RISEミドル級王者ソンヒョン(右)を迎え撃つ海人(C)SHOOT BOXING
2019年9月28日(土)東京・後楽園ホールにて開催されるシリーズ第四戦『SHOOT BOXING 2019 act.4』の前日計量が、27日(金)17:00から都内・浅草にあるシーザージムにて行われた。
メインイベントで対戦するS-cup2018世界王者・海人(TEAM F.O.D)は68.65kg、RISEミドル級王者イ・ソンヒョン(韓国)は68.95kgで計量を一発クリアーし、あとは試合開始のゴングを待つのみとなった。
前戦の中島弘貴戦と同じく69.0kg契約、ヒジなしルールの一戦に臨む海人は「この前よりも身体をしっかり作ることができたので、パワー差も感じないと思うし、スピード、テクニックと全てにおいて僕が勝っています」と自信に満ちたコメント。「明日はメインらしく勝つのは当たり前。僕の強さ、シュートボクサーの強さを他団体の王者に見せつけて倒して勝ちたい」とKO勝ちを予告した。
一方、14年6月の鈴木博昭に勝利して以来のSB参戦となるソンヒョンは「海人はいい選手ですが、試合では私が勝ちます。楽しみにして下さい」と全て日本語でしっかりと意気込みを語った。
セミファイナル、SB日本スーパーフェザー級タイトルマッチで対戦する王者・深田一樹(龍生塾ファントム道場)、挑戦者の前SB日本フェザー級王者・笠原弘希(シーザージム)は共に60.0kgで計量をパス。両者は17年11月に対戦し、延長戦の末に深田が判定勝ちしている。
再戦を前に深田は「タイトルマッチなので絶対に負けられない試合。2年前に笠原選手と試合をして、どっちが成長できたか楽しみ」といい、初防衛戦後の目標を聞かれると「明日勝つことが一番ですが、60kg近辺の階級で強い選手とやりたい」という。
一方、二階級制覇を狙う笠原は「今回、自分の持っているベルトを返上して一階級上に上げて挑戦します。自分の希望階級でやらしていただけるので減量も順調でパワーも感じられるので、いい試合ができるコンディションです。明日はしっかりと盛り上げて勝っていい結果を残したい」と並々ならぬ意気込みを語る。
また、詳細は明かさなかったが、タイトル奪取後には12月3日(火)東京ドームシティホールで開催されることが決定したビッグマッチ『GROUND ZERO TOKYO 2019』で対戦したい相手がいることを明かした。その他の選手の意気込みは以下の通り。
西岡蓮太(龍生塾/SB日本ライト級王者)=63.95kg
「マサ選手は打たれ強い印象がありますが、僕のパンチでスカッと倒して会場を盛り上げたい。(佐藤の印象は)僕がじっとしてても前にガンガン出てきてくれると思うので、僕の得意なカウンターも合わせやすい。(5連勝の要因は)チャンピオンになったことが一番大きい。今までに負けた試合があり、そのことを忘れてないことが勝てている要因になっています」
マサ佐藤(名護ムエタイスクール/英雄伝説64kg級アジア王者)=64.0kg
「今、波に乗っている西岡選手と対戦できて感謝してます。(西岡は)パンチで勝つと言ってますが、そうはいかないので、勝ってSBで名前を上げていきたい。(西岡の印象は)フィジカル、スピードがある強い選手。(今後の目標は)沖縄から呼んでいただいているので面白い試合をした上で盛り上げてベルトに絡んでいきたい。今回もロングスパッツで臨みます」
村田聖明(シーザージム/SB日本ライト級1位、元SB日本スーパーフェザー級王者)=64.0kg
「明日は山口選手と面白い試合をして、会場を一番盛り上げたい。(山口の印象は)凄くパワーがあって、毎回面白い試合をしているので自分の戦い方次第で凄く面白い試合になると思います。(一度対戦している西岡の勢いについて)不可思選手にも勝っていて同じシュートボクサーとして誇らしいが、僕も早くベルトを獲り返せるように一戦一戦インパクトある勝ち方をして、2人でSBを盛り上げたい」
山口裕人(山口道場/WPMF世界スーパーライト級暫定王者)=64.0kg
「シュートボクシングではまだ勝ててないので明日はそろそろ勝とうと思います。(村田の印象は)シーザー武志さんの息子。背が高い。(道場の勢いについて)みんな強い。お兄ちゃんのいいところを見せて明日はKOします」