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【K-1】菅原美優が涙のK-1卒業会見、次はボクシングへ「K-1王者の肩書きを持ったままベルトをかき集めていきたい」

2024/12/15 15:12
【K-1】菅原美優が涙のK-1卒業会見、次はボクシングへ「K-1王者の肩書きを持ったままベルトをかき集めていきたい」

感謝の言葉を述べると菅原は涙を流した

 2024年12月14日(土)東京・国立代々木競技場第一体育館で開催された『K-1 WORLD GP 2024 in TOKYO~FINAL~』の一夜明け会見が、15日(日)都内にて行われた。


 会見の最後には第2代K-1 WORLD GP女子アトム級王者の菅原美優(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/25歳)が登壇。K-1からの卒業と王座返上を発表した。

 2024年3月、RISE QUEENアトム級王者・宮﨑小雪(TRY HARD GYM)との女子頂上対決に臨み、延長Rで惜敗。これがK-1での最後の試合となった。

 菅原は「あの試合は自分のキックボクシング人生の全てを懸けてやろうと決めていたので悔いはなく。4月にもう返上のお願いをしていたんですけれど、何度も呼んでもらって心境の変化はないかと最後の最後まで、ぎりぎりまで説得してもらって。私も頑固なもので、決めたからにはもう1回とは言えないものがあるのでこういう形にはなりました。楽しいことばかりではなかったですけれど、人としても選手としてK-1のおかげで成長できたので、感謝の気持ちでいっぱいです。

 宮田(充=K-1プロデューサー)さんがいなかったら私はこの舞台に来ていなかったので、ただの格闘技が好きな女の子で終わっていたんですけれども、趣味で出たアマチュア大会で宮田さんが声をかけてくれたおかげでこの舞台に来たので、デビュー戦から特集を組んでくれたABEMAさんだったり、たくさんの方によくしてもらってありがとうございました」と、すでに4月には決めていたと挨拶した。


 以下、記者との質疑応答。

――K-1ファイターとして一区切り。気になるのは今後のことだが?

「今後の目標としては蹴りを捨ててボクシングの世界に行こうと思っていて。プロではなくてオリンピックが頂点にあるアマチュアボクシングの世界に行こうと思っています」

――ボクシングはK-1時代から取り組んでいたが、本格的にやりだしたのはいつから?

「3月の試合を終えてからです。練習の一環としてパンチには取り組んでいたんですけれど、その中で元から好きだったボクシングがさらに好きになって。元々パンチが得意ではなかったので、自分でボクシングは不可能だと思っていたら、K-1という舞台でやっていく中で蹴りだけに頼ってはいられなくなり、パンチの練習もはじめてのこういう新しい夢が出来たということで。これもK-1をやっていなかったら、ここで試合をしていなかったらつながらなかったと思うので、そういう意味でも感謝しています」


――旦那さんがMMAファイターということでMMAをやるんじゃないかと。柔術の練習をしている姿もSNSに上がっていた。

「全く考えてなかったです(笑)。キックボクシングをやっていて、もっと出来上がってからデビューしたかったなって凄く思うことが多くて。中途半端な状態でデビューしてしまったなと。勢いのまま。もっとアマチュアで経験を積んで自信満々で、初っ端からK-1の頂点を獲りますくらいの覚悟が出来上がってからデビューしたかったと思うことが凄く多くて。

 宮田さんに声をかけてもらって、そこでプロという道を知って。そこから思い出つくりじゃないですけれど、それくらいの気持ちでスタートしたものだったので。もしK-1以外でやるのであれば中途半端な状態で出たくないっていうのがあるので。そうなると総合をやるとなると3年は引きこもりたくなっちゃうので。柔術をやってみても、その展開になる前のレスリングだったり、そういうのを考えたらチャレンジしていく過程をみんなに見せるのもいいんですけれど自分の中でそれは嫌なので、総合をやることは考えなかったですね。旦那の応援だけで総合はお腹いっぱいです(笑)」


――ボクシングでの具体的な目標は?

「最初はアマチュアのボクシングで頑張ろうと思っているんですけれど、もっと大きい目標を掲げたらオリンピック目指したい、ロスを目指したいというのがあるんですけれど、階級的に現実的じゃないところがあって。一番下の階級でも5kgくらい足りないので。なのでアマチュアの方が自分はレベルが高いと思っているので、勉強も含めてやりたいのがあり、。国際大会に出たいとか、ジャパンのユニフォームをもらいたいとかそういう夢があって。その先にはプロの道も考えているので。どっちにしろ一番上を目指して。お父さんが昔からのボクシングファンなので、エキサイトマッチを毎週見ていてCDに焼いちゃうくらいの人なので早くプロに行ってお父さんにベルトをかけてあげるのも親孝行かなと思います。プロだったらそれが目標です」

――旦那さんはその決断に対して何と?

「私がボクシング好きなのを知ってるし、家で格闘技の話をするとボクシングの話しかしていないくらいで。テレビをつけてもボクシングしか見ないし。応援してくれているというか、いきいきしているねって。そんな感じです(笑)」

――これからもK-1の会場に来たり、セコンドに就くことはある?

「まだ詳しいことを理解していないのもあるんですけれど、プロのライセンスを取ったらセコンドに就くのは不可能なので、アマの時はどうなんだろうってくらいでいますけれど。ここまで一緒にやってきた後輩たちも仲間もいっぱいいるので、自分に出来ることは少しでも協力できることはしたい。1月に長野翔くんがタイトルマッチ決まっているので、それはもちろんセコンドに就いてサポートしたいと思っています。自分に出来ることは今まで以上に頑張ろうと思っています」

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