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【UFC】元K-1ノットソンがヒジで流血させるもロドリゲスがテイクダウンで判定勝ち。ノットソンがMMA初黒星

2024/12/15 09:12
 2024年12月14日(日本時間15日)米国フロリダ州タンパのアマリーアリーナにて『UFC Fight Night: Covington vs. Buckley』(U-NEXT配信)が開催されている。  第1試合の女子ストロー級戦では、K-1でKANAと1勝2敗のヨセフィン・ノットソン(スウェーデン)が出場。MMA8勝0敗でコンテンダーシリーズを経て、UFC本戦2連勝中だ。6月の前戦ではジュリア・ポラストリに打撃で判定勝ちもテイクダウンに苦戦している。28歳。  対するベネズエラのロドリゲスもムエタイバックボーン。UFCデビューから2連勝後、ジリアン・ロバートソンに腕十字で一本負けでMMA初黒星。5月の前戦では、アリアネ・カネルロッシからダウンを奪いながらヘッドバットで反則負け。ブルファイトのなかでいかに冷静に戦うか。32歳。 ▼女子ストロー級 5分3R〇ピエラ・ロドリゲス(ベネズエラ)10勝2敗(UFC3勝2敗)[判定3-0] ※30-27×3×ヨセフィン・ノットソン(スウェーデン)8勝1敗(UFC2勝1敗)  1R、ともにオーソドックス構え。先に圧力をかけるロドリゲスが右ストレートを当ててノットソンを崩すもすぐに立つノットソン。ロドリゲスの押し込みに首相撲ヒザで迎え撃つ。しかしクラッチしたロドリゲスは持ち上げてテイクダウン。ノットソンは金網使い立ち上がる。  左の蹴りのノットソンにすぐに詰めるロドリゲスがダブルレッグテイクダウン! ノットソンはフットチョークで絞めるが、ずれるとすぐに立ち上がり。金網背に左右でラッシュ! 打ち返すロドリゲスに左ハイも混ぜるノットソンだが、またも組んだロドリゲスはシングルレッグテイクダウン。  ノットソンは下からヒジを打ち、ロドリゲスの傷口を打つ。いったん離れたロドリゲスはパスガードで飛び込み。ハーフに戻したノットソンに右ヒジ! 出血したノットソンは柔術立ちで立ってホーン。  2R、右フックから左ミドルを打ち込むロドリゲスに、左右の回転で迎え撃つノットソン。そこにパンチ、ヒザ蹴り、さらにシングルレッグと連動させてテイクダウンを奪うロドリゲス。ノットソンも立ち上がり、右前蹴りを腹に。さらに右差しで押し込み離れ際に左ミドル!  すぐに詰めるロドリゲスは小外がけテイクダウン。フルガードのノットソンはクローズドガードから足を解き、コムロック狙い。それを抜いたロドリゲスはマウントを奪うが、ロドリゲスの振りかぶるパウンドにシザーズで立ち上がり!  ここで休まずすぐにシングルレッグはロドリゲス。ともにヒジを打ち。ノットソンの左ヒジでロドリゲスがカット。ハイクロッチから引き出して倒すロドリゲスに倒れ際にバックを狙うノットソンだが上はロドリゲス。しかし右目尻から大きく出血する。  3R、ノットソンのワンツーにサイドに回り避けるロドリゲス。その入りにカウンターの右前蹴りを決めたノットソンだが、ロドリゲスは走り込んでのダブルレッグテイクダウン! そこに右手でギロチンチョークを合わせるノットソンだが、ロドリゲスは対角にパス。首を解除し、ハーフに戻すノットソンだが、上のロドリゲスは左で脇差し、右ヒジ。  パスガードを凌ぐノットソンだが、背中を着かされたまま。ケージ際で一瞬、フルガードに戻すがすぐにハーフにしたロドリゲスは右で枕に巻き、マウント! パウンドのスペースで右で差して立とうとするノットソンは腰を左右に切りフルガードに戻すも下のまま。ロドリゲスは強いパウンドでホーン。  判定3-0(30-27×3)でロドリゲスが勝利。5月のヘッドバッド反則負けから再起を果たした。ノットソンはUFC3連勝ならず。 ▼女子フライ級 5分3R〇ミランダ・マーベリック(米国)15勝5敗(UFC8勝3敗)※UFC4連勝[判定3-0] ※29-28×3×ジェイミー・リン・ホース(カナダ)7勝2敗(UFC2勝2敗) ▼バンタム級 5分3R〇デイビー・グラント(英国)16勝7敗(UFC7勝6敗)[判定3-0] ※30-27×2, 29-28×ラモン・タバレス(米国)10勝3敗(UFC1勝1敗)
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