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2024年12月31日(火) さいたまスーパーアリーナ『RIZIN DECADE』の第1部にて、RIZINスタンディングバウト特別ルール 153ポンド(約69.4kg)契約・2分8Rで対戦する、ライアン・ガルシア(米国)と安保瑠輝也(MFL team CLUB es)が11月26日(日本時間27日)、米国ロサンゼルス・ビバリーヒルズにて記者会見。その3時間後、ガルシアの試合をマネージメントするゴールデンボーイ・プロモーションズの最高経営責任者(CEO)で元世界6階級制覇王者のオスカー・デラホーヤ氏(米国)が、「まだガルシアの試合を承認していない」と指摘した。
日本時間の27日午前6時から行われたガルシアvs.安保の会見。屋外で行われた会見場には両者が登壇し、舌戦を繰り広げた。
その3時間後の午前9時、デラホーヤCEOは、「ゴールデンボーイ・プロモーションズはライアン・ガルシアの試合の独占的権利を有している。このイベントの主催者はそのことを認め、このイベントの開催には我々のサインが必要であることを文書で合意している。そのようなサインが出されていないため、今日現在、ライアン・ガルシアのイベントはありません」と投稿した。
Golden Boy Promotions has exclusive rights to Ryan Garcia’s fights. The organizers of this event have acknowledged as such and have agreed in writing that our sign-off is needed for this event to occur. As no such sign-off has been given, as of today there is no event with Ryan…
— Oscar De La Hoya (@OscarDeLaHoya) November 27, 2024
ガルシアは、2024年4月、アマチュア時代からのライバル、デビン・ヘイニーが保持するWBC世界スーパーライト級王座に挑戦も約1.4kgの体重超過、公開計量時のビール一気飲みパフォーマンスで物議を醸すも、試合ではヘイニーから3度ダウンを奪う判定勝利を挙げた。しかし、試合後にドーピング陽性で無効試合となり、ニューヨーク州アスレチック・コミッションから1年間の出場停止処分を受けている。
今回の試合も「エキシビションマッチ」とされ、公式記録にはカウントされず、認可されたボクシング試合ではないが、両者ともに2分8Rの真剣勝負であることを会見で語っている。米国ではFANMIOのPPVで49.99ドル(約7,630円)で視聴可能となる同試合は、果たして無事、行われるか。
11月20日の会見でRIZIN榊原信行CEOは、出場停止処分中のエガルシアのキシビション出場について「エキシには出られる。(マネージメントの)オスカー・デラホーヤにも了解を取っている」とコメント。
さらに、ガルシアのドラッグテストについても「します。僕たちはRIZINのドーピング規定に応じて粛々とやっていく。ライアンにもRIZINに上がる上でポリシーを守ってもらう同意を得ている。(陽性だった場合の)ペナルティはあります。試合後にドーピング結果がどうであったかアナウンスされますが、引っかかったら規定のファイトマネーを没収することになる。彼はこのまま何となく引退ではなくて、出場停止処分明けの試合のオファーも来ていて、復帰に向けて整えているので、(クリアする)自信はあると思う」としていた。
何とか無事に会見が終わりました!
— 榊󠄀原信行 Nobuyuki Sakakibara (@nobu_sakakibara) November 26, 2024
今回のライアンvs.安保は大晦日の第一部のメインとして実施しますが、この第一部はFanmioと言うアメリカの配信会社が共同プロモーターに名乗りを上げくれました。
彼らも気合いを入れて今日の会見を実施してくれましたよ。… https://t.co/YLXYXwXOd7 pic.twitter.com/km3KgMFwVw
大晦日のライアン・ガルシアvs.安保瑠輝也の会見は、米国ロサンゼルスに続き、ニューヨーク、ダラス、日本でも予定しており、今後、どんな展開を見せるか。