白幡裕星と対戦する林佑哉「最後はKO」
バンタム級3分3R延長1Rでは、白幡裕星(K-1ジム総本部チームペガサス)vs.林佑哉(K-1ジム大宮チームレオン)が決定。
白幡は会見を欠席、林のみが意気込みを語った。
「来年一発目の試合でいい勝ち方をして、タイトルにまた絡んでいけたらいいなと思っています」
白幡の印象は「僕が他団体にいる時から上手いなって意識はしていた。Krushに出場することになって上手い選手という意識はあったので。あとは戦績も多いのでそういうところで引き出しも多いと思います。スタイルとして僕とは対照的なテクニシャン。ポイントアウトする選手」と評する。
そういう選手を捕まえてKOする自信はと聞かれると「もちろんあります。でもベテランの選手だと思うので、そこは気を付けながら自分のスタイル貫いて最後はKOで倒そうと思います」とKO宣言。
昨年に行われた「第9代Krushバンタム級王座決定トーナメント」では、準決勝で優勝して王座に就いた黒川瑛斗に林がKOで敗れ、決勝はその黒川と白幡が争っている。しかし「立ち位置的に言えば差はないと思います」という。
2025年は「ひと言で言えば輝ける年にしたい。具体的に言えば、もっと表に出ていきたいと思います。知名度とかがまだまだなので、2025年は表に出ていきたいですね。強さとして魅力のある選手、ボクシングで言えば井上尚弥選手のような、強さだけで知名度も獲っていってると思うのでそういう選手になりたいと思います」と意気込んだ。
この試合は次期挑戦者決定戦の意味合いもあるが、宮田Pは「バンタム級は他にもいるし、勝ちっぷりですね。いい試合しました、頑張りました、僕勝ちましたでは切符が売れないですから。気迫ある試合を見せて欲しい。黒川が逃げるくらいの勝負を見せて欲しいです」と、両者に発破をかけた。
〇白幡裕星のコメント
「今回、林選手との試合が決まって、林選手とは何度かスパーリング等もした事がありますが林選手は試合や本番に強さを発揮する選手だと感じています。試合当日どういう戦いになるかすごくワクワクしてます。また、今回のこのカードは事実上の挑戦者決定戦なのではないかなと思っています。
黒川選手の初防衛戦の相手になるのがこのカードの勝者だと思っています。彼がいつ防衛戦をやるか次期はわかりませんが、必ずまた自分が挑戦者として挑みたいと思っています。
前回の敗因は自分のコンディション不足 好きでやっている格闘技を嫌いになるくらいまで追い込んでしまった。そこまでして自分を追い詰めてしまったのが敗因かなと思っています。試合当日にベストコンディションを持っていくためのファイトキャンプなのですが、通常からやりすぎて試合前に体が壊れるまでやってしまったのが敗因です。
今回は自分を追い詰めすぎず純粋に格闘技を楽しみながら試合を迎えたいと思います。トップアスリートやトップファイターは自分で体を休めることができます。自分にはそれができてなかったと思いますし、あの日勝てなかった理由はそこだけだと思っています。今年はコンスタントに試合をしてベルトを取り返します。
先ずは1発目この試合で少しでも変わった所をお見せできるように必ず勝ちたいと思います」