2024年12月30日(月)神奈川・横浜武道館『K.O CLIMAX 2024』の記者会見が、11月27日(水)都内にて行われた。
龍聖(MAJESTIC/Team KNOCK OUT)が6月以来の再起戦。ISKA世界K-1ルールスーパーフェザー級(-59kg)王座決定戦3分5Rでブライアン・ガビオ(アルゼンチン)と対戦することが決まった。
龍聖は小学1年生でキックボクシングを始め、アマチュアで多くの経験を積んで2019年4月にプロデビュー。2021年10月にはKNOCK OUT-BLACKフェザー級初代王座に就いた。RIZIN、巌流島でも勝利し、2023年3月にはラジャダムナンスタジアム認定スーパーバンタム級王者ペットセーンセーブと対戦し延長戦でダウンを奪って勝利。6月にはチュームーシーフーにダウンを奪われるも延長戦で逆転勝利、12月にはファク・スアレスをKO。2024年4月にSBの川上叶に判定勝ちとデビュー以来の無敗記録を更新していたが、6月に久井大夢に判定負け。デビュー以来の無敗記録が「17」で途絶えた。
ガビオは龍聖と同じ23歳で、メインイベントチャンピオンシップ63kg級王座、ガラチャンピオンシップ63kg級王座を持ち、戦績は36勝(26KO)2敗。山口元気KNOCK OUT代表によれば「パワフルな選手で身体が龍聖よりもひと回り大きい。減量は大丈夫なのかと再三確認しましたが59kgで大丈夫だとのことでした。まずは計量をクリアしてもらわないといけない相手です」と、フレームの大きさに不安を残しつつもパワフルな強敵だと説明。
久しぶりに公の場に姿を現わした龍聖は「半年ぶりの復帰戦ということで。ISKAの世界タイトルマッチは魔裟斗さんや武尊さんが持っているのでやってみたいと思っていたので感謝です。でも、俺が欲しいのはこの白いベルトじゃない。目の前にいる小僧が持っている黒いベルトだから。白いのを獲って来年6月にやり返したい」と、まずは今回ISKAの世界タイトルを獲って久井大夢と来年6月にタイトルマッチで再戦したいと言い放った。
対戦するガビオについては「映像を見ました。殴り合いの選手でガードが堅くて、詰まっている感じでゴリゴリしていて。ファク・スアレスのもうちょっと速くて上位互換な感じ。戦績もいいので強いんじゃないかな。右フックと右ロー、右の攻撃に気を付けたい」と、スアレスよりも強敵だと評する。
この試合は3分5Rで行われることから、終了時間を気にする山口代表だったが、龍聖は「俺は気にせず丁寧にしっかりと、最初から行くとポカするので」とマイペースだったが「丁寧に行っても倒せると思うので左ハイで倒したいです」と左ハイキックでKOを予告した。
半年も試合期間が空いたのは「いろいろな理由もありますが練習はしていたので、自分が良かった時のことをいろいろと。改めて格闘技は攻撃をもらっちゃいけないとディフェンスと距離感を元通りに戻してきました。距離面を重点的に半年間やってきました」と、ズレてきたものを元通りにするために時間を使ったと明かす。
また、10月の『JAPAN MARTIAL ARTS EXPO PROLOGUE』でISKAオリエンタルルール・インターコンチネンタル・スーパーフェザー級王座決定戦で勝利した軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス)が、試合後に「みんなが期待している彼とも決まる思うので…龍聖、いつか僕が階級を上げるのでやりましょう」と発言したことへのアンサーを求められると「来年やりたいのはあります。俺としてはやりたいんですけれど、まずは場所かなという感じです」と、どこのリングでやるかが問題だと答えた。