いたと言っていたので、見た目以上のパンチもあるし、攻撃力があるので気を付けて戦いたい。Krushのリングなので攻める試合をしたいですね」とそれぞれ答えた。

 健太は“DARUMA”のリングネームについて聞かれると「リングネームに入れたいというのがあって、ダルマは七転び八起きで縁起のいいものであるので、試合で倒れても立ち上がる、という意味もあったりして、今は音も気に入っていて、ぜひダルマって呼んでほしいです」と説明。

 山際戦には「ウェルター級の注目度が薄い中で、中心になる選手が必要だと思っていて。その存在に自分がなっていくというストーリーを描きたい」と、元王者を破って自分がウェルター級の中心選手になりたいとの野望を抱いて臨むと宣言。


 山際は「そんなに昔から運動神経もよくないけれど根気だけはあって立ち上がってきました。ベルトも2本獲れたし、最近は勝ててないけれど、それでも自分の思い通りには動けていて弱くなったわけではない。しっかりここでも立ち上がって、最後はK-1のベルトを獲りたい」と、自分も七転び八起きでダルマのような格闘技人生を歩んできたとする。

 健太から「ポイントアウトをする選手」と評されたことをどう思うかと聞かれると「まさにその通りなんですけれど」と認めるも、「自分で言うのもなんですが、意外とパンチはあるので。威力はありまして。そんなに出さないだけで(笑)」ととぼけたコメント。宮田Pから「今回はそれがビッグバンするってことですね」と聞かれると「ビッグバンでもそんなにビッグバンしてないんですけれど」と答えて笑いを巻き起こす。


 新しいトレーナーとは「それぞれのいいところを吸収しているところです。辰吉丈一郎選手と戦ったボクシングの世界2階級制覇のシリモンコンさんからはパンチの打ち方、フェイント、スーパーボンの弟分のクンスックはヒザ蹴りとミドルが上手で新しい打ち方や当て方を学びました。スーパーボールはパンチもキックもどっちも出来る。全員のいいところを吸収しています」という。

 2025年はどんな年にしたいかとの問いには、健太は「自分がウェルター級の中心になっていって盛り上げる。2025年は自分が中心になって突き進んでいきたい」と勇ましい。山際は「18年やってきたけれど、完成した形をお見せしたい」とそろそろ集大成を見せたいと答えた。

 そして、健太は「来年一発目のKrushには同じジムの“KONG”光生も出るので、ダルマとコングが会場を盛り上げます」、山際は「しっかり攻める試合をして新しい自分を見せていきたい」とそれぞれ語った。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.336
2025年1月23日発売
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント