キックボクシング
インタビュー

【RISE】最年長イ・ソンヒョン「今回の試合が選手として頂点を取る、集大成になると思います」

2024/12/04 19:12

欧米の選手とはすごく相性が良い


――トーナメントの話に戻りたいと思います。準決勝には白鳥選手とペットパノムルン選手のどちらが勝ち上がってくると思いますか?

「自分を含めチャンヒョンやほとんどの選手がペットパノムルン選手を優勢と見ています。ただ白鳥選手は身長も高いですしサウスポーなので、予想外の何かが起こるんじゃないかと思っています。なので個人的には50対50で半々と見ています」

――巷の予想ではペットパノムルン選手の方が優勢とされていますが、白鳥選手が勝ち上がってくる可能性もあると見ている訳ですね。

「白鳥選手が勝つ可能性も全然あると思いますし、普通のキックボクサーではなくサウスポーなので、ペットパノムルン選手が入って来たところに思いもよらぬフックをもらって、もしかしたら負けるのではないかという予想もあります」

――現時点でどちらの選手と戦いたいなど希望はありますか?

「白鳥選手とは1度対戦経験がありますが、トーナメントは何が起こるか分からないので、どんな試合展開になるかも予想ができません。ペットパノムルン選手は自分が引退する前に対戦したい選手でもあるんですけど、どちらが勝ち上がってきても良いです」

――もう片方のブロックについては決勝まで誰が勝ち上がってくると予想されますか?

「チャド・コリンズ選手かミゲール選手だと思います。トーナメントを勝ち上がる要素を持っているので、どちらかの1人になるんじゃないかと思います」

――そうすると準決勝でチャド・コリンズ選手とミゲール選手が戦うと、どんな試合になると予想しますか?

「決勝戦みたいに大きい戦いになると思います。まず1回戦目を早く終われるかどうかで、その日の展開は全く違うものになると思います。だからまだ分からないですね」

――今回の試合は通常のRISEのルールではなく、GLORYのルールも加味されたルールになると聞いています。ワンキャッチワンアタックではなく、GLORYの「首相撲は攻撃している限りそれが許される」というルールについてはいかがですか?

「もし1回戦でペットパノムルン選手かチャド・コリンズ選手が相手だったら、厳しい戦いになると思いますけど、ペポシ選手なのでそのルールについては考えていないです。準決勝でペットパノムルン選手に当たるようなことがあれば、そのルールに苦戦すると思いますが、1回戦ではそのルールに関しては考えていないです」

――これからペットパノムルン選手対策としての首相撲も練習していくわけですね。

「首相撲の対策は元々しています。あとは1回戦がペポシ選手なのでそこに照準を合わせています。ペポシ選手に勝ったら、その日に対策を考えます」

――ソンヒョン選手は過去に欧米系の選手と何度も戦っていますが、アジア系の選手と戦う時は何か違いはありますか?

「アジアの日本の選手は技術があってすごく速い印象で、欧米の選手に対してはRAONジムのスタイルがピッタリ合うと思っています。なので、自分が今までやってきた事を出せれば、欧米の選手とはすごく相性が良いと思います。だからそこの違いはありますね」

――それはフィジカルでも負けないという事ですか?

「もちろん自信はありますし、70kgの選手と戦ってきましたし、もっと大きい欧米の選手とも戦ったことがあるので、今回のペポシ選手に対してもそのイメージは描かれています」


――プロデビューしたのが2009年でキャリアが15年になりますが、このトーナメントが1つの集大成になりそうですか?

「今回のトーナメントが今までで1番大きい試合になりますし、トーナメントに出場する選手たちもすごいメンバーが揃っています。今回の試合が選手として頂点を取る、集大成になると思います」

――それだけ気合が入るという事ですね。

「デビュー戦のように気合が入っているので、その日を思い出しながら試合に挑みます」

――プロの戦歴が今で82戦ですが、勝ち上がっていくと85戦になります。近い将来100戦以上戦いそうな気配はありますか?

「100戦目は自分の中でふざけながら考えることはしていました(笑)。この先についてはトーナメントの終わり方次第で、もっと続けるかこれで終わるか決まると思います」

――このトーナメントについて、チームメイトのチャンヒョン・リー選手は何か言っていますか?

「トーナメントではなくても、試合が決まったらチャンヒョン・リー選手と話し合います。今回はペポシ選手と試合が決まったので、そこに照準を合わしてやり取りをしています」

――奥様からはどのような激励がありましたか?

「なかったです(笑)」

――どちらかと言うと、恐妻家のようなイメージがありますが実際はどうですか?

「いつもの僕は奥さんにスキンシップを自ら先にやるんですけど、ジムを運営してからはそれを疎かにしている部分があります(笑)」

――その辺りもケアして頑張ってください。

「がんばります(笑)」

――最後に今回のトーナメントでの活躍を期待しているソンヒョン選手とRISEファンの皆さまにメッセージをお願いします。

「日本人ではない外国人選手と戦うのが今回のRISEの大会で2,3回目になります。そのメンバーの中でも1番年上でベテランですけど、ファンの皆さんにイ・ソンヒョンっていう選手はこういう選手だっていう事をしっかり認識させるような試合にしたいと思います。皆さん是非応援よろしくお願いします」

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