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【RIZIN】安保瑠輝也とライアン・ガルシアが会見でトラッシュトーク対決!「コイツはインチキ小僧。必ずぶっ倒すつもりで行く」(安保)「安保はここで終わりだ」(ガルシア)

2024/11/27 08:11
 2024年12月31日(火) さいたまスーパーアリーナ『RIZIN DECADE』の第1部にて、RIZINスタンディングバウト特別ルール 153ポンド(69.4kg)契約・2分8Rで対戦する、ライアン・ガルシア(米国)と安保瑠輝也(MFL team CLUB es)の記者会見が11月26日(日本時間27日)、米国ロサンゼルス・ビバリーヒルズにて行われた。  シャドーボクシングをしながら現れた安保はマイクの前に立つと「今回この試合をやるにあたって、ガルシアに直接俺の言葉で伝わるようにメッセージカードを書いてきたのでここで読み上げさせてもらいます」とすると、ガルシアに「聞いとけよ」と言い放つ。 「ガルシアの問題はお酒を飲んでプロフェショナリズムに欠ける問題を抱えていることだと思います。スポーツマンシップもリスペクトもない。それにも関わらず自分のことをキングと呼びます。試合の日、私は日本の武士道を彼に叩き込みたいと思います。この試合は名誉のための試合であってエゴのための試合ではありません。日本の真の武士道を彼に突きつけて、彼に見せつけてやりたいと思います」と英語でスピーチすると、メッセージカードを丸めてガルシアの足元へ叩きつけ「ファックユー!」と吐き捨てた。  続いてはガルシアのスピーチ。 「3カ月前に日本に行って、彼がパッキャオと試合をするのを見てきましたけれども、いまだに彼が誰だか私は知りません。そして興味もありません。ただ今回の機会、RIZINとFANMIOと一緒に仕事ができることにモチベーションを感じていますし、日本では素晴らしいイベントを作りますので大勢の人の前で試合をすることを楽しみにしています。  彼の先ほどのメッセージに対しての返答はファックユーになりますね。自分はいまだに彼のことを知らないし、パッキャオのことをKOしに行く姿勢が気に入らないです。まったくもって尊敬は出来ないので彼はキックボクサーだけれどもボクシングを教えてやります。  そして彼は初めての大舞台ということで小躍りしてちょっとモチベ―ションが高いようだが、自分にとっては普通のイベントになるので、普通にやってKOして自分は楽しみながら帰国したいと思う。とにかくこの小僧にしっかりと教えてやろうと思います」と挑発。  これに安保は「お前の方が小僧だ。まず大舞台で戦ったことないって、俺は50000人の前で戦ったこともあるし、お前が誰か知らんと言ってるけれど、お前が1年間出場停止処分を喰らっているからこうして日本で試合できるんやろ。まず感謝しろ。あまり調子に乗ってると蹴り回すぞ」と怒りの反論。  ガルシアも「今ここにはリラックスした感じで来てるけれど、今のコメントを受けてだんだん目が覚めてきたって感じだ。本当はフレンドリーな感じでやるつもりだったけれど、汚い言葉を使っているし、仲良くするつもりは全くないし、彼をKOする準備はもう出来ている。これはフレンドリーなものではなく真剣勝負だって気持ちになってきた」と、安保のトラッシュトークに腹が立ってきたとする。  安保も「俺は仲良くする気なんて毛頭ない」と、両者ともに喧嘩腰で会見がスタートした。ガルシアは安保がコメントしている間、携帯をいじったり、あくびや背伸びをするなどバッドボーイぶりを発揮していた。以下、会見での質疑応答(記者からではなく司会者から質問)。 [nextpage] どこがキングなの? フェイクやん(安保) ――パッキャオとの試合で安保はボクシングファンに対して何を証明したと思う? 安保「ボクシングファンに証明どうこう以前に、こいつは俺のことを誰か知らんと言っていますけれど、俺がこの試合に懸ける想いは、もちろんボクシングでもライアン・ガルシアといい勝負が出来る、むしろ勝てるとさえ思っているので、それを結果で証明して安保瑠輝也の名前を世界に轟かせます。お前、覚悟しとけ」 ――ライアン、安保とパッキャオの試合の感想は? ガルシア「安保の試合を見た。安保はあの試合で自分が名前を売るのに必死だった感じがするね。その気持ちが先行して、自分がリスペクトするレジェンドの大先輩に対してKOする気で戦っていたのがムカついた。今回はパッキャオよりも若くてスピードのある選手と対戦するので、まったくもってあんなパフォーマンスでは話にならないと思う。そして、MMAファイターであるショーン・ストリックランドにボコボコにされている動画を自分から上げていることも凄くダサいなと思う。MMAファイターにボコボコにされてるようでは話にならない。