2024年12月14日(土)東京・国立代々木競技場第一体育館『K-1 WORLD GP 2024 in TOKYO~FINAL~』の前日計量が、13日(金)都内にて正午より行われた。
第16試合のスーパー・バンタム級3分3R延長1Rで対戦する、璃明武(K-1ジム総本部チームペガサス)は55.0kg、大久保琉唯(K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER)は55.0kgでそれぞれ計量をパス。
会見で大久保は「いよいよ明日だなという気持ちで、K-1の次に(12月は)いろいろな団体の試合があると思うんですけれど、12月の中でK-1が一番良かったと思われるように頑張ります。相手と向き合った感想は、いい顔をしていたので楽しみです」と挨拶。
璃明武は「いい準備が出来て、過去最高の状態が作れたかなと。それを明日見せたいです。相手の印象は、タトゥー入れたのかなとビックリして聞いたらタトゥーじゃないと。大久保選手はいい選手なので、しっかり勝ちたいです」とした。
大久保は首筋のタトゥーっぽいものについて「タトゥーでもシールでもないんですけれど、書いてもらって。経緯は、こういう試合や前日計量に出ていく上で、新しい自分を出してみようと挑戦してみて。このイメージは、BTSのテテさんがやっていたので、カッコいいなと思ってマネしてみました」との理由。
大会前には璃明武と元・同門の平本蓮と合同練習を行ったが「いろいろと教えてもらって、格闘技に対する向き合い方、愛だったり、そういうものを感じていい刺激になりました」とする。
元・同門が大久保に対策を伝授したことについて璃明武は「対策してきても。元々、蓮君とは同じジムだったんですけれど、結構前なので、全然今は別人。そこは問題ないかなと。対策を学んでも、何年もやってきたことを1日で崩されることはないので、問題ないですね」と、もう平本が知っている自分ではないときっぱり。
同席した金子へのメッセージを求められると「自分はこの階級で金子選手は世界で一番強いと思っています。明日は試合が並んでいるので、しっかり勝って次はタイトルマッチと言われるように意識して勝ちたいと思います」と、大久保を倒してタイトル挑戦へつなげたいとした。
9月のトーナメント準決勝では互いが待ちの姿勢であったことから、今回は互いが見合う試合になるのではとの予想もあることについて、大久保は「そう思う人はそう思えばいいし。テーマはカメレオンなので、どうきても対応します。そのために練習してきましたし、臨機応変に対応していきます」と“カメレオン戦法”で行くと宣言。
それを聞いた璃明武は「20試合以上あると思いますが、レベルの高い試合になると思います。その中でKOを狙っていきます」と見合いにはならないとし、大久保の「カメレオン発言」については「変化のことですよね? 警戒します」と笑った。