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【BTC】再起戦に挑む吉野光が川北晏生と対戦! ミドル級で韓国×マレーシアの国際戦・KTTの新鋭イ・イサクvs.元ONEファイターのアギラン・タニ=12月25日(水)配信

2024/12/11 13:12
 2024年12月25日(水)に会場非公開、ライブ配信大会として開催される『Breakthrough Combat 02』の追加カードが発表された。  すでに、Progressルールでグラップラー×MMAファイターとなる王者・森戸新士vs.挑戦者・北岡悟の「暫定ウェルター級選手権試合」と、安楽龍馬vs.中原由貴選手の「ライト級王座決定戦」が決定している同大会で、2試合のMMAマッチが追加された。 ▼バンタム級 5分3R吉野 光(日本)川北晏生(日本)  吉野は、ONE Warrior Series、RIZIN Trigger、UAE Warriorsなど世界で白星を挙げている強豪。MMA12勝5敗で、UAEで2連敗を喫した後、10月30日のBTC旗揚げ大会のメインで、シンバートル・バットエルデネと対戦も、驚異的なフィジカルと粘り強い組みに予想外の判定負けを喫した。  主催者は、吉野に早々のカムバックの舞台を用意したいと考え、一度はProgressルールへの出場を打診したが、吉野はMMA出場に強い拘りを持っており、2カ月のインターバルでのMMAでの再起戦となった。  吉野は主催者を通じて、「前回、1年ぶりの試合で負けてしまい、3連敗となってしまいました。この流れを変えるためには試合をするしかないと思い、期間は短いですがすぐにMMAの試合を組んでもらえないかとお願いしました。この試合を実現してくれたBreakthrough Combat関係者の方に感謝しています。ありがとうございます」と再起の決意を語っている。  国内を代表する実力者の対戦相手を探すことは困難が伴われると予想されたが、TRIBE TOKYO MMAの川北が対戦を快諾。修斗で環太平洋バンタム級王座決定トーナメント出場が決まっていながら皮膚疾患で欠場を余儀なくされた川北にとっても、ある意味カムバックの場となる。  川北は、MMA11勝4敗3分。6つの一本勝ちを誇るグラップラーで、2023年7月のPANCRASEで髙城光弘にスプリット判定負け後、同年9月にGLADIATOR初参戦。藤原克也を1R リアネイキドチョークで極めると、同年11月に修斗でライダーHIROにアナコンダチョークで一本勝ち。2024年3月に平川智也をダースチョークで極めると、5月の前戦ではドウガーシュエにスプリット判定で勝利。現在3連勝中だ。  川北は、「今回すごく強いと評判の吉野選手が対戦相手だったので、試合を受けました。その強さを直に感じた上で、自分が勝たせてもらいます」と復帰向けて自信を見せている。  連勝から7カ月ぶりの復帰戦という大切なファイトで格上とされる吉野に挑む決断をした川北、そして再び世界を狙うためにも負けは許されない吉野。MMA人生を賭けた熱い戦いに注目だ。 [nextpage] ▼ミドル級 5分3Rイ・イサク(韓国)アギラン・タニ(マレーシア)  また韓国とマレーシアのミドル級対決、イ・イサクとアギラン・タニの試合も決定した。  イサクは、KTTの新鋭で2023年9月にGladiatorで当時のミドル級チャンピオン藤井章太にTKO勝ちを収め、内々に2024年2月にGladiator Challenger Series01で三上ヘンリー大智との試合が決定していたが、The Ultimate Fighter出演が内々で決まったため同大会の出場はならず。しかし、TUF出演が無くなりGladiator CS02で戦うことも内定していた。  ところが対戦相手の負傷、本人も練習中に負傷するなど来日が延期され、今回、ついに再来日が決定した。 (C)ONE Championship   対するタニは、ONE Championshipで3人の日本人選手と対戦。秋山成勲に判定勝ちし、岡見勇信にスプリット判定負け。手塚裕之に3R TKO負け。その後、ジン・テホにも敗れるも、イリヤ・ストヤノフ、マゴメドムラッド・ハサエフにいずれもリアネイキドチョークで一本勝ちで2連勝。ONEを離れた後は、2024年5月のUAEWでプロ5戦無敗のアリベク・スレイマノフにギロチンチョークで一本負け。6月のロシアのRCCでサムイル・シェレストにニンジャチョークで一本負けしている。  アギランもまた、以前から日本で戦いたいと声が届いていた選手の1人で今回が初来日となる。  主催者は「なぜミドル級の国際戦なのか? そのような疑問の声は当然のように聞かれるカードかと思います。ただし国内では層の薄いミドル級にも世界を目指す選手が存在し、彼らは強くなるために一致団結して練習を行うという関係になっています。そのなかで海外挑戦を考えても、なかなか実現しない。そんな選手に国内でミドル級の国際戦を提供したい。ぜひとも、今回出場するイ・イサク選手、そしてアギラン・タニ選手と戦いたいという日本人選手が名乗りを挙げて欲しい。そのために組んだカードです」と、日本の重量級選手に国際戦のチャンスを作るためのカードと、日本ミドル級ファイターに喚起をうながしている。 『Breakthrough Combat 02』参戦に向け、イ・イサクは「コリアントップ・チームのイ・イサクです。クリスマスに試合の機会を与えてくれたBreakthrough Combatに感謝しています。今回の相手、アギラン・タニは秋山成勲選手に勝利した強者です。レスラーなので、グラウンド中心で準備しています。一方で打撃だと1RでKOできるように練習を頑張っているので、試合を楽しみにしてください」と意気込み。  対するタニは、「Breakthrough Combat02でイ・イサクと戦うことに、本当にエキサイトしている。最高のパフォーマンスを見せて、これからもっと日本で戦っていきたい」と、継続参戦に意欲を示している。 [nextpage] 『Breakthrough Combat02』決定カード 12月25日(水)午後6時30分~ザ・ワンTV YouTubeチャンネルにて生中継 ▼Progress暫定ウェルター級選手権試合 5分3R森戸新士(Leos &藤田柔術/日本)王者北岡 悟(パンクラスイズム横浜/日本)挑戦者 ▼Progressライト級王座決定戦 5分3R中原由貴(マッハ道場&MAJESTIC/日本)安楽龍馬(BAMF/日本) ▼バンタム級 5分3R吉野 光(日本)川北晏生(日本) ▼ミドル級 5分3Rイ・イサク(韓国)アギラン・タニ(マレーシア) ▼Progress71キロ契約 5分2R城戸泰介(Leos &藤田柔術/日本)椿 飛鳥(トライデントジム/日本)
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