まったくもって問題にならないので、そこに期待してもらいたい」 安保「じゃあ、まずはお前がヘビー級のヤツと試合をしてみろよ。ヘビー級の人間と試合したことないだろ。決められた階級でそれをオーバーして試合に勝って、こんなこと(墓堀りパフォーマンス)してアルコール飲んで、それがカッコいいと? その行為のどこがカッコいいの? それでお前自分のことキングって言ってるんでしょ? どこがキングなの? フェイクやん、フェイクキング」 ガルシア「俺はパウンド・フォー・パウンドの王者を俺は倒しているし、お前はMMAファイターにボコボコにされている。そんなので自分に勝とうなんて思い上がりも甚だしい。お前は身長がデカいだけ。そして底上げブーツを履いてダサい格好しているただの変なヤツなので、本当の試合を俺が見せてやるよ」 安保「かかってこいよ」 ――ライアン、この試合のルールや体重設定をどう思う? ガルシア「この試合は日本でやるし、安保に少しでも希望を与えないといけないので今回は69.4kgで試合をやる。あと1Rは2分。2分は彼が一生懸命やれるであろうという希望を与えるために、こういったルールになっている。自分にとって2分はアマチュア以来やったことがないから新しい戦い方が必要となってくると思うが、世界タイトルマッチと同じような本気で準備して本気で試合をしに行くので素晴らしいものになるんじゃないか。明らかに安保はモチベーションが高くてやる気満々なので、それに自分も応えるような準備をしたいと思う」 ――安保、ライアンのスピード、彼の左フックにどういう対策をしている? 弱点はあるか? 安保「左フックのスピードに関しては世界トップレベルのスピードとパワーを持っている。そこは警戒しているし、俺もその左フックに合わせた攻撃を用意しています。弱点は、ここで言える範囲で言えば若さゆえの粗さ。勢いはいいけれど後半になればチャンスになると思うので、そのチャンスを突きたいと思っています」 ガルシア「英語で安保はアホだって意味だ」 安保「俺が英語でアホならば、お前は日本語でインチキ小僧や。ベイビー」 ガルシア「日本語でそういう意味とは知らなかった。ありがとう」 ――安保、パッキャオにKOを狙いに行ったのは尊敬がなかったとライアンは言っているが? 安保「自分のチーフトレーナーである中尾先生と、試合が決まった以上はエキシビションだろうがプロのエンターテインメントとして試合でしっかり決着をつけに行く。エキサイティングな試合をする、それがプロの仕事だと思っている。逆に倒し切れなかったことが悔しいと思っているくらい俺はあの試合に本気で挑んでいました。でもそれ以上に、今回の試合は必ずこいつをぶっ倒すつもりで行くのでさらに仕上げた強い姿でリングに上がります」 [nextpage] 確実なフィニッシュが見られることを約束する(ガルシア) ――ライアンに質問。格闘技のスーパーボウルとも言えるイベントに出場することをどう思っている? ガルシア「日本で戦えること、RIZINで戦えること、このような大きな舞台で戦えることは光栄なこと名誉なことだと思っている。ボクシングのキャリアを通しても日本で、こうしたイベントで試合をすることはないと思うので、生涯で一度の機会かもしれないので、この機会を作ってくれたRIZINとFANMIOに感謝しているしとてもモチベーション上がっている」 ――安保、この試合でどんな注目が集まると思っている? 安保「もちろんこの試合によるチャンスのデカさは自分が一番理解している。でも試合が決まったことだけで俺は満足していない。必ずいい試合を見せる、なおかつ倒す姿勢を見せる、そして必ずKOする。そういう姿を見せて俺は結果で世界に羽ばたきたいと思っているので、ただ会見で盛り上げて試合で見せないことはしないのでファイトを楽しみにしてください」 ――安保、自分が最後に勝者でいるという根拠は? 安保「安保瑠輝也だからです。日本のサムライスピリットを見せて必ずこのメッキを被せられたキングを退治するので日本の皆さん、アメリカの皆さん、応援お願いします」 ――ライアン、この試合ではどんな試合を見ることが出来る? ガルシア「ライアン・ガルシアの試合を見ると、必ずライアン・ガルシアが提供する試合内容が見られることを約束する。それは素晴らしいエキサイティングな試合、そして確実なフィニッシュ。それが見られることを約束する。そして安保はここで終わりだ。もうこの試合が終わったら、誰も安保について語ることはないだろう。自分が勝って、自分が次へ進むだけだ。大晦日は日本で遊んでたくさん楽しい想いをして、美味しいラーメンを食べて、ファンに挨拶をして、日本のファンは素晴らしいので日本を満喫して帰りたい。そういったものをライアン・ガルシアから期待できると思うよ」
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