来年の国体、全日本選手権を目指す
「やり尽くしたのもそうですし、ボクシングをやりたい欲が出てきたのもありますし。あとは女子キックって人が少ないので。前回はRISEとの対抗戦だったので初めてやった選手だったんですけれど、それ以外は2年前から再戦が多かったりで、つまらないわけじゃないけれど再戦が今後増えていくんだろうなと。それは当初から理解していたことでしたけれども。
去年からは海外の選手とやってみて、みんな普段は組みあり(首相撲など)で試合をしている選手が多いので、そういう選手をK-1に呼んでいただいて、組み無しのルールで勝ってもだんだんスッキリしなくなってしまって。相手は実力を全部発揮できていないんだろうなと考え始めたら、素直に勝ち負けを喜べなくなって。だから自分の課題と向き合っていくような試合をしていたので。だからそういうのも含めて新しいものに挑戦していけたらいいのかなと。タイミングというか、契約も満了するので行く時期かなと思いました」
――松谷綺選手が「逃げるな」とタイトル挑戦をアピールしていたが?
「みんなから『凄い言われようだね』と言われて(笑)。でも手続きはだいぶ前に済んでいたし、タイミングもよくなかったと言えばアレですけれど、正式なオファーをいただいていたわけじゃないので逃げるなと言われてもなっていうのはあります。今後のK-1女子は松谷選手に引っ張っていってもらえたらなって感じです。応援しています」
――アマチュアボクシングの大会にはいつ頃から出ようと考えている?
「来年国体があるみたいなので。私がどこの地域から出るかで予選の日付が変わってくるので。春くらいになるのかな。あとは12月に全日本選手権あるのでそこを視野に入れて。今月のも観に行ってレベルを観察してきました。そこへ向けて取り組んでいこうと思っています」
――階級は?
「大会ごとにアマチュアの階級ってバラバラで。軽い階級もあるところはあるんですけれど、ないところだとけっこう重くなってしまうので。一番軽くても45kgよりは重いので、出来れば一番下の階級から攻めていきたい。様子を見ながらやっていこうかと」
「今のジムとの契約は2月まで残っていてまだ言えないんですが、ここに拠点を置こうとはほぼ決まっていて。ジャブからサークリングの仕方から練習しています」
――そのジムを選んだ理由は?
「トレーナーさんの教え方が好きとか、ジムの雰囲気だったりとか、ご縁もあって。あとはボクシングが好きなので、見ている時にこの人は生まれ持った才能だとか、これは努力で身に着けたものとか、そういうところを見てこういう選手になりたいなと自分の中で考えがあって。お手本にしたい選手がいるところを選びました」
宮田P「3月に試合してすぐにその申し出があって話をしていて。プロモーターとしては(K-1で)頑張ってほしいんですけれど、彼女の人生だし夢があるし、そういったものに対しては送り出してあげるべきだと思ったので。ずっと彼女にはK-1王者という肩書がついて回ると思うんですよね。武居由樹くん然りなんですけれど。そういう意味でファンに新しい夢を見せていってほしいとK-1としても期待しています」
「今までたくさん応援してもらって…(声を詰まらせて涙)20代前半で経験できないことをたくさん経験させてもらって、感謝の気持ちでいっぱいです。大好きな格闘技が嫌いになっちゃいそうなこともありましたけれど、今こうして離れてみて会場で会うお客さんとか、いま美容室メインでやっていますけれど、お店に来てくれるお客さんとか、つらいことば目に入りやすいけれど、こんなに応援してくれる人が多いんだって思わされることが多かったので。
これも今まで支えてくれたK-1関係者の皆さんだったり、この舞台で戦わせていただいたのは自分の財産だと思っているので、感謝の気持ちは次の舞台へ行ってもさらに飛躍できるように、K-1王者の肩書きを持ったままベルトをかき集めていきたいので、舞台が変わっても応援していただけたら嬉しいなと思います。K-1に協力できることはやりたいと思うので、今後とも自分のこともK-1のことも応援よろしくお願いします。6年間ありがとうございました」