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【GLORY】リコ・ヴァーホーベンがダウンするも盛り返して12度目の防衛に成功、カバベもライバル対決に勝ち防衛、敗れたアベナは引退を表明

2024/12/09 22:12
【GLORY】リコ・ヴァーホーベンがダウンするも盛り返して12度目の防衛に成功、カバベもライバル対決に勝ち防衛、敗れたアベナは引退を表明

“キング・オブ・キックボクシング”ヴァーホーベンが史上最多12度目の防衛に成功した(C)GLORY

GLORY COLLISION 7
2024年12月8日(日)オランダ・ゲレドーム・サッカースタジアム

『GLORY COLLISION 7』が、2024年12月7日(土・現地時間)オランダ・アーネムのゲレドーム・サッカースタジアムにて開催された。22,000人以上のファンが集まり、GLORY史上2番目に大きな夜となった。

 メインイベントでは、リコ・ヴァーホーベン(オランダ)がレヴィ・リグターズ(オランダ)を相手にエキサイティングなファイトを繰り広げ、GLORY史上最多となる12度目の防衛を果たした。2024年3月に行われたヘビー級グランプリの決勝戦と同じように、ヴァーホーベンはダウンを奪われるピンチを迎えたが、その後、盛り返して判定勝利を収めた。


【写真】ライバル対決を制して防衛に成功したカバベはヴァーホーベンとの王者対決をアピール

 タリク・カバベ(モロッコ)がドネギ・アベナ(スリナム)を相手に一進一退の攻防の末、GLORYライトヘビー級王座を防衛。カバベはその後、リコ・ヴァーホーベンとの「チャンプvs.チャンプ」戦を要求。試合後のインタビューでアベナはグローブを外し、リング上で引退を表明した。

 ファンに人気のバフラム・ラジャブザデ(アゼルバイジャン)は、ダニエル・ステファノフスキー(スイス)を1Rで仕留め、新年のタイトル戦を要求した。

 ベテランのセルゲイ・マスロボイエフ(リトアニア)は、若手の有望株ステファン・ラテスク(ルーマニア)に圧倒的な判定勝ちを収め、タイトル戦線に復帰。このリトアニア人はCOLLISIONシリーズでは3連勝を飾り、無敗をキープしている。

 ライトヘビー級の有望株セム・カセレス(トルコ)とモリー・クロマ(ギニア)はともに重要な勝利を収め、GLORYでは無敗をキープ。それぞれパスカル・トゥーレ(フランス)、ミロス・ツヴェチカニン(セルビア)に勝利し、GLORYデビュー以来3勝0敗とした。

 さらに、フランスのヘビー級トップ、ソフィアン・ラドウーニがイオヌット・イアンク(ルーマニア)に判定勝ち。

 プレリミでは、ユネス・スマイリ(モロッコ)がテイフン・オズカン(オランダ)に勝利してライバル同士の決着をつけ、元タイトルコンテンダーのセルカン・オズカグライヤン(トルコ)がラミー・デギール(フランス)に勝利して連勝を飾り、元GLORYウェルター級王者のエンディ・セメリア(キュラソー)はジェイ・オーバーメール(オランダ)を下して再び勝ち星を挙げ、ウクライナ・ヘビー級のオーレ・プリマチョフ(ウクライナ)がアブデラマン・バーカウチ(モロッコ)を破り、アユーブ・ブーラス(モロッコ/オランダ)がアナス・アフミドゥシュ=ファタ(モロッコ)に勝利してGLORY初勝利を挙げた。

<全試合結果>

▼メインイベント GLORY世界ヘビー級タイトルマッチ 3分5R
〇リコ・ヴァーホーベン(オランダ/王者)=125.2 kg
判定5-0 ※47-46×2、48-45×3
×レヴィ・リグターズ(オランダ/挑戦者・同級1位)=111.6kg
※ヴァーホーベンが12度目の防衛に成功。

▼コー・メイン GLORYライトヘビー級世界タイトルマッチ 3分5R
〇タリク・カバベ(モロッコ/王者)=94.5kg
判定4-1 ※47-48, 48-47、49-46×2、50-45
×ドネギ・アベナ(スリナム/GLORYライトヘビー級グランプリ優勝)=94.8kg
※カバベが2度目の防衛に成功。

▼ライトヘビー級 3分3R
〇バフラム・ラジャブザデ(アゼルバイジャン/2位)=94.2kg
TKO 1R 2分32秒 ※3ノックダウン
×ダニエル・ステファノスキー(スイス)=92.6kg

▼ライトヘビー級 3分3R
〇セルゲイ・マスロボイエフ(リトアニア/同級3位)=94.9kg
判定5-0 ※30-27×4、29-28
×ステファン・ラテスク(ルーマニア/同級5位)=94.5kg

▼ライトヘビー級 3分3R
〇セム・カセレス(トルコ/同級4位)=93.9kg
判定5-0 ※30-27×5
×パスカル・トゥーレ(フランス/同級7位)=94.6kg

▼ヘビー級 3分3R
×イオヌット・イアンク(ルーマニア/同級7位)=141.3kg
判定0-5 ※30-27×5
〇ソフィアン・ラドウーニ(フランス/同級5位)=108.7kg

▼ライトヘビー級 3分3R
モリー・クロマ(ギニア/同級9位)=94.5kg
判定5-0 ※29-28×5
ミロス・ツヴェチカニン(セルビア/同級10位)=94.8kg

▼キャッチウェイト(-75kg契約)3分3R
×タイフン・オズカン(オランダ)=74.8kg
判定0-5 ※27-30×3、28-29×2
〇ユネス・スマイリ(モロッコ)=74.5kg

▼ミドル級 3分3R
〇セルカン・オズカグライヤン(トルコ/同級2位)=84.7kg
判定5-0 ※30-27×3、29-28×2
×ラミー・デギル(フランス)=84.6kg

▼ウェルター級 3分3R
〇エンディ・セメリア(キュラソー/同級3位)=76.7kg
判定5-0 ※30-27×4、29-28
×ジェイ・オーバーメール(オランダ/同級4位)=76.9kg

▼ヘビー級 3分3R
〇オーレ・プリマチョフ(ウクライナ)=106.3kg
判定5-0 ※30-27×5
×アブデラマン・バーカウチ(モロッコ)=136.6kg

▼フェザー級 3分3R
〇アユーブ・ブーラス(モロッコ/オランダ/同級10位)=65kg
判定4-1 ※30-27×3、29-28、28-29
×アナス・アフミドゥシュ=ファタ(モロッコ)=64.9kg

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