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【RIZIN】榊原CEO「佐々木憂流迦は8月の堀口に立ち向かった朝倉海の心境だと思う」

2019/09/28 02:09
2019年10月12日(土)エディオンアリーナ大阪で開催される『RIZIN.19』の記者会見が9月27日(金)都内で行われ、朝倉海(トライフォース赤坂)の電撃参戦が決定した。61.0kg契約でRIZINバンタム級四天王の一人、佐々木憂流迦(セラ・ロンゴ・ファイトチーム)と対戦する。  会見に出席した榊原信行RIZIN CEOは「8月18日の朝倉海のジャイアントキリング以降、大きく格闘技界、選手の中の序列も代わり、我々のマッチメイクの編成も大きく軌道修正することになりました。その中で9月16日の(那須川)天心選手のRISE世界トーナメントでの拳の骨折ということもあり、天心選手の出場も予定しておったんですけれども出場が叶わず。堀口選手は朝倉選手との試合後に10月に参戦してくるメンタル、フィジカルがそういう状況ではない。  自信を持って僕らが送り出せるカードが決まらない中で、朝倉海選手が『だったら俺が行きます』と男気を見せてくれました。正直、プロモーターとしても守りに入ったら、大晦日でのダイレクトリマッチまで温存したい2人なんです。ただ、格闘家もそうですがプロモーターも守りに入って計算しだしたらロクなことがないので、だったらここは朝倉海の男気に感謝して、海選手の試合を今回の大阪で組むことにしました」との経緯を説明。 「これまでは堀口という太陽の周りをバンタム級の多くの選手が回っていましたけれど、朝倉海の向こう見ずではあるけれどしたたなか挑戦が、ひょっとしたらバンタム級の太陽の位置すら変えてしまう。ひょっとしたら今後は朝倉海の周りを堀口も含めて惑星になって回るのかもしれないなと。大きな野望を持って自ら新しい潮流を作るために、10月の大阪大会に参戦をしてくることを決めてくれたのだと思います」と、今回の試合が今後の格闘技界に大きな影響を及ぼすと話した。  対戦相手については、「だったら、対戦相手を今年対戦が流れている佐々木憂流迦選手でどうなんでしょうということで憂流迦選手にその旨を伝えたところ、憂流迦選手は憂流迦選手で前回自分の体調不良で対戦を流してしまった申し訳ない想いも含めて、ふたつ返事でやりますと言ってくれました。  当然、憂流迦も噛ませ犬で出てくるわけではなく、バンタム級のタイトルマッチを控える朝倉海をここで喰って、また逆に流れを変えてやろうという想いではないか。ファンからしても混沌とした感じになりますし、逆にそれを楽しんでほしい。憂流迦は8月の堀口に立ち向かった朝倉海の心境だと思うんですよね。流れからすれば当然、海が勝って堀口との大晦日でのタイトルマッチを皆さん期待すると思いますが、このチャンスで海を喰ってやろうという想いで来ると思います。だから本当に勝負論のある、いろいろな意味でリスクの大きい試合です」と、結果次第では朝倉vs堀口のタイトルマッチでの再戦がなくなるかもしれないことを示唆した。  そのリスクを承知の上で試合を受けた朝倉。その理由を次のように語った。 「僕自身、10月大会はパスして12月の堀口選手とのタイトル戦へ向けて集中してやっていこうと思っていたところだったんですが、榊原社長から10月大会のマッチメイクの感じを聞いて、それなら俺がやってやろうとスイッチを入れました。  前回大会で堀口選手に勝ったということは、単に試合に勝ったというだけではなく、堀口選手が常々口にしている“RIZINを盛り上げる、日本の格闘技を盛り上げる”という気持ちを僕も受け取ったと思っています。であれば、俺がやるしかないだろうという心境です。  今回、兄貴(朝倉未来)も堀口選手も天心選手もいない中で、俺がやるしか無いと思っているし、俺が先頭に立ってRIZINを盛り上げたいと思います。今回地上波で放映もしていただけるとのことで、俺の派手な試合を世間に届けて、格闘技熱を爆発させたいと思っています。楽しみにしていてください」と、堀口や那須川天心に代わって自分がRIZINの“主役”を務めると語った。
